北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

素敵イタリアン『甜蜜生活』・・・の店内には不思議オブジェ

2012-08-31 21:29:58 | 北京暮らし もぐもぐ編 各国料理

ちょっと前の話ですが。

 

イタリアンレストランへ行ってきました。

『LA DOLCE VITA』   ちなみに中国名は直訳で『甜蜜生活』。

 

 

このレストラン、前回の滞在時も行ったことがあり、当時も人気がありました。

最近の北京は各国料理の店がぼっこぼっこ出来ているので他にも美味しいお店があるのだろうけど、家からも近いこのお店、気軽に食事するにはぴったりです。

 

 

陰気くさい・・・じゃなかった、照明を落とした落ち着いたスペースと、天窓のある明るいスペースがあり、せっかくの晴れた日のランチなので天窓のほうを選んだら。

 

 

 

光合成できそうなくらい明るかった。極端だ・・・

 

 

席につくと、これでも食べてお待ちくださいなとパンを出してくれたので、それならばと。

 

 

 

赤いの、注文。

 

 

 

続いてサラダも来たので。

 

 

 

白いのも注文。

ここで、ボトルにするか激しく迷う私たちだったのですが、ぐっとグラスワインでこらえた姿に大人の落ち着きが見られたとか見られなかったとか。

 

 

他にいただいたのは。

 

 

私たちの中で、お店のレベルをはかる基準となるカルボナーラ。

 

 

 

エビがごろっごろ入ってたトマト風味のリゾット。

 

 

うん。

どれも美味しい!

そしてワインも美味しい! やっぱりボトルにすればよかったかも。(←大人の落ち着きはどうした?)

 

 

さて。

 

 

 

店内はこんな感じ。

壁にはイタリアを舞台にした映画のシーンが飾られ、北京のあんなゴチャゴチャとかこんなワチャワチャを忘れさせてくれる素敵空間なのだけど、とあるオブジェがぐいぐい私たちを現実へと引き戻したのでした。

 

それは。

 

 

 

 

・・・あんた、誰?

 

 

 

ハトを踏むな、ハトを!

 

 

これらを横目にもぐもぐタイム。 

ちょっとドキドキしないこともないけど、気軽に行けるイタリアン。お気に入りです。


トイレはトイレで! よろしくお願いします!

2012-08-30 22:13:28 | 北京暮らし 中国のひとびと

今朝起きて窓の外を見たら、一瞬雲の中にいるのかと思ってしまいました。

 

 

空気真っ白。

雲の上~とかメルヘンなこと言ってる場合ではなく、絶賛大気汚染中の北京の朝です。

 

ちなみにこんな光景にもかかわらず天気予報は『晴れ』。

太陽はどこやねん! 太陽を出せ! 太陽を!(残念ながら汚染に埋もれてます・・・)

 

 

 

・・・とまあ、しょっぱなから残念ネタだったので今日はこの路線で。

 

 

 

北京の歩道はたいてい、

 

 

 

こんな風に木が植えられているスペースがあるのだけど、私、絶対この写真の人達みたいに腰かけたりしません。

 

だって・・・。

 

 

 

ここは、お子ちゃまたちのトイレスポットなんやもんっ!!!

 

 

 

以前もご紹介しましたある地下鉄駅の銅像でわかるように、

 

 

今でも小っちゃい子のパンツはぱかっと割れていて、どこでもトイレOK状態になってます。

ちなみに、ぱかっと割れてないぱんちゅでも、さくっと下ろしていつでもどこでもトイレタ~イム!

いやぁ、便利便利。

 

 

・・・なのは、その親子だけ。それを目にするこちらの身にもなってほしい。

(とは言え北京の人々は、その光景を当たり前のものと受け止めています。その平常心、私にもわけてくれ)

 

 

こういう残念トイレシーンはたいてい、こういう土のある所とか、マンホールの上とか、排水溝とかで目撃されます。 なので。

 

 

地面に不自然な液体の跡があれば、絶対に近寄らない。

 

これ、私の中の鉄則です。

 

 

 

まあ、6年前に滞在していた時は、建物、たとえば空港などでも平気でトイレタイムが始まり、当たり前のようにそれをモップで拭く清掃員がいたし(もちろんそのモップで掃除は続けられるのだった)、さらに驚愕だったのは、日本→北京のJAL機内でなぜか、

 

 

子供が赤い洗面器に用を足していた。

 

 

すぐそこにあるやろ、トイレ!

そもそもなんで赤い洗面器を持ち歩いているのかが疑問。

それを手渡されたJAL添乗員さんの表情、忘れられません・・・。

 

 

 

 

こういう思い出(?)に比べたら今の北京はずっとマシと考えるべきか???

 

  

 

 

ところで昨年秋。

 

 

北京では『北京精神』というのが制定されました。

街中のあっちこっちで目にするこのスローガンなのだけど、この4項目うんぬんよりも「トイレはトイレで!」っていうのを是非とも入れてほしい。

 

 

 

ちなみに、天安門広場の大きな掲示板にも北京精神がど~ん!

 

 

なかでも。

 

 

『愛国』は北京精神の中核をなすようです。

 

 

そんな『北京精神』ですが市民の間からは、「北京精神といえば、“渋滞”“多すぎる役人”“砂埃”“だらだらおしゃべり”やろ」みたいな冷めた意見が出てるとか。 

誰でもいいから、「どこでもトイレは絶対ダメ!」という熱い意見を出してください。 いやいやほんま、よろしくお願いします。

 

 

 

にゃおはんは、ちゃ~んとトイレを使える良い子。


『中国国家博物館』 展示品は突っ込みどころ色々?

