天津・・・と言えば、甘栗くらいしか思い浮かばないほど全く予備知識がないまま、日帰りで遊びに行ってきました。
(ちなみに栗は天津の名産ではないのだとか。 他で収穫された栗を天津港から日本に輸出したことから天津甘栗と呼ばれるようになったそうです。 以上豆知識でした~)
出発はここ、北京南駅から。 デカいです。
駅構内に入るのにもボディチェック、手荷物検査あり。
北京-天津間は10~15分間隔で列車が出ているので、当日窓口で買ってもOK。
ちなみに中国では電車に乗る時も身分証明書がいるので、ガイコクジンの私たちはパスポート持参でチケット購入です。
ところでこのペットボトルの山は・・・?
チケットを見せたら、一人1本プレゼントしてくれるのでした。
太っ腹やな。
改札で再びチケットとパスポートを提示して、いよいよホームへ。
北京から天津へは高速鉄道でわずか33分。
日本の新幹線でいえば・・・京都-名古屋間よりちょこっと短いくらい?
それではいよいよ、悪名高い中国の高速鉄道に乗ってみよう。
一等車はこんな感じ。 日本の新幹線、グリーン車のような感じです。
クッションも快適、広さも十分。
これで北京-天津間が66元(800円ちょい)。 安全さえ守られれば、本当に便利な鉄道なんですよねえ・・・。
というわけで、あっという間に天津駅に到着。
早速天津観光!といきたいところですが、まずは帰りのチケットを買っておこうかな・・・とチケット売り場へ行くと。
人、多っっ!!!
どんだけ時間かかるねん・・・。
でもまあ、みなさん。 ちゃんと並んで待ってるんです。 6年前とは大違い。
(あのころは「絶対抜かされへんぞっ!」とファイティングモードばりばりで並んでたもんなあ・・・)
なのでストレスなくチケットを購入することができました。
・・・いや、ストレスはあったか。
チケット販売員のおばはん。 チケットとお釣りを投げてよこすなっ!!!
(彼女の時間は6年間止まっているものと思われる)
電光掲示板には夕方の列車がまだ提示されていなかったので、だいたいの出発時間と行先、枚数などを告げて無事ゲット。
おっ!?
乗る列車の番号、2222にゃんにゃんにゃんにゃん!
私が猫好きと知ってのことか!?(いや、違うな)
さて、駅からはタクシーで。
天津の第一印象は、緑が多く落ち着いた街。
市内からはずれても、レンガ造りの建物に統一感があり、見ていて落ち着きます。
もちろん街中のごちゃごちゃした通りもあるけれど、
そんなごくごく普通の建物の格子が、またらぶり~。
こちらは清掃車。
バスもタクシーもそうだったけど、水色は天津のテーマカラーなのかな?
さて、駅から最初に向かった先は、ウェスティンホテル。
今回の天津旅、やっちゃんが週明けから天津出張で前日に天津インの予定だったため、それなら・・・と私も日帰りでついて行った次第であります。
ウェスティンといえば、それはまるで雲の上の寝心地(ってどんな寝心地?)なヘブンリーベッド。
おぉ~、これがそうか~。
写真でも撮っておくか~。
などと気がゆるんでしまったせいで、その後わちゃわちゃすることに。
とりあえずチェックインだけ済ませたら、再びタクシーに乗って。
『大鉄勺』へ。
やっちゃんが天津出張の度に来るというレストラン。
豪華で広い店内にはお客さんでいっぱい。 めちゃめちゃ繁盛店ですやん。
さあ、食べるぞ~!!!
・・・とその時、バッグを覗いてさぁ~っと血の気がひきました。
iphoneがない・・・よ?
必死でこれまでの行動を思いかえすと、忘れたとすればホテルの部屋か、来る時のタクシーか。
タクシーに忘れたのなら、ここ中国ではほぼ100%アウト。
うぅぅぅぅ。 私のあほ~!!!
と一瞬落胆したけど。
とりあえずは美味しいもの食べて、落ち着こう。
こちらは海老と百合根の炒めもの。
醤油味が香ばしい、店名をとった大鉄炒飯。
お花がついた状態のミニきゅうり。
酸っぱ辛い味があとをひいて、ポリポリいただけます。
そしてこちら。 かぼちゃに衣をつけて揚げただけなんだけど、甘じょっぱさが最高!
揚げたてあつあつ、ちょっと重めのおやつという感じ。
と~っても美味しいのだけど、量が多くて食べられない。
ということはやはり。
打包(だ~ぱお:テイクアウト)ですか。
天津から北京まで新幹線に乗って残り物を持ち帰るというのもどうかと思うのだけど、無事、私の晩御飯になりました。
で、本来ならここから更に市外の名所へ行く予定だったのだけど、私のあほなiphone事件のせいで、再びホテルに引き返すことに。
そして・・・。
無事、ホテルの部屋に無造作に置いてありました。
いっそ、首からぶら下げて歩きたい・・・。
それでは今度こそちゃ~んとiphoneを持って、異国情緒漂う天津観光へ!
続きはまた今度。