高木晴光の 『田舎と都市との ・ 日々こうかい記』

「新田舎づくり」を個人ミッションとし、田舎と都市とを行き来する人生・仕事のこうかい(公開・後悔・航海)日記

自然学校の役割

2013-11-15 18:22:34 | 主義・主張

中国に自然学校を創るプロジェクトに関わっているのですが、そのテキストに載せるコラム草稿です。

私自身の自戒と奮起のために掲載します。

◆自然学校は新たな地域コミュニティの創出者、担い手

 人口3200人の小さな町に黒松内ぶなの森自然学校はある。海も近いが純農村地帯に立地している。大都市札幌からは車で2時間半かかる。農家は年々廃業するが新しい産業があるわけではないので人口は減り続け、子どもは少なくなり年寄りが多い過疎化地域でもある。このような地域が日本の各地に存在する。日本は人口減社会に突入しているが、都市への人口集中は続き郡部の活力が低下してゆく課題を抱えている。

 田舎に立脚する小さな自然学校は地域外から人を呼び込む交流事業を展開はするが、それにより経済性が高い産業を直接生み出し、工場のように数多くの雇用を生んではいない。しかし、交流創出は地域外から人を呼び込むことなので、そのために地域内にある自然や農林水産業・生活の営みから地域外の人々が関心を持つ様々な事象を見つけ輝かせ、それらを地域外に情報発信し続けなければならない。すると、必然的に地域の人に関わることになり、固定化してしまっている「地域内の人と人との関係性」の新たなつなぎ手となり得る。また人口減により地域の福祉、社会教育等の公共サービスをいかに確保するかは社会課題となる。自然学校は地域行政機関と協働し、例えば、高齢者や障がい者の健康づくり、療養やリクリエーション、公教育の放課後活動等の新たな担い手となれる存在でもある。

 自然学校が地域で人々が健康に心豊かに暮らすための社会サービスに寄与することは、ひいては「自然の中で人と人が関わり合い暮らせる地域というの「魅力」となり、それは対外的にも交流事業を創出する地域の基礎力となる。

「自然と人、人と人、社会と自然」のつながりづくりという自然学校のミッションを果たすことは、言い換えれば、新たな地域コミュニティを創出する仕事でもある。

***

アラカン世代として、もうひと踏ん張りしよう!!

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11月14日(木)のつぶやき

2013-11-15 04:50:12 | 日記

資本主義の権力者だけで秘密に進められるTPP交渉は実に非民主主義な行為だ。それは資本主義が崩壊終焉して行く過程に入ったとうことだ。そう考えれば、望むところだな。


「原発輸出やめて」 北海道新聞東京懇話会で安倍首相夫人 消費増税も異議(北海道新聞) hokkaido-np.co.jp/news/politics/…


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