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女性マーケターから見た日々の出来事

日常に潜む狂気-最近の事件-

2005-12-02 21:08:01 | 徒然
広島での、小学1年生女児殺害というショッキングな事件が解決したかと思ったら、今度もまた、小学1年生女児が殺害された。
今度は、複数の刺し傷がある上遺体を全裸にして遺棄したようだ。

この二つの事件の共通点は、通学路を狙われた犯行ということ。
本来なら「安全」であるはずの、通学路を狙うというのは・・・。
私が小学生だった頃とは、時代が違うにしても「歯車の狂った社会」という気がしてならない。
昔から、「変な人」というのはいた。
でも、様々な人が目を光らせて「変な人」から、子供たちを守ってきたように感じる。
それは大げさなものではなく、近所の人達が「学校の帰り?」とか、「早く帰りなさい」といった、日常的な会話から守られていたように思う。
今のように昼間の在宅率が悪くなっていることを考えると、そのようなことは無理なのかも知れない。
だからといって、父母・祖父母の送り迎えやアメリカのような車での送り迎えが当たり前になるのは、やはり異常な世界のように思える。

とすれば、どうすればいいのだろう?
「地域コミュニティー」の復活だろうか?
名古屋でも、少子化により小学校の統廃合が進んでいる。
となれば、当然子供たちの通学路は長くなる=学校が遠くなる。
統廃合された学校の跡地や旧校舎を利用して、高齢者のコミュニティー・ステーションを作り、そこを子供たちもイブニングスクールのようなカタチで利用し、自宅近くの高齢者と一緒に帰るというシステムは出来ないだろうか?

このように、日常的に狂気が当たり前に潜む社会から子供たちを守るための知恵が、必要な気がする。

そして、日に日に拡大している「耐震強度偽造事件」。
最大の被害者は、マンションを購入した人やホテル主だろう。
特に、マンションを購入した人にとっては、退去勧告や退去命令などが次々と自治体から出されるのに、代わりに住む家もない状態だ。
売主である企業は、「瑕疵担保責任」ということを盛んに言っているが、マンション購入者からすれば、30年近く支払う住宅ローンの返済などで、頭が一杯担っているはずだ。
であれば、金融庁なども「欠陥品と分からず、購入契約を結んだ」コトに対して、ローン契約そのものが、成り立つのだろうか?という検討をしても良いのではないだろうか?
そのくらいのことを、国交省だけではなく財務省なども検討しなくては、救済できないほどの問題なのではないだろうか?

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