日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

幸多き年となりますように

2008-01-01 13:47:59 | アラカルト
明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。

昨年は「露」になった年でもあった。
「露」となったのは、官僚たちの企業癒着から起きる様々な問題であったり、企業エゴによる「偽装」などだ。
経済という視点でも「サブプライムローン」や原油や穀物の高騰などの理由は、実態経済とは大きくかけ離れた、投資目的によるモノだ。
その割を食っているのが、実体経済の中で生活をしている人たちということになる。

マーケティングの仕事を始めた頃、ご指導を頂いていた大学の先生から紹介をされ、拙い文を企業向け小冊子に書いたことがある。
その文に「カラフルな社会になれば良いな~」と言うことを書いている。
そしてその思いは、今も変わらない。
「カラフル」と言うのは色の事を指しているのではなく、「人の個性や考え方、生き方などが自由になる」と言うコトだ。
「価値観の多様化を認め合える社会」と言っても良いかもしれない。
実態経済の中で生きている人たちが、「虚」に惑わされる事無く、多様な価値観の元で人としてノビノビと生活できるようなコトだ。

今は「虚」の経済がもてはやされ、あたかも経済の中心となっているように思える。
でも、今年からは「実」のあるシッカリと地に足をつけた生活者が中心となるような年になって欲しいと思っている。
雨の日ばかりではない。晴れの日もあるし、雨がやんだ後にかかる虹には希望を感じるコトもある。
豊かな実りのためには、地にシッカリと水を貯め、葉を大きく広げる力が必要だ。
それが今年となれば・・・と思っている。

どうか今年もお付き合いの程、よろしくお願いします。