俳優の榎木孝明さんが30日間、水以外を摂取しない「不食」を続けていることを記者会見で発表し話題になっていますね。こういう有名人タレントがカミングアウトすると一般の人にも「不食」が知られることになり、大衆啓蒙としてはいいのですが、マスコミではどうしても奇異なもの、宗教?というような扱いになってしまうのが残念です。
さて食べない弁護士と言われる秋山佳胤さんの本です。
誰とも争わない生き方~人生にも魂にも善悪はない~ 秋山佳胤 PHP研究所 2013年11月発行
この方は水さえも飲まない「完全不食」の人らしいです。現代の科学、医学では説明つきません。もう、仙人レベルの人なんでしょうが、職業が弁護士という訴訟、争いごとの世界に身を置いて、それで「誰とも争わない生き方」ということをおっしゃっています・・・
まず、問題を問題視しない。
問題は「自分が」問題視するから問題になるのであって、問題視しなければ問題として存在しないんですね。その他、過去を変えることはできる。魂の世界に争いはない、など精神世界の本をいくらかでも読んでいる人には理解可能な内容が大半ですが、後半はこの方の感じている内的世界が書いてあって、あらためてすごい!と思いました。
疑問や問いが浮かんだ時に、頭で考えるのではなく、そのことにじっとアクセスすると「答え」が勝手にダウンロードされるのだそうで、自在にアカシックレコードにアクセスできる、そんなレベルの方なんだと思います。
この本には「不食」についてはほんのちょっとしか触れていません。この方にとっては「不食」はもうあたりまえのことであって、ほとんど意味がないようです。「不食」は健康法的なものではなく、こういう精神レベルに達するための過程としてあるもののようです。