2012-08-29 21:53:27 | 北京暮らし おでかけ編

昨日のつづき。

老師の解説付きでまわった『中国国家博物館』。

 

『中国の貨幣の歴史』では、貨幣の形に見る古代中国、貨幣の質からわかる時代ごとの政治と経済、そして紙幣や銀貨の登場とその理由・・・など、お金1つからこんなにいろんなことがわかるの~!?とわくわく。

 

 

 

お金が大好きになりました。

 

 

・・・まちがい。

お金の歴史が大好きになりました。

 

 

 

『玉(ぎょく)』のコーナーでは、古代は高貴な人だけが玉を通して神様と対話していたとか、お墓にどんな玉を入れたとか、玉からわかる古代の思想とか。(トラに食べられてにっこり嬉しそうな玉細工にはドン引きデスガ・・・)

 

 

そして。

 

 

 

大英博物館から期間限定でやってきた作品も展示される『磁器』のコーナー。

ここ、何が面白かったって、中国人のイメージの中の西洋、あるいはその逆で、西洋人のイメージする中国が、磁器の絵として残されているところ。

たとえば。

 

 

このお皿。

真ん中の2人。どう見ても東洋人。でもその上にはなんかいますよね。

いったい何を表現したのかわかる人、手あげて~!

 

 

正解は。

 

 

 

イエス・キリストが洗礼を受けるこの絵がもとになってるらしい。

 

 

 

・・・ん? イエス・キリスト?

さっきの絵の中に、それらしき方は・・・?

 

 

 

 

いました。左の彼です。

 

 

 

 

・・・って、別人やんっ!!!

  

 

 

 

気を取り直して説明しますと、中国の磁器に魅せらたヨーロッパの人々は、「こんな絵柄で・・・」とリクエストして作品を作らせたそうなんだけど、いかんせん当時の中国人はヨーロッパに関する知識が乏しいため、こんな作品が残っているのだとか。

 

 

ほかにも、ルイ14世だと言われる人形があるんですが。

 

 

 

 

 

めっちゃ中国人やんっ!!!!!

(注:カツラかぶったコントではない)

 

 

 

まあ当時、知識が乏しいのはお互い様。

ヨーロッパで作られたこちらの茶器。

 

 

 

磁器の素材はチャイナなんだけど、デザインはヨーロッパ風。

この絵、一見東洋の人々なんだけど、左のおばちゃんなんて・・・。

 

 

 

 

めっちゃ鷲鼻。

魔女か?

 

 

 

ヨーロッパへと広がった中国の磁器。

輸送の途中に壊れた部分を直したり使い勝手が良いようにアレンジされ、

 

 

 

これは下の丸い部分に、勝手に別の蓋と金細工をほどこしたのだとか。

 

 

そのうち、中国が政治的に混乱状態になると磁器も簡単に手に入らなくなり、それやったら自分らで作ったろやんけ!ということで盛り上がったヨーロッパは独自に磁器の技術を高め、 

 

 

 

 

形はチャイナ、でも模様はヨーロッパ・・・みたいなものから始まり、独自の発展を遂げたのでした。

 

一人で見ていたら素通りしてしまうような展示でも、説明を受けたとたんに一気のその作品のもつ意味が伝わってきて、いやぁほんとに面白い。(散々ツッコんでおいてこんなこと言うのもなんだけど)

 

 

 

それにしてもこの博物館。

とにかく広い。

 

 

 

こちらはど~んと仏教関連の展示。

 

 

 

こっちは青銅器。

 

 

色々見て歩いたらおなかがすきました。

というわけで。

 

 

 

もぐもぐタイムです。

 

今日は先生と一緒だったので、特別に博物館の食堂で。

 

 

 

 

こぎれいだけど、なぜ食堂に提灯が・・・?

 

 

 

ちなみにここはバイキング形式。

私たちは12:00過ぎに来たのだけど、信じられないことに既に残りわずかに。(みんな、11:00オープンと同時に一気にやってくるらしい。 早すぎやろ)

 

そんな訳でちょっと後に来たおばちゃんは、

 

 

「なんも残ってへんやんっ! バナナもあらへんっ!!!」

 

 

と怒ってた。

まさか、私がバイキングでゲットしたバナナを狙っていたんだろうか。

 

 

 

そんなこんなで私たちは食堂でゆっくり休憩できたからよかったんだけど、これだけ広いスペースにぐったり疲れた人々は。

 

 

 

あちこちにあるベンチで休憩中。

休憩っていうか・・・。

 

 

 

めっちゃ寝てます。

 

 

とは言えさすがに文化的な空間。

展示室ではみな(わりと)静かだし、展示室内の警備員はちゃんと仕事して違反行為をしてる人には注意してるし(←これ、かなりポイント高い!)、トイレも(鍵をかけない人はいるけど)綺麗だし・・・というわけで、今後も定期的に通いたい場所の一つになりました。

 

 

ヨーロッパキャットの中の、にゃおはんのイメージ・・・???


『中国国家博物館』 解説を聞くと理解が深まるのだ~!

2012-08-28 23:12:27 | 北京暮らし おでかけ編

今日は朝から。

 

て~んあ~んも~ん!

