苫小牧の植苗病院での自然療育プログラム、本年度二回目。 認知症、統合失調症、躁鬱症、鬱などの患者さん15人、病院スタッフ・理学療法士、看護師とねおすから4人で過ごしました。
50分程、雑木林を散策。今回は芽吹きの葉っぱを中心に色や大きさ、手触りを認識して頂くガイディング。小さな葉っぱを取ってきてお休み野外広場「山ちゃんカフェ」にてお茶とイチゴを味わいながらラミネートカードを作りました。
終わった後は病院スタッフからのフィールドバックを、T医師からは精神疾患者の支援の仕方についてお話しを頂きました。
だんだんコツが分かってきましたが、まだまだ経験の積み重ねが必要です。
主治医からは図書館に行ったりしなさいと言われ、行ってもみましたが、誰からの声かけもないような図書館にそのような機能はないと思いました。
閉じこもって歩くことも難しくなった夫と、まず駅まで一緒に歩き、駅まで歩けたら電車に乗って
大通り公園まで行き、噴水を見たり、弾き語りを聞いたり、雑踏に身を置いたり、店員と話をしたり、少しずつ社会に触れていきました。
当時はねおすに精神疾患者も参加できるプログラムがあればいいのにと思いましたね。
今では、精神科にもデイサービスがあり、社会復帰のプログラムもあるようですが、自然療育というものではなさそうです。
「精神疾患と自然療育」、対象者や目標が、私の想像することとは少し違うのかもしれませんが、社会復帰のために「人と自然」の力が降り注がれ、助けを必要としている人も多いことと思います。
今は、「そんなこともあったね」と、跡形もなくごくふつうの暮らしをしている私共です。
北海道自然健康倶楽部事業となずけています。専用ワゴン車に道具をつんで出張活動をするのが最終的な目標です。