熟年の文化徒然雑記帳

徒然なるままに、クラシックや歌舞伎・文楽鑑賞、海外生活と旅、読書、生活随想、経済、経営、政治等々万の随想を書こうと思う。

NHK BS改革というのだが

2023年11月05日 | 生活随想・趣味
   NHKが、12月から、BS放送が、「BS」と「BS プレミアム4K」の2本に再編成されるという。
  これまでの「BS1]と「BS P」が、1本に統合され、何らかの形で4Kの再編成で補うのであろうが、比較的上質で程度の高いチャネル3本のうち1本削除するのであるから、私には、改悪としか思えないのだが、NHKは、これまでの放送の幅や質を損なうことなく、オリジナリティ溢れる魅力的なコンテンツを揃えるとアピールしている。
   大宅壮一が、「1億白痴化」として揶揄したTVの大衆化と言うか、大衆迎合的な、どうでも良いような番組や放映が、NHKの地デジに続いていて、私の場合、特別番組やニュース以外は、BS放送を見る方が多いので、この改革には、少し失望している。
   イギリスに住んでいたので、BBCを見続けていたのだが、かなり、質が高くて内容にも重みがあり、せめて、公共放送として、NHKも、もう少し質を上げて、国民の民度の向上に寄与した方が良いと思っていた。

   ところで、我が家のリビングのTVは、まだ、4Kは見られないので、4K放送は、私のパソコンのTVで見て録画をしている。別に違和感はないが、地方によっては、BS放送が受信できなかったり、受信できても4K放送を見るためには、それなりの受信装置が必要となり、一般向きではない。
   東京の首都圏に生活していて、何不自由なく近代的な最先端の生活水準にドップリ浸かっていると、偶々地方に出かけて、交通機関が殆どなく、ローカル紙ばかりで日経など読めなかったり、銀行も普通にある筈のメガバンクがなかったり、文明生活の落差の激しさにビックリすることがある。このことを考えれば、電波で可能なデジタル環境の整備は、全国一律が必須であり、NHKも、全国ベースでのサービスを心がけるべきであろう。と思う。

   ところで、NHKのニュース番組は、「キャッチ!世界のトップニュース」と「国際報道 2023」を、必ず見ることにしている。
   前者は、少し前からBS1から総合1に鞍替えされ、後者は現在BS1だが再編成でどうなるのか、尤も、今でも総合1で再放送されているので、いずれも地デジで見られるので問題ない。
   日本の国内のニュースは、TVでも新聞でもインターネットでも溢れているので知る機会は多いのだが、国際ニュースとなるとグッと減って質が低下するので助かっている。
   20世紀後半までかなり平安無事であった国際環境が、21世紀に入って激変、
   最近では、ウクライナで信じられないような戦争がロシアの暴挙で勃発して、燻っていたパレスチナ・イスラエル紛争の火薬庫が再び爆発して、宇宙船地球号が燃えている。
   支持率が30%を切るか切らないかの政権に安住して、太平天国を決め込んでいる平和ボケの日本人、
   悲しいかな、火の粉が飛び散ってきて、いつ、生命線を絶たれるかも知れない危機をどう乗り切るのか、無知ではおられないと言うことである。
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