 

 

じゃなくて、そのすぐ近くにある、

 

 

『中国国家博物館』へ行ってきました。(中国国家博物館 日本語サイト→ こちら

入場のチケットを手に入れるための長~い列ができているのだけど、今日の私はそこに並ぶことなくするっと中へ!

というのは。

 

 

 

チケットもらっちゃったからです。

 

前回の北京滞在時、ず~っと中国語を教えてくれていた老師はもともとは高校の歴史の先生だったこともあり、この博物館のガイド資格も持っておられます。

「先生の解説を聞きながら博物館をめぐりたい!」という私のリクエストに応えて、今日、国家博物館ツアーが実現しました。

先生にもらったチケットでするっと中へ。

 

 

 

それにしても。

 

 

 

でかい。

 

 

 

でかすぎる。

 

3年以上の月日をかけ、そして多額のお金を投じて改装した博物館。

世界最大級、アジア一の大きさを誇るとか。

 

 

さて、今日私たちがお勉強したのは。

 

 

 

中国の古代からのお金の歴史。

 

 

 

この博物館、フラッシュ・三脚を使わなければ写真はOK。

 

 

 

 

古代、それこそ何千年も前から近代までのお金がずらり。

 

 

続いて、玉(ぎょく)の歴史。

 

 

 

玉こそチャイナって感じがする・・・。

 

 

 

 

こちらは、磁器。

大英博物館に保管されている品も期間限定で展示されており、これは期間中に是非とも見ようと思っていただけに嬉しかった~!

 

 

 

今日見た展示物は博物館全体のほんの一部。

とにかく素晴らしい展示品の数々なんだけど、驚くべきことにこの博物館の入場料は。

 

 

 

無料! イインデスカ?ホントニ?

 

 

 

ここ以外の博物館でも無料化がすすめられているそうです。 

(ただし入館にはパスポートが必要)

 

 

 

ちなみに、ルネッサンス期の作品を集めたこの特別展示は。

 

 

 

 

10元(120円ちょっと)。 

みんな、博物館へ行こう! 

 

 

 

さて。

美術館や博物館というのは、説明を聞いて理解して初めて鑑賞できるものだと改めて実感しました。

これまでさほど興味がなかった分野のものも、説明を聞くともうほんとに面白くって、一気に興味がわきますね~。 

 

 

でもね・・・。

 

 

先生の説明を聞こうと、とにかく集まってくる中国人。(ま、先生も「みんな聞いていいよ~」って言ってたけど)

 

 

 

夏休み中なので、ちびっこも。

 

 

そして、最初からず~っと一緒に話を聞いていた青年。

彼は黒ぶちメガネをかけていたのだけど、なぜか。

 

 

 

 

レンズなし、縁だけのメガネだった。

レンズはどうした? レンズは??

 

 

 

そんなこんなで、多い時は20人くらい団子状態で移動してたんだけど、特に磁器の説明なんかだと日本の陶磁器の影響を受けた話も出てきて、『日本』という単語が出るたびにちょっぴり緊張。

周りの中国人の中には「あれ、この人日本人ちゃうん?」みたいな目で見た人もいたけど、何を言われるわけでもなく、みんなで一緒にお勉強という和やかな雰囲気でした。

あ~、よかった。 

 

 

知らないことを知るというのはほんとに楽しい!


スヌーピー好きは是非!北京の“チャーリー・ブラウン・カフェ”

2012-08-27 21:28:12 | 北京暮らし もぐもぐ編 いろいろ

昨日にひきつづき、北京のカフェをご紹介。

北京も随分こじゃれたもんで、今回行ってきたのは。

 

 

「ね~ちゃん、ちょっと茶ぁ~でもしばかへん?」

 

 

・・・なんてアテレコは絶対許されない、素敵カフェ。

 

 

 

『チャーリー・ブラウン・カフェ』です。

 

 

 

店内はスヌーピー一色。

 

 

 

 

この写真がまた可愛くって、キャラクターの背後に写っているのは故宮など中国の名所。

写真のタイトルはまさに、『Charlie Brown China Tour』。

 

 

 

 

と、その時。

ん??? なんか上から視線を感じるぞ・・・。

 

と見上げたら。

 

 

 

 

チャーリー・ブラウンが手を振っていた。

びびるじゃないか。

彼以外にもいろんなキャラクターが上からガン見してました。

 

 

 

 

それでは何か、いただきましょうか。

 

 

・・・とショーケースをのぞいてみたら。

 

 

 

おぉ~!

こちらにもピーナッツの仲間たちが!

 

ケーキというより色つきのセメント工芸風・・・なんだけど、いずれにせよどこから食べていいのか難しそうな顔がずらり。

 

 

というわけで今回はコーヒーだけにしておこうかな・・・とレジへ向かうと。

 

 

 

なんか並んでる・・・。

 

 

中でも。

 

 

 

この、チャイナチックなスヌーピー!

私のストライクゾーン、ど真ん中! 可愛いぞっ!!!

 

 

 

すると。

 

「今ならドリンク+5元(60円ちょっと)でもれなくプレゼント中」

 

との案内が。

もちろん、迷うことなく5元プラス。

そして。

 

 

 

功夫(=カンフー)スヌーピーをゲット! わ~いわ~い!

