県内屈指の剣道場として知られる加茂郡八百津町の「明珠館」が、2月上旬に閉館していたことが14日、分かった。館長だった男性(63)は「一身上の都合」と道場生の保護者に説明しているが、道場関係者によると、出稽古(げいこ)にきた大学生ら女性2人から「元館長から性的被害を受けた」と告訴されたのが閉館理由という。これを受け、県剣道連盟は元館長の会員登録抹消も検討している。
関係者によると、元館長は昨年8月、愛知県内の大学の剣道部が同館道場で合宿した際、一緒に酒を飲んでいた大学生ら女性2人を別々に誘い出し、道場内で性的行為に及んだ。2人は加茂署に相談した上で岐阜地検に告訴。元館長は「合意の上だった」と反論しているという。告訴を受け、県警が捜査している。
同館は1981(昭和56)年設立。閉館直前の小中学生の道場生は約80人で、2003、07年の全日本少年剣道練成大会で優勝している。元館長は段位7段で、数年前から県剣道道場連盟副会長を務めていた。剣道と教育に関する著書もある。
この事態を受け、県剣道道場連盟は2月に緊急理事会を開き、明珠館の除名処分を決定。県剣道連盟も4月の総会で、元館長の会員登録抹消と段位はく奪について話し合う。同連盟の野林洋理事長は「身内の不祥事で迷惑をかけ申し訳ない」と陳謝している。【岐阜新聞WEB 2008年03月15日08:43】
我が家の息子も、昔、子供の頃、地元の道場に通わせていた事があった。剣道は、単に武道を通して身体を鍛えるだけでなく、人としての礼儀作法まで、メンタル面の教育をトータルでカバーしてくれる場として、親らの期待も大きい。また道場は、一般的に中央に「神棚」が設置される事が多く、社には神様が恭しく祭られている。。
それはさて置き、記事の件は、今から半年も遡る昨年の8月に起きた。酒が絡んだものとはいえ?神聖なる道場で、責任者と女子大生が○○○をしていたというのだから?・・まさに驚天動地・・道場生も、その親も、絶句したに違いない。。
記事によれば?この館長は、数年前から「県剣道道場連盟副会長」を務めていたとされ、全国大会でも優秀なる成績を収めていたとされる。憶測だが、それを煽てられて?その気になって舞い上がってしまったに違いない。。
この種の事件では、今年の1月、東京福祉大学の「総長」が、部下の女性教師や職員に「わいせつ行為」を働き逮捕されるという事件があった。(1月22日の私のブログ参照) 男の場合、一口に、どんなに立派な人でも?下半身の人格は別ものという人は意外に多い。この館長も「魔が差した」のだろうか。兎も角も道場は閉鎖された。どうやら「一身上の都合」という事情らしいが、まあ?他に言いようもないわな?・・・。。
それにしても?告訴を受けて、この館長。今では二人は「合意の上だった」と反論しているようだ。しかし合意だったとか合意じゃなかったとかは?・・私に言わせれば?そんなモンは「枝葉末節」の部分であり、「二の次」でよいのだ。問題は神様が見つめておられる「神聖な道場」で、あなた方は「何をやってたのか?」なのである。お国歌舞伎じゃ有るまいし、神様にそんなものを見せんでええ!。。
当人にしてみれば?今後の裁判の事があるから?そう弁明せざるを得ないのだろうが、少なくとも?かっては県の「剣道道場連盟副会長」という要職を務められた方だけに、肝心の部分を、スッ飛ばした弁明に走られるのは?・・些か腹立たしくもある。これではイチジク館長だ。。(ーー;)