今年はまだ蛇にであっていないなあ……。 この春から初夏にかけて、オオジシギ、ツバメ、カッコウが来ないなあと嘆いているアタシにとって、ヘビは苦手なのですが、それも現れなくなったら、それはそれで環境が心配だね。
近頃の子どもだからなのだろうか、実物の蛇をあまり怖がらないようだと感じている。スタッフが捕まえれば、多くの子が関心を持って触ろうとする。 昔はどうだったんだろうか・・、もっと怖がっていたんじゃあないかな。
それはたぶん、親や周辺の大人からの影響だったんだろう。 昔はもっと身近にヘビが出現していた。毒があるものもいたし、ニワトリの卵を取られたりして、大人にとっては嫌われ者でやっかいであったのだろう。その言動が子どもに「ヘビは嫌なもの、こわいもの」と、刷り込まれていたのかもしれない。 今の親御さんは本物のヘビはみるのは動物園の爬虫類園くらいなものだったろう。親も身近にヘビを知らないもんだから、怖いも気持ち悪いも感覚的にはないのかもしれないな。つまり、蛇への忌避感は後天的なものなのかもしれない・・。
自分を振り返ると、私の実家は鎮守の森がある神社のほぼ境内の一角にあったので、小動物はいろいろと現物を拝むことができました。 ヘビなんぞは、当時触れる子にとっては触れない子へのカッコウのイジメ道具にされたもんでした。 捕まえたアオダイショウを神社の石で捕まえた蛇の頭を叩き潰してその石の上に乗って殺す(すり潰す)ということをみんなでした(させられた)ことがありました。 石は一人ずつが乗れるようなものでしたから、順番にさせられるのです。まだ低学年だったアタシは、上級生にはやされてイヤイヤ乗るわけです・・・。 のたうち回る蛇の尻尾・・、今でもクネクネと動く蛇を見るとトラウマのようになっています。
で、数年前のこと。 校庭で椅子を出してミーティングをしていたところ、アオダイショウが前方からこちらに向かってくるのに遭遇しました。 明らかになにか目的を持って近づいて来ました。そのままなんと人の気配など感じないように会議テーブルのしたを通ぬけてゆきました。 その前方には、ニワトリ小屋が!!! その何日前から朝に産みたて卵が見当たらないということが続いていました。 ヘビは小屋の板壁に取り付き、その上方にあった破れた箇所の穴へ首を入れたのです!! 「こいつのせいだったんだ!!」
アタシは勇気を振り絞りました。 小屋にかけて行って、まだ全身を穴に入れていない尻尾を掴みました。そして引っ張りました。内部で屈折もしていたのでしょう。簡単に引き出せません。 ちぎれてしまうのではないかと思うくらいに力を入れてひっぱりました。 意外と伸びるものでしたが、 やっとのことで引き出して、 それを頭上で回転振り回して遠くに投げることに成功しました(絡みつきそうになって大慌てしましたが・・)
それから、子供たちの前でも、アオダイショウであれば捕まえられるようになりました。
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