 

 

ところで店内ではいろいろなスヌーピーグッズも販売していて、その中のひとつがトランプだったのだけど、なんと隣りのテーブルでは。

 

 

 

まったりそのトランプに興じている2人。

ゆる~い時間が流れる、チャーリー・ブラウン・カフェであります。

 

 

 

こういう素敵カフェを目にすると北京もこじゃれたな~と感動するんだけど、一方で、北京で私、こんな快適素敵空間にいてもいいんだろうかとそわそわしてしまう自分もいて、まだまだ6年前の記憶の北京とのギャップに落ち着かないのでありました。

 

 

6年前にこのカフェを見たとしてら、まずは「このスヌーピー、ホンモノ???」なんて思ってしまったかも。


『kubrick』 素敵&不思議空間にあるこだわり本屋さん

2012-08-26 23:03:55 | 北京暮らし いろいろ

昨日の日記で紹介しましたカフェ&本屋さん『kubrick』。

 

 

不思議なビルが立ち並ぶエリア『当代MOMA』内の1階にあります。

MOMAと言ってもニューヨーク近代美術館(MoMA)とは関係ありません。

が、この中には映画館もあるらしく、調べてみたらこれまたこだわりありそうな映画を上映しているので、アート関係の空間なのかもしれません。

(見たところマンションもありそうな感じ・・・)

 

 

 

こ~んな開放的な空間に、テーブルとイスがちょこんと。

なんのスペースなんやろ?

 

 

 

さて、エリアの中心には蓮の花が咲く池があるのですが、そこでは。

 

 

 

 

おばちゃんと鳥たちがたわむれていた。

マイ椅子まで持参とは、おばちゃん、やる気満々やん。

 

 

 

 

おばちゃんにごはんをもらって、白いのも茶っこいのも大満足。 

 

 

 

 

「さっきの、美味しかったな~」

・・・とか言ってるのかもしれないけれど、そんな風にのんきにしていられるのも今のうちだぞ。

 

 

というのも、その直後。

 

 

 

白い鳥が、欧米人のちびっこに追いかけられて、路上を走ってた。

 

 

 

最後は池の中にどぼん! 

ちびっこの手から無事逃れたのでした。 よかったな、白い鳥。

 

 

 

さて、そんな微笑ましい空間にある本屋さん、それが。

 

 

 

『kubrick』。

本拠地は香港だとか。

 

 

 

静かに音楽が流れる空間。

アートや映画関連の本はもちろん、各国の小説などの中国語版も並んでいます。

日本の作品では、当然ながら村上春樹がずら~っと。 

それ以外では、夏目漱石、三島由紀夫、江戸川乱歩などから吉本ばななとか・・・。

映画関連では小津監督の本と一緒に北野武の本が並んでいました。

 

 

 

 

一目で気に入ってしまったこの本屋さん。

 

 

 

 

隣接するカフェではwi-fiはもちろんOK。

いつまでもまったりできそう。

 

 

 

家からわりと近いので、北京の喧騒から距離を置きたいときにはふらりと来てしまいそう。

 

 

 

・・・というか、今日、さっそく行ってしまった。

そんなに喧騒から離れたいのか!?

 

 

いやいや、そういうわけではないんだけど。

例の雑誌『知日 猫』を、猫好きの中国人友達にプレゼントすべく、またまた買いに行ったのでした。

 

すると日曜日だったからか、このエリアの最寄りの交差点では、なんといきなりの青空ガラクタ市みたいなのが開催中。どうみても近所の人が家の中のいらんものを持ち寄って、勝手に開催している風。

しかも普通の道路を占拠して・・・。

 

 

・・・いいのか? 

 

そんなびっくり北京において、このカフェはやっぱりほっと安らげる場所かも。


『知日』猫特集の北京イベントへGO!

2012-08-25 17:20:31 | 北京暮らし いろいろ

突然ですが、猫は好きですか?

 

 

そうですか。 好きですか。

 

それでは、猫のドアップ、それもお鼻のまわり、ひげ袋ぷくぷく部分のドアップは好きですか?

 

 

あ、大好物ですか。

気が合いますね。私もです。

そんな私たちが思わず身もだえしてしまいそうな雑誌がこちら!

 

 

 

 

ど~ん!!!

 

 

おっと、興奮して縦横反対にしてしまった。

 

 

 

正しくはこう。

雑誌の名前は『知日』。 デザインも、縦に漢字を並べると『智』となるようリニューアルされたとか。

 

『知日』とは、日本文化を紹介する中国で発行されている専門誌。 たとえば創刊号の特集は奈良美智さんという点をみてもこだわりが感じられる他とは一線を画した雑誌なのですが、今回は約200ページ、まるごと猫! ネコ!! ねこ!!!

 

 

なんと偶然にも前日、その『知日 猫』イベントが北京で開催されると知り、自転車ぶっとばして行ってきました!

 

 

 

『Kubrick』という本屋さん&カフェで行われた今回のイベント。

 

 

ちなみにこの本屋さんがあるのは、

 

 

 

なんじゃこりゃ?・・・なビル群の中。

だまし絵みたいやな。

 

 

 

19:00から開催のイベント・・・なのだけど、思いっきり遅刻。 あかんやん。

 

 

 

カフェコーナーのスペースで行われていたのだけど、すでに店内は猫好き(に違いない)人々でいっぱい。

 

 

 

なので、外から撮ってみました。

主筆の毛丹青氏、そして編集長の蘇静氏。

 

 

毛丹青氏のお名前は、中国や中国語に関わった人なら一度は聞いたことがあるはず。 現在は神戸国際大教授でもある日本在住の作家さんなのですが、実は私、この先生のブログ(→ こちら:中国語です)を愛読してまして、同じ空間で直接話を聞けるだけで感動もん。

 

 

 

もちろんサインもらっちゃった。

 

