北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

張家界の旅その4 天門山をてくてく・・・ではなく、エスカレーターでびゅ~ん!

2017-10-18 20:53:23 | 中国国内旅行 2017.9 張家界

張家界の旅3日目。

張家界エリアから車で約1時間。 今日は『天門山』を散策です!

 

散策にはまずロープウェイに乗るのですが、乗ってみてびっくり。

 

 

 

 

めっちゃ、街中やんっ!!!

 

 

 

 

屋根の上からすんません。

 

 

 

 

なんだか落ち着かないロープウェイ。 しかもこの日はお天気がいまいち。

山の上は大丈夫やろか・・・。

 

 

 

 

と、不安な気持ちで振り返ってみたら、そこには・・・。

 

 

 

 

 

まさに水墨画のような光景が広がっていた。

 

 

 

 

 

地上はすっきりしないお天気でしたが、ロープウェイの上からはこの絶景!

 

 

 

 

そして、30分ほどしたら頂上に到着。

 

 

ここから目指すは・・・。

 

 

 

 

 

橋の向こう。

 

 

 

 

あの、出っ張った遊歩道!

 

 

 

・・・を歩くには、まず。

 

 

 

 

この、なんか湿ってるきちゃない赤カバーを靴に装着しなければなりません。

 

 

 

というのも、この遊歩道。

床が・・・。

 

 

 

 

ガラスだから。

 

 

 

 

・・・もう、ここは、中国の技術と安全を全力で信じるしかないでしょう。

 

 

 

 

ここでも目にした赤い布の“祈願”エリア。

私やったら『旅行の安全』などと目先の安全を祈ってしまうかも。

 

 

 

でもまぁ。

 

 

 

 

なんやかんや言いながらも、この絶景はやはりすごい。

 

 

 

 

 

風が強いので、一瞬たりとも同じ光景はなく、目の前でくるくる変わる光景にただただ圧倒されるばかり。

 

 

 

 

 

その後も広いエリアをてくてく、てくてく。

 

 

 

 

霧のおかげでますます不安をあおるようなリフトに揺られ。

 

 

 

 

そして・・・。

 

 

 

 

エスカレーター!

 

 

 

前日のエレベーターに続き、またしても大自然に文明の利器つくっちゃう中国。

1本の長さは写真の程度ですが、これが20回ほど続いたような・・・(よく覚えてない。それくらい何度も何度も乗り継いで)

 

 

 

 

 

到着した場所は。

 

 

 

 

“天門洞”。

山にぽっかりと開いたこの“門”は、天国に通じると言われているのだとか。

(うっかり通り抜けちゃったら、天国行きか!?)

 

 

ちなみに、ここがエスカレーターの終点ではなく、ここからさらに。

 

 

 

 

 

ぐわ~っと999段の階段が!

 

 

いやいや、無理です。

私の膝が悲鳴を上げるので、ここは勇気ある選択。

 

 

 

 

もいっちょ、エスカレーターでびゅ~ん!

 

 

 

 

「いらっしゃ~い!」

 

 

変なイキモノが出迎えてくれた地上からは。

 

 

 

 

はるか向こうに天門洞!

 

 

はぁ~。 不思議な光景に、ただただため息。

 

 

 

 

そして。

 

 

 

 

あの階段を選ばなかった自分、ナイス判断!

(999段、絶対無理)

 

 

 

 

というわけで、天門山観光終了!

シャトルバスで地上まで移動します。(行きはロープウェイでしたが、帰りはバスで)

 

 

 

 

左下に見えてるぐねぐね道がバスの道。

ナスカの地上絵のようなバス路線。 がっつり揺られながら地上まで戻ってきたのでした。

 

 


張家界の旅その3 なんでそんなにカラフルなんだ!? 『黄龍洞』

2017-10-16 19:39:23 | 中国国内旅行 2017.9 張家界

張家界の霧に包まれた素晴らしい光景を堪能した私たちが次に向かった先には。

 

 

難しい顔したサルがいた。

 

 

そして、なんだか大事に保護された網の下に。

 

 

 

 

サンショウウオ。

 

 

サンショウウオはこのあたりの特産。飲食店でいただくこともできるので食べる気まんまんだったのですが、あまりにつぶらなお目目を見てしまったら食べる気が失せてしまったので、結局味はわからず。

 

 

 

で、ここがどこかと言いますと。

 

 

 

『黄龍洞』

すばらしい鍾乳洞があるというので、張家界から車で数十分移動。

 

 

 

 

とにかく広い鍾乳洞の中。

そしてそこに、

「よう、こんだけ造ったなぁ」

と驚きしかない、長い長い遊歩道。

 

 

 

長~い階段が。

 

 

 

 

高い場所まで延々と。

 

 

 

 

 

いやはやほんま、よぅ造ったなぁ。

 

 

 

 

そして、それ以上に圧倒されたのが鍾乳洞内のライティング。

 

 

 

 

派手。

 

 

 

・・・を通り越して、ド派手すぎるわ!

