先週末、米国の新大統領トランプ氏の大統領就任セレモニーがあった。
既に、ニュースなどでご覧になられた方も多いので、その詳細をUpする必要はないと思う。
例えば、就任演説ではこれまでの大統領が言葉にしなかったような「殺戮」などの言葉を、多用したといったことだ。
トランプさんにとって「攻撃は最大の防御なり」という、手法での言葉遣いだったのかもしれないが、あのような格調高いセレモニーの場での言葉遣いとして、ふさわしかったのか・・・?
スピーチライターさんの意図的なコトも含め、「トランプさんらしい」演説だったのかもしれない。
オバマさんが就任した時も、夫人のミッシェルさんのファッションについて、拙ブログで書かせていただいた。
同様に、今回もトランプ夫人のセレモニーのファッションについて、少し書かせていただきたい。
今回トランプ夫人が選んだ服は、ラルフローレンのデザインだった。
写真ではよくわからないが、季節的なコトを考えればカシミアなどの素材だったのでは?と想像している。
スカイブルーのシェイプされたドレスと、同じ色のボレロ風のショールカラーの上着は、さすがに元モデルさん、よくお似合いだったと思う(ただ、個人的にはあのようなデザインは30代までで、40代を過ぎると相当お腹(あたりのぜい肉)が目立つ!ので、私には着られないと思っている)。
デザインを担当したラルフローレンは、もともとメンズのデザイナー(というよりも、スタートはネクタイなどの小物デザインからスタートしている)なので、レディースのデザインとなると他のデザイナーとは印象の違うデザインが多いという印象があった。
同じ米国のデザイナーであるカルバン・クラインに比べると、エレガントさという点ではどうなのかな?という印象を持っていた。
カルバン・クラインよりももっと若い、マーク・ジェイコブスやトム・フォードのようなデザイナーであれば、もっと違ったファッションだったのでは?という、気がしている。
残念なコトに、マーク・ジェイコブスはトランプ夫人へのデザインや衣装の提供を拒否していたし、トム・フォードについては不明だが、トランプさんが好きそうなデザインではないような気もした。
なんとなくだが、マッチョなアメリカ白人男性(=夫・トランプ氏)の好きなデザインだったのかな?という、印象なのだ。
ファッションそのものは、悪いわけではないし素敵なデザインを着こなしていたと思う。
何よりファッションは、自由であるべきだと思っている。
ただ「自由」なだけに、選ぶ人の意思とか思いが現れるのも、ファッションなんだと思う。
その視点でトランプ夫人のファッションを見た時、「夫好みの女性」(を演じている)という、やや古い時代の女性像を表しているような気がしたのだった。
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