 

さて、この猫特集。

印象を一言でいうと、“日本の猫文化の美味しいとこどり!”。

 

 

 

猫の島“田代島”や

 

 

 

かご猫ブログのにゃんこたち

 

 

 

 

駅長たま

 

 

・・・などなど、ブログ、写真集、漫画、観光地、ひいては猫カフェまで幅広く取り上げられていて、どのページをめくっても鼻血もん。

さらに別冊付録として“藤子・F・不二雄ミュージアム”の特集も。

 

 

 

実はイベントの後にも色々サプライズがあって昨日の帰宅は結構遅くなっちゃったんだけど、あまりに興奮して寝られず、夜中まで読みふけってしまったのでした。

 

あまりの可愛さに眠れない・・・。


『国子監』 皇帝が講義するそのすぐ脇にいたものは・・・

2012-08-24 19:28:41 | 北京暮らし おでかけ編

先日ご紹介しました『孔廟』のすぐ隣に『国子監』という場所があります。

ガイドブックによると・・・。

『元、明、清と三時代にわたる最高学府で、国家運営にあたる幹部の人材養成機関』であります。 ふむふむ。

 

 

皇帝、皇族だけに許された瑠璃瓦を使ったという『瑠璃碑楼』。

カラフルに強調されるモードで撮影していますが、そのままでも十分派手だぞ。

 

 

派手だけど、きれい。

 

ふと足元を見ると。

 

 

 

ミントソフトクリームにアニマルのトッピング。

ひとくち、ど~ぞ。

・・・というのはウソですが、これはなんなんだ?

 

 

 

こちらは、皇帝が講義をしたという建物。

 

 

・・・の手前には。

 

 

 

爽やかな空間が。

 

 

 

・・・でも、この蓮。 なんとな~く作り物っぽく見えるのは、私の心が黒いせいかもしれない。

 

 

 

それにしても。

 

 

 

金魚、多すぎないか?

 

 

 

そこ、まっ赤っ赤やん。

どうやら何か食べ物をあげてるみたい。

 

 

私の所にも寄ってこないかと、鯉を集めるのと同じ要領で手をぱ~ん!ぱ~ん!と打ち鳴らし、ついでに「コ~イコイコイコイ・・・」と呼びかけてみたのだけれど、金魚は集まるどころか完全無視、あろうことか人々の視線を集めただけで終わってしまいました。

 

 

 

で、先ほどの建物に入ってみると。

 

 

 

 

なんちゅ~立派な・・・。

ここで皇帝が講義をしたのか~。

さぞかし厳しい警護の中、講義が行われたのだろうと見てみると、皇帝のすぐ脇にひかえていたのは。

 

 

 

・・・・・鹿? ナゼ???

 

 

鹿も講義を聞いたのかな?

(今回もアニマルネタだけで終わってしまった・・・)


もしかして、もう秋!?

2012-08-23 18:05:49 | 北京暮らし いろいろ

昨日の朝。 

なんとなく喉が乾燥するな・・・と思って目が覚めたら案の定。

 

 

湿度が50%切ってました。

いよいよあのつら~い乾燥の季節の始まりです。

 

 

 

昨日までの数日は、北京では奇跡とも思える美しすぎる晴天が続き、

 

 

 

目的もなく自転車ででかけてしまうほど。

 

ふと空を見上げたら。

 

 

 

・・・・・凧?

 

目的もなく凧をあげる人が多い、ここ北京です。

 

 

日差しは強いものの、風はもう秋の風だし、朝晩は結構涼しい。

こういう時はやっぱり体調管理が大切ということで、やっちゃんは今、漢方を処方してもらっているのですが。 

 

 

 

病院で煎じて1回分ずつパックしてくれるので、とっても便利。

 

 

一方私はというと、時々なんだけど疲れがたまると顔がかゆ~くなるのが困りもの。

そんな私に病院が出してくれた漢方は。

 

 

 

・・・名前、怖すぎ。

顔がかゆくなると、これをじゃらじゃらと1回20粒くらい飲んでます。

 

 

 

とまあ、漢方もいんだけど、やっぱり基本は食!

 

 

 

無農薬野菜の配達、先日は第2回目。

定番のきゅうや玉ねぎ以外に、オクラにツルムラサキ、空芯菜など。 

そこで昨日は。

 

 

 

空芯菜と鶏肉の和え物と。

 

 

 

こ~んな可愛い丸なすが入っていたので、もちろん。

 

 

 

そぼろ入りの田楽なす!

 

 

 

さて今日はこちら。

 

 

 

へちま!?

これを使って何を作ろう??

 

自分ではなかなか買わないお野菜が入っているので、それがまた楽しみでもあります。

 

 

 

そして、秋のお楽しみと言えば、まつたけ!

日本食やさんでは、焼き松茸や、

 

 

 

松茸の土瓶蒸しが登場!

 

 

 

ごっそり松茸いれて、いただきま~す!

 

 

 

あとはやっぱり、さんまかな?


『孔廟』のアニマル関係が可愛かった話

2012-08-22 18:01:43 | 北京暮らし おでかけ編

さて、やたらと“登ってはいけません”の看板が目に付く『孔廟』。

せっかくなので、もうちょっとうろうろしてみよう!