どこを歩いても、ほぼギトギトにライトアップ。

 

 

延々続く鍾乳洞ですが、張家界の岩と同じく。

 

 

 

 

ちょこちょこ名前がついてるものも。

ちなみにこちらは『雪松』らしい。

 

 

 

 

気が遠くなるような長い年月で作り上げられた素晴らしい自然の作品が。

 

 

 

 

 

コッテコテ。

 

 

 

 

 

ギットギト。

 

 

そんな、私から見たらとてもセンスが良いとは思えないライティングの光景をバックに。

 

 

 

 

“写真、撮りまへんか?”

 

 

 

 

いやいや、こんなギトギトバックで誰が撮るかい!

 

 

 

・・・・・。

 

 

 

 

・・・撮ってたわ。

 

 

 

 

 

ここでも改めて、両国の美的感覚の違いを痛感する私。

 

 

 

 

 

とは言え、なが~い遊歩道を歩きながらこれでもかとライトアップを見ていたら、だんだん見慣れてきたような気も・・・。

 

 

 

 

と思ったけど、やっぱり。

 

 

 

 

なんで紫やねんっ!

 

 

 

 

ド・ピンク!

 

 

 

 

地獄の再現か?

 

 

 

 

と、そんなカラフルにコーティングされた鍾乳洞のラストは。

 

 

 

 

舟でびゅ~ん!

 

 

 

 

 

一気に出口へGO!

 

いやぁ、やっぱり中国の観光地は規模が違う! 鍾乳洞の遊歩道部分だけでも3.2km。

つるつる滑るところもあって(実際滑って転んでる方も・・・)、足元気を付けながらてくてく、てくてく・・・。

 

がっつり見ごたえありました!


張家界の旅その2 絶景は霧の中に・・・

2017-10-14 16:27:42 | 中国国内旅行 2017.9 張家界

張家界の旅 2日目は。

 

ここからスタート。

た~くさんの観光客が集まるこの場所は、なんと、エレベーター乗り場前。

 

 

 

・・・って、こんな大自然にエレベーター?

 

 

 

 

はい。 

大自然にエレベーター作っちゃいました。

 

 

 

つくるか?普通ここに・・・と思うんだけど、ここではそういう突っ込みはないらしい。

 

 

 

徒歩なら2時間かかるところを1分で。

エレベーターに乗って上昇を始めると、突然目の前に絶景が・・・。

 

 

 

絶景が・・・・・。

 

 

 

 

 

?????

 

 

絶景が広がるはずでしたが、小雨降る少し寒いこの日の朝。 エレベーターのガラスが曇って、ぜんぜん見えませんわ。

 

 

 

窓際にいる人たちがとっさに曇りをふきふきするも、1分間のエレベーター。

 

 

 

曇ったまま頂上に到着。

 

 

 

 

がしかし、そのエレベーターを降りた先には。

 

 

 

 

絶景が広がっていました!

 

 

 

 

 

小雨のおかげで、仙人住んでるんとちゃいます?感がますますアップ!

 

 

 

 

 

実は今回の旅行、2日目から合流した方がいらっしゃって、1日目既に張家界の絶景に大いに興奮し、さらに言えば若干見慣れた感すら残る私たちはひそかに、

「2日目から参加の方と感動に温度差があったらどうしよう・・・」

なんて心配をしてたのですが。

 

 

 

 

無用でした。

昨日とはまた違った光景に、初日から参加組の私たちも再びただただ魅了されるばかり。

 

 

 

 

こんな地形が存在するって、ほんまに地球ってすごい!

 

 

なんて思いながら歩いていたら、前方に。

 

 

 

 

 

・・・橋?

 

そうです。

その名も『天下第一橋』。

 

 

 

ポキっと折れたらどうすんねん・・・などと思いながらも、ここまで来たらやっぱり渡っとかないとね。

 

 

 

 

 

なんか。赤い布がいっぱい巻かれてます。

お願い事を布に書いて巻くんだけど。

 

 

 

 

 

「すぐ現金ちょ~だい!」みたいな即物的なお願いがちらほらあるのも、こちらならでは?

