ちょっと今までとは毛色の変わった本を読みました。不世出の武術家、佐川幸義について弟子である木村達雄氏がつづった本。
透明な力 講談社
合気修得への道 合気ニュース 著者 木村達雄
筑波大学数学系教授として学問の道をきわめる一方、大東流合気武術佐川幸義師範に就き、合気の道をきわめること20年。著者が語る数学研究と合気修行人生
まず、写真の異様な状況に驚かされます。達人はまったく力が入ってないのに、弟子のほうは異常な反応をしています。
筋力ではないチカラによって、90歳を超えても、亡くなる前日まで若い屈強な男をポンポン投げ飛ばしてしまう・・・
漫画のなかの出来事のような、こんな人物が本当におられたんですね。
私は合気というのは「気」という字から気功の「気」の延長のように思っていましたが・・・
この達人の使う合気はそういうエネルギーとはまた次元が違うもののように感じました。
アトランティスの時代にピラミッドの石を飛ばしたような、重力さえも超える「意識の力」とでもいうような、そういうものではないかと思います。
自分の知らない世界の入り口を垣間見たワクワク感を感じる本です。