 

 

背後がなにやら賑やかだと思ったら。

 

 

 

中国人ツアー客のみなさん。

こんな風におそろいの帽子やバッグを持つのがこちらのツアーのおきまりみたい。

数年前は「こんな帽子かぶるくらいなら、わたし、ツアーに参加しませんっ!!!」って人が出てもおかしくないほどイケてない残念帽子だったんだけど、この団体さんはオレンジがかわいい。

 

 

・・・ん? このオレンジの帽子。

 

 

 

裏側はバーバリーっぽい柄ってところがなんとも・・・。

まさか、団体さんで・・・ばったもん

 

 

 

 

こちらはなんだろ???

入ってみると。

 

 

 

屋外で舞台を楽しめるらしいです。

が、上演時間までかなりあったので、今回はサクッと諦めてさようなら。

 

 

舞台の反対側には、

 

 

 

偉そうな人・・・じゃなかった、偉い人たちがずらっとね。

みなさん手に何かしら持ってるんだけど、その中で一つ選べと言われたらやっぱり。

 

 

 

魚だな。

 

 

おっと、そんなことより、メインの建物を紹介しなくては!

 

 

 

中心の建物である『大成殿』。

 

 

 

 

位牌が祀られている神聖な場所なのだけど。

 

 

 

 

どうしてもアニマル関係に目がいってしまう。

 

 

 

 

おまえ、目つき悪いなぁ。

体は派手だが、心は黒そう。

 

 

 

 

一方こちらは、つぶらな目が私好みだ。

 

 

 

 

後姿に惹かれて思わずパチリ。

 

 

 

そうそう、後姿といえば。

 

 

 

皇帝が建てたいくつもの石碑の下には、それぞれ迫力ある(のか微妙な)アニマルが“うげっ!”と威嚇していたのだけど、

 

 

 

 

やっぱりおしりとしっぽはキュートだった。

 

 

まとめ: 『孔廟』のアニマル関係はかわいい。

 

 

以上、『孔廟』のレポでした。

 

って、こんなレポでいいんかな?


『孔廟』 その注意書き、必要?

2012-08-21 16:47:56 | 北京暮らし おでかけ編

さて、国子監エリアへ向かった目的のひとつがこちら。

 

 

『孔廟』

名前からわかるように、孔子を祀った場所です。

 

 

 

 

こちらが入り口。 さっそく行ってみよう!

 

 

 

 

チケットは30元。 これで隣接した『国子監』の参観もできます。

 

 

・・・ん?

チケットの奥に見えるあの方は?

 

 

 

おお! 孔子像!

 

・・・なんだけど。

 

 

 

これは・・・真顔かな?

 

おいそこ! 何にやにやしてるんだ!と先生から注意されちゃいそうな顔に見えなくもないけど、きっと大真面目の顔なんやろな。 

 

 

 

さて、孔廟の中には。

 

 

 

なにやら珍しいものが、

 

 

 

色々置かれているのだけど、

 

 

 

ここにも、北京でよく目にするあの注意書きが。

 

 

 

“登ってはいけません”の立札。

 

 

 

・・・普通登らへんやろ。

 

 

 

 

広い敷地内にはいくつもの大木。

それも何やらうにゃうにゃ絡まって、もうわけわかりません状態。

 

 

 

 

そして、こちらのうにゃうにゃの木にもやっぱり“登ってはいけません”の看板。

 

 

 

 

まあでも、これはちょっと、登りたくなってしまうかも。

 

 

 

そういえば。

孔廟と、隣接する国子監との間にある建物には。

 

 

 

ずらぁぁぁぁぁっと並ぶ石碑。『十三経石刻』です。

トータル4列、奥のほうまでずら~っと石碑が並んでおり、さらにそのひとつひとつの表面には、儒教の経典である『十三経』が全文刻まれていて、いやはや、圧巻です。

 

 

・・・が、この素晴らしい空間にもやはり。 

 

 

 

“登ってはいけません”の注意書き。

そして。

 

 

 

“寝転んではいけません” 

 

 

 

 

・・・寝転ぶかいっ。

 

 

いたんやろな・・・。 登ったり寝転んだりした人が。


国子監→五道営で血中猫濃度若干上がるの巻

2012-08-20 17:40:51 | 北京暮らし おでかけ編

国子監へ行った時の続きです。

 

 

国子監とは中国の最高学府を指す言葉。

学問に関係のある場所とあって、周りには。

 

 

 

長居してしまいそうな本屋さんも並んでいます。

日本の本を訳したものもあり、ついつい立ち読み。

 

 

 

ほかにも。

 

 

 

開放感たっぷり・・・というか、完全に開放しているカフェとか。

 

 

 

 

セレクトショップ。

服や雑貨以外に家具も扱っていて、ちょうど来ていたお客さんは革のソファーを買うみたい。

ちなみに気になった服は。

 

 

 

こんなパンダのイラストが入ったTシャツ。

この絵・・・どっかで見たことあるな。(どこかワスレタ)

 

 

 

ま、こんなお店めぐりももちろん楽しいのだけど、なんといってもこの通りの魅力は。

 

 

 

ゆる~い北京。

 

 

 

 

胡同(フートン)と呼ばれる昔ながらの街並みをぶらぶら散歩するのは、やっぱり北京ならではの楽しみです。

 

 

 

 

こちらは、仕立て屋さん? レトロなミシンでおじさんが作業中。

 

 

 

 

こちらのみなさんは、青空マージャン。

将棋とかトランプとか、外で遊んでいる人をほんとによく見かける北京です。

 

 

 

 

こちらは、近所の子供を集めて粘土細工教室開催中。

ゆる~い時間が流れる通りをぶらぶら、ぶらぶら。

いやぁ・・・。なごむわ~。

 

 

・・・と思ったら、突然。

 

 

 

車から足が飛び出していてびっくりするじゃないか。

 

 

 

 

・・・って、靴下、赤っ!!!

