今日、6月1日は「衣替え」の日。
しかし、例年にない暑さで「衣替え」を早めた学校や企業も、多かったのではないだろうか?
先週には、JRの職員さんが熱中症のため、職務中に倒れるという出来事も起きている。
夏になると、様々なトラブルが起きてくる。
日焼けなどは、女性にとっては大敵。最近では、年間を通してUVケアを怠らない女性も、いらっしゃると思う。
もう一つが「虫よけ」かもしれない。
今年は随分早くから「デング熱」の媒介となる、やぶ蚊対策を謳うドラッグストアのチラシ広告を見ることが多く、これも地球温暖化の影響か?と、感じていた。
そんなこともあってのことだろう、今日の朝刊の2面に小さいが「なるほどね」と思う広告が掲載されていた。
その広告とは、防虫剤などを製造・販売している「フマキラー」の広告。
フマキラー:「命のそばに」プロジェクト
プロジェクトのタイトルだけを見ると、「大げさな」という気がするが、内容を読むと決して大げさな感じではない。
そして「なるほど」と思う理由は、フマキラーという企業の持つ「使命」をこれまでとは違う視点で、訴求しているからだ。
随分前に、朝日新聞社が一般の方を対象とした広告大賞を紹介したことがある。
この時紹介させていただいたのは、大日本除虫菊(=金鳥)のイメージ広告だった。
この↑広告でも、訴えている通り熱帯の途上国の人たちにとって、蚊などを媒介とした感染症に罹患する、ということは「命に係わる問題」なのだ。
一つは衛生面などの問題が大きいのは、ご存じのとおり。
アフリカなどでは、殺虫剤をしみこませた「蚊帳」が、健康のために必需品といわれている。
そう考えると、今回のフマキラーの「命のそばに」プロジェクト、というのは決して大げさなことではない、ということがわかる。
まして、昨年の晩夏には東京の代々木公園で撮影をしていたアイドルが、「デング熱」にかかり話題(と言っては失礼だが)になった。一時は公園そのものが立ち入り禁止となるほどの、出来事だった。
今や日本でも熱帯地域で起きていた?害虫を媒介とした感染症は、よそ事ではないのだ。
そして、このプロジェクトでも取り上げている外来害虫の脅威も、ますます高くなっている。
「殺虫剤は嫌な虫を殺すもの」ではなく、衛生面で問題のない日本でも環境の変化によって「命を守るもの」になってきているのかもしれない。
その視点で考えると、「殺虫剤」という商品のこれまでとは違う視点が見えてくる。
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