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大臣適齢期って???

2014-09-01 19:09:16 | 徒然

先週あたりから、「安倍政権の第二次内閣」が話題になっている。
ご存じの方も多いと思うが、最初のニュースで取り上げられたのは、石破幹事長。
新しく創設する「安保関連の大臣」要請を、石破さんが「集団的自衛権についての考え方が違い過ぎる」という理由で、断った、と言うのが始まりだったと思う。
その後、「女性大臣を5名任命する」などのニュースが飛び交う様になってきた。
そしてその組閣が明日・明後日にも行われるようだ。

組閣のニュースと同時に耳にする様になったのが「大臣適齢期」という言葉だ。
「大臣になるにも適齢期」というモノがある、と言うのは知らなかったが、どうやら当選回数で「適齢期」が決まるようだ。
どうりで、日本の大臣になる方たちには「若い議員」がいないはずだ。
今回も役50名が「待機」していると言う。
その50名の中には、女性議員が少ない為「女性大臣を5名」にすると、外れてしまう「男性適齢期議員」も出てしまい、反発も出ているらしい。

この様な「適齢期議員」さんの中にも、大臣職務が全うできる方ももちろんいらっしゃると思うのだが、中には「???」と言う方もいらっしゃるのではないだろうか?
「問題発言」をされた議員さんも後を絶たず、中には「私にはよく分からない」という趣旨の発言を、大臣という立場でありながら平然とされた方もいらっしゃる。
過去の社会経験とは全くかけ離れた大臣に選任されたコトで起きた、「何だかな~~~」という発言だった。

そう考えると、「適齢期議員」さんだけでは無く、議員になりたい方は常日頃「部会」という場で、「プレゼンテーション」をしっかりしている方を、部会と関連した大臣として選任した方が良いのではないだろうか?
「プレゼンテーション」というと、自己PRと勘違いされそうだが「部会」という場で、真剣に「どうしたら良いのか?」ということを真剣に話合い、意見を述べ合うと言うこと全体を「プレゼンテーション」と考えれば良いと思う。

そうなると、「部会」そのものが、時の社会状況や政治状況で「人気・不人気」というコトがでてくると思う。
バブルの頃なら「建設・国土」などの名前が付く「部会」だっただろうし、今なら「福祉・教育・医療」というところだろうか?
そんな「人気部会」を渡り歩いていたり複数の「関連性の無い部会」に入っている議員は、「大臣候補」としては論外で、長い間同じ部会の中でキチンと活動をしてきた議員を「大臣候補」とすべきだと思う。
そうでなければ「大臣」そのものが「お飾り」で、実際の政策や法律の改正などの原案は「官僚」がやっている、と言うことが続いてしまう。
確かに「大臣」といえども、議員である限り「選挙」で落選すれば「ただの人」になり、「大臣」だった頃に起きた問題の責任をどうするのか?と言う問題は出てくるが、「責任」があるからこそ一生懸命に仕事をされるのではないだろうか?
議員さんたちが「無責任」というコトを言っている訳では無く、「大臣適齢期」なる基準をあてにして議員をしている、と言うその姿勢が問題だと思う。