 

 

車の中で豪快に寝てる人も、こちらでよく見かける光景のひとつです。

 

 

さて、ぶらぶら歩いて『安定門内大街』に着きました。  さて、ここからどうしようかな? 

とりあえずここを曲がって北へ行こうかな。

 

 

北へ向かって大正解!

この選択が思いがけず私の血中猫濃度を若干アップしてくれたのでした!

安定門内大街沿いのごくごく普通の店の前に、なんと。

 

 

 

看板にゃんこ!!!

 

 

 

 

憂いを含んだ目が、あなたのハートをわしづかみっ。

ちなみにこの看板にゃんこ、しばらくこの店の前で見ていたのだけどその間ず~っとこのポーズ。

私が鳴こうがわめこうが、ちらっと目線をくれるものの微動だにせず。

 

 

おしり、冷えるよ。

 

 

 

 

そんなハチ公ばりにお行儀のよいにゃんこと別れて、この“安定!”のロータリーから今度は東へGO。

以前も訪れた『五道営胡同』。

 

 

 

こちらの通りもゆる~い雰囲気満載なのがお気に入り。

 

 

そうそう、五道営胡同といえば、前回気になったあのお店!

 

 

 

“中にネコ科の動物がいるのでドアを閉めてね”との注意書きがあったこのお店。(その日の日記は→ コチラ )

前回は午後2:00のオープンまで待てなかったけど、今回はちょうど2:00前。

 

 

 

すると。

 

 

 

 

おわっ!!!

 

 

 

 

ほぎゃおうぎゃお%$☆◎※!!!!!(←声にならない喜び)

 

 

 

ねこ、いた~!!!!!

そして。

 

 

 

外にもいたんかいっ!!!

 

 

オープンの準備を始めたから、よし、この店に入るぞ!

・・・と思ったんだけど。

 

 

 

このにーちゃんの猫への態度がイマイチだったので入る気が失せてしまいました。(たのむよ、にーちゃん)

ま、この日は1人だったので、またやっちゃんと来ることにしよう。

 

 

この店のすぐ近くには、この日は閉まっていたけど、

 

 

 

ドアに猫の写真だらけの店。

 

この界隈、猫好きが多いんかな?

 

 

かっちゃんの血中猫濃度グラフ。 振れ幅、大きすぎ・・・。


いいお天気だけど、おうちで過ごそう

2012-08-19 17:00:28 | 北京暮らし いろいろ

今朝からわりと強めの風が吹いているせいか、昼前になると。

 

 

くっきり青空! 空気もきれい!

普段だったら「遊びに行くぞ~!」って感じなのだけど、デモだとか心配な情報が入っているので、今日は大人しくおうちで過ごすことに。(というものの、夕方から出かける用事が・・・。 中止になるかな?)

 

 

前回の滞在時にマンションの目の前で遭遇した反日デモ(→ その日の日記)。 

自分の国の悪口を大声で叫ばれ、目の前で国旗を燃やされる。 

それはこれまでに経験したことのない悲しい光景なのでした。

 

 

色々なニュースが流れているけれど、今のところ私の家の周りは普段と変わった様子はありません。


国子監の路地の奥でみつけた小さな図書館

2012-08-18 17:58:37 | 北京暮らし おでかけ編

今日、北京らしい下町の風景と、こじゃれたカフェなどが混在する『国子監』というエリアへ行ってきました。

 

 

国子監。

・・・についてはまたあとでサクッと語るとして、今すぐ知りたいという方はネットで検索してください。

 

 

最寄りの駅は地下鉄2号線or5号線の『雍和宮』。

以前ご紹介しましたチベット仏教寺院のすぐ近くです。(その日の日記は→ こちら

その時も思ったのだけど、この界隈は。

 

 

 

やたらと占いの店が多い。

 

 

 

細い通りにずらっとね。

いつかどこかでみてもらおうかな・・・と思うものの。

 

 

 

なんとな~くこの人はやめておこうかな。

 

 

 

この界隈はチベット寺院の近くとあって、お線香とかチベット仏教関連のものを売る店も多いのだけど。

 

 

 

この店、入り口にピーナッツがてんこ盛り。 なんかのまじないか?

 

 

 

それではこの角を曲がって、国子監街を歩いていきましょう。

 

 

 

牌楼をくぐるとそこは、国子監街です。

 

 

 

お天気が良ければ、もっと爽やかに見えるはず。

 

 

ちなみに今日も北京は。

 

 

 

空気まっしろ。 絶賛汚染中。

というわけで、マスクして国子監街を歩いてます。

 

 

 

・・・と、なにやら気になる案内を見つけました。

『民間流動図書館』???

 

 

 

 

車がとても通れなさそうなこの道の先にあるらしい。

 

 

 

てくてく、てくてく。

ほんまにあるの?と心配になったころ。

 

 

 

 

再び案内板。

 

 

 

もんのすご~くローカルな路地に入っていくらしい。

で、角を曲がると。

 

 

 

おぉ~!

サーカステントのような小屋が!

 

 

建物の前には“ご自由にお取りください”風に雑誌が置かれ、さらにその奥の入口から入ると。

 

 

 

ありました!

