気の向くまま日記

とある凡人の日常から~
日常の生活のなかで感じたこと
日々の写真、食べ歩きなど気の向くまま綴っています。

食べない人たち

2015年04月24日 | 最近読んだ本、観た動画

去年の秋、この本の存在を知ってすぐに図書館で予約したのですが先約が30くらいあり、半年待ってようやく手元にやってきました。



食べない人たち   マキノ出版
 秋山佳胤 森美智代 山田鷹夫 共著

「不食」は断食とは違います。断食は一時的に食べるのをやめることによって健康を増進させようとする手段であり、「食べる」ということが当たり前の前提としてあるのに対し、「不食」は食べなければ死ぬ、という思い込み(固定観念)から完全に解き放たれた状態で、「食べない」ことが当たり前の状態です。

人間の可能性というものはここまであるのか、と驚嘆する本です。
共著の三名の方に共通するのは、修行、苦行としてやっているのではなく、楽しんでワクワクしてやっておられることです。
小食⇒一日一食⇒微食⇒不食 と時間をかけて無理なく楽しみながら進んでいかれたようです。

食べなくなればなるほど、体調も良くなり、頭もスッキリし、悩みも無くなっていく・・・
食べることに費やされていた膨大なエネルギーが浮いて体力も増進する。ただ食べることに使っていた時間がまるまるいらなくなるので、暇を持て余すことが唯一の悩みといえば悩みらしいです。

以前このブログでリヴィング・オン・ライト オーストラリアのジャスムヒーンさんという女性の「不食」を紹介しましたが、私はこの時はまだ彼女は特別な存在のように思っていました。しかし今回この本を読んで、日本人にも複数の不食の人が出てきていることを知り、世界中にも増えてきているということで、自分たちにも可能な、そしてこれからの人類の進むべき道のように思えてきました。

食糧問題は一挙に解決です(笑)
食べなくて栄養は大丈夫なの?最低必要カロリーを採らないと衰弱するんじゃないの?水だけは飲まないと生きられないはず!
など、頭で考えて疑問を呈する人は、頭からできないです(笑)
考えたら「不食」はできない。ということです。
やってみよう!と体験すること、そして我慢しないこと、「食べたい」という要求が出たら食べたらいいそうです。時間をかけて体験を続けるうちに「不食ハイ」の状態を味わったらやめられなくなるそうです。