高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

中空土偶

2021-11-21 00:40:24 | 日記

函館出張のついでというか、こちらの方がメインだったかもしれないが、茅部にある縄文遺跡で発掘された中空土偶(愛称はカックウ・かやべで発見された中空土偶だからついた名前らしい・・・)に会いにゆきました。 国の重要指定文化財です。なので日本各地への出張展示も多く、今日いるかいないかも確かめずに、ホームの函館市縄文文化交流センターに訪れました。

カックウは、このセンターがある垣の島遺跡からの発掘ではなくて、近くの農地でたまたま農作業にきていた女性が発見し、その後、そこが縄文人の墳墓地であったことがわかりました。 そしてその高台に縄文時代に6000年に渡って集落が見つかり、垣の島縄文遺跡として世界遺産になることを契機にカックウのホームであるミュージアムが建てられています。

垣の島遺跡には、竪穴住居が造られていた窪地が地面のあちこちにあるのですが、その復元を安易に行うことなく広い第ちのままに残しています。 縄文時代の早期から後期、約9000年前から3000年前まで、なんと6000年の期間も集落があったのです。今は、目の前は太平洋、うしろは山がひかえていますが、うっそうとした森はありません。 が・・、センター内の縄文人の想像生活ジオラマや絵画を見ると、この目の前に広がる広場に縄文の人々が日々暮らしていたことが、かえって想像しやすかったな。 

6000年もですよ!! 縄文人がひとつの集落で先祖代々脈々と暮らしていたのです!! 縄文人とアイヌは違うという学説もありますが、屈斜路アイヌのアトイは、「俺たちは縄文人の末裔だ」と断言しています。 アイヌの自然観は、縄文人そのものだと思うなあ・・。

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