8畳くらいのスペースに本がぎっしり。 ここがどうやら図書館らしいです。

 

 

 

・・・って、『民間流動図書館』って何?

さっぱりわからないのでお店の青年に聞いてみると。

 

 

「好きな本があればここで読んでもいいし、月に2冊までなら持って帰ってもいいですよ。ほかに読みたい人がいたらその人にあげてもいいし。」

 

 

・・・って返さなくていいんですか??

 

 

 

「多くの人に本を読む機会を広げたくてやってるんです」

 

 

 

まぶしすぎるぜ、青年。

 

 

 

「お友達にも紹介してくださいね」とまぶしすぎる青年はパンフレットまでくれたので、家に帰って調べてみたら、この図書館を紹介したサイトがありました。

→ コチラ

2009年、徐さんという人が全ての資金を負担して立ち上げた図書館なのだとか。 

ちなみに、家にある不要な本を持ってきてもいいそうです。

 

 

 

 

広がる本の輪。 いいなあ・・・。


マンションのスタッフはどこかお茶目

2012-08-17 17:07:50 | 北京暮らし 中国のひとびと

今回のマンションは前回の所に比べて従業員やクリーニングスタッフの愛想もよく、何かをお願いしたら、“だいたい”ちゃんと対応してくれるというのも大きなポイント。 

中国では「はいはい、すぐやるね」と言われても、人によって“すぐ”の解釈はものすご~く幅広く、30分後だったり2~3時間後だったり、はたまた放置してそのまま忘れることだったり・・・と、それ“すぐ”ちゃうやん!と突っ込みたくなることがしばしば。

そういう「なんでやねん」があちこちに転がってる北京であるにも関わらず、このマンションでの生活は“ほぼ”問題ありません。

 

 

そう、この“だいたい”とか“ほぼ”っていうのがポイントで、決して“何の問題もなくスムーズに”といえない所がザ・北京生活なのであります。

というわけで、最近のマンションネタを2つ。

 

 

 

北京の水道水は飲めないので、部屋には。

 

 

こんな水のタンクが置いてあり、水がなくなったらフロントに電話をして水タンクを持ってきてもらうというシステム。

お水によって値段の違いがあり、私たちが普段利用しているのはこの『ワトソンズ』というタンクなのだけど、ある日、スタッフが持ってきたタンクはこれとは違う種類のものでした。

 

 

私 「お願いしたの、このタンクじゃないんだけど・・・」

スタッフ 「・・・・・」

私 「これじゃなくて、『ワトソンズ』のタンクを持ってきてもらえる?」

スタッフ 「・・・・・(え~、めんどくさ~って顔)」

 

 

 

と、その時。

ゴミ箱の中にあるものを見つけたスタッフの目がキラリッ!

 

 

 

 

ネスレの水。 

 

そう。この時スタッフが間違って持ってきた水のタンクというのが、まさにこのネスレの水タンクだったんです。

 

すると。

 

 

スタッフ 「な~んや、ネスレの水、飲んでるやん」

 

 

・・・って、まさか。

 

 

スタッフ 「ほな、タンクの水もネスレでええやん」

 

 

 

そういう問題ではない。

タンクの水とペットボトルの水、私の中では住み分けがあるんや~!

と思ったんだけど、満面の笑みで堂々と言われちゃうと思わず吹き出してしまい、このバトル、私の負けとなりました。

 

 

 

またまたある日のこと。

あろうことか真夏にクーラーがぶっ壊れました。 

 

 

部屋のクーラーはこんな感じなのだけど、中には。

 

 

 

フィルターがついて、空気清浄機能もある(らしい。真偽のほどは不明)

 

定期的にこのフィルターを交換してくれるのだけど、どうも前回交換してから騒音がひどくなったので、結局修理に来てもらうことになりました。

交換してから音がうるさくなったということは恐らくフィルター自体に問題があるだろうと思い、新しいものに変えたらすぐに直るだろうとかる~く考えていたのですが。

 

 

修理担当のおじさん2人があ~でもない、こ~でもないと何やらどんどん分解をはじめ、事態は予想外の方向へ。

 

 

なんと。

 

 

 

クーラーごとごっそり持って出て行ってしまった。

 

 

 

私と目が合うとなぜか照れ笑いを浮かべながら、えっさほいさとクーラーを運び出す2人。

そしてそのまま去って行ったのでした。

 

 

 

・・・って、何の説明もなしかいっ!???

 

 

 

部屋の中はこんな状態なので、きっと戻ってくるよね? クーラーも戻ってくるよね?

 

 

 

 

・・・・・で、3時間経過。 

おっちゃん達、いまだ現れず。

仕方なくフロントに「修理が途中で止まってるんだけど。 クーラーも戻ってこないんだけど」と電話したら。

 

 

 

ものの数分もたたないうちに、クーラー抱えて戻ってきた。

 

どういうこっちゃい!

 

 

ま、一番驚いたのは、もはや再起不能と思われたクーラーがちゃ~んと直ったこと。

床に散らばったねじも、あ~でもない、こ~でもないとパズルのように組み合わせながら、ちゃ~んと元の位置に戻ったこと。

 

 

何かにつけスマートに物事が進まない北京だけど、さすがに二度目の滞在となると、うまくいかなくて当たり前、うまくいったら儲けもんって感覚になってしまいます。 そういう目線で見ると、ありえない言動もなんだかお茶目に見えてくるのが不思議。

 

 

運び出すときは照れ笑いだったおじさん2人だけど、修理が完了した時のドヤ顔といったら・・・。