高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

2015夏の長期村スタート

2015-07-26 20:37:52 | プログラム 子ども

本年も夏の長期体験村がスタートしました。40代から始めて私もすでに還暦。 たしか1998年、文部科学省の後押しで始まった子ども長期自然体験村事業。 より長期間の体験活動は子どもの「生きる力」を育むという調査結果を持って全国展開されました。 2週間以上が開催補助条件でした。 名乗り上げる地域や団体は少ないだろうと予想されたのですが、「地域活性策」と相余って、自治体系の団体の名乗りが数多く上がり、数年続いた同事業では多い夏は100箇所近くが実施していました。 その後、国の直接補助はなくなり、同じく文科系の補助金団体の補助制度が残りましたが、手続きや報告、利用範囲の限定があり現地側にとっては使いにくい補助制度となり、私どもでも補助金を頂くことはやめて、数年前よりは完全に独立採算制の利用者負担の活動に転じました。 それでも、当初より継続実施している事業は、全国でも数少なくなっています。 この長期自然体験村の流れをくむ夏の長期活動は、もしや、我々だけか?というほどの状況でしょう。

あれほど実施箇所が多かったにも関われず何ゆえに継続できなかったのか・・・??

ひとつには理念的な問題でしょう。 子どもたちにとってより長期の団体・生活・自然体験活動は明らかに、子どもの生活力を高めます。だから継続しています。

ふたつに、継続するための実施側の仕組みです。多くの大人、特に子供と直接関わる若者が関わらないと2週間、3週間のプログラムは、構成できません。 私たちは、内外の大学の実習生、国際的なボランティアネットワークなど複数のスタッフ確保のルートを作ってきました。

3つめは、宿泊施設です。 黒松内町との協働性の最もなのは、元小学校を宿泊体験施設として利用できていることだと思います。

本年も延で50名ほどの子どもたち、30名ほどの大人が参加します。 送り出していただいた親御様方、そして、この事業に参集している人々に感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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