 

 

 

 

さて。

途中お昼ごはんもはさみ、観光すること数時間。

午後になると・・・。

 

 

 

 

まっしろ・・・。

 

 

本来、絶景が見渡せるポイントも。

 

 

 

 

この通り、まっしろ。

 

 

 

 

 

というわけで、吸い込まれるようなロープウェイに乗って下山であります。

 

 

 

 

 

続きはまたこんど。 


張家界の旅その1 黄石寨、金鞭渓をてくてく、てくてく

2017-10-11 20:15:00 | 中国国内旅行 2017.9 張家界

南アフリカの旅行記も書きたいのですが、まずはその直前に出かけた中国湖南省『張家界』の旅を。

 

 

チケット売り場に到着したら、もう、この光景!

ぐるぐる見上げて見回して大興奮!

 

 

 

ひろ~い張家界国家森林公園。 この日は森林公園ゲートから入ります。

 

 

 

 

「よう来たな」

 

猿が出迎えてくれた。

この、猿ポイントから黄石寨地区へ行くには、シャトルバスに乗ってさらに。

 

 

 

ロープウェイ。

乗り場の説明書きを見ると、どうやらロープウェイには普通のものと“ガラス式”のものがあるらしい。

せっかくやったらそれに乗りたい!とスタッフに言うと。

 

 

「ガラス式は2台しかないから難しい」

 

 

とのこと。

そっか、それならしゃ~ないと来たロープウェイに乗り込もうとしたところ、スタッフがやってきて。

 

 

「次のロープウェイ! ガラス式やで!!」

 

 

と、教えてくれた。 

有難う~~~と乗り込む私たち。

 

 

 

 

 

こんな空間を登っていきます。

 

 

で、ガラス式ってどんなんかと言いますと。

 

 

 

 

うひょひょ~! 足元がガラス!

たのし~い!!!

 

 

はしゃいでる間に、頂上到着。

 

 

 

 

いきなり現れるポスト。

・・・なんだけど。

 

 

 

なんでそんな、不安定な所に置くんやっ!!!

 

 

 

気を取り直して。

 

 

 

なんなんだ? このすごい光景は・・・。

壮大な景色を前に、ただただぽかんと眺めるばかり。

 

 

 

 

 

岩に名前がついているものもあるみたい。

(こうして並べると墓石のようやな)

 

 

 

 

『回音壁』。岩に向かって叫ぶと山びこのように声が返ってくるらしい。

 

 

 

 

こちらの壁に向かって、さぁ! 叫ぼう!

 

 

 

日本人の私は「やっほ~!」、中国のみなさんは「お~!」だか「あ”~!」だかとにかく声がでかい!

そして当然、山びこもでかいっ!!!

 

 

 

 

さて、こちら。

映画『アバター』の撮影地。

 

 

 

 

こちらだそうです。

 

 

 

 

『仙女献花』。

 

 

 

 

何が仙女で何が献花かさっぱり・・・?

 

 

 

 

ぐるっと一周2時間くらい。

 

 

 

 

もう、どこを見ても不思議な光景ばかり。

 

 

それでは、再びロープウェイに乗って戻りましょう。

と、私たちが乗り込んだのは。

 

 

 

 

またしてもガラス式ぃぃぃぃぃ!?

ほんまかいな? 2台しかなんでしょ? すごい確率ちゃうん???

 

 

 

・・・そもそもほんまに、2台しかないんか?

 

 

 

 

地上に戻ってきました。

金鞭渓という川沿いの遊歩道を歩きます。

 

 

 

 

ゴミ箱が可愛い。

(途中から、上の傘の部分が取り去られているものが増えたんだけど、誰か傘だけ取ってったんか?)

 

 

 

 

マイナスイオンばりばりの道をてくてく、てくてく。 7キロくらいやったかな?

 

 

 

 

『長寿泉』という水。 中国のみなさんは飲んでたけど、ここは遠慮しておこう。

 

 

 

 

日も暮れてきたころ、ようやく遊歩道の反対側に到着しました。

あれだけ静かだった遊歩道だったのに、一気にガチャガチャ音楽が大音量、雰囲気ぶち壊し。

 

 

なんで中国の観光地はこういう演出なんやろうなぁ・・・。

 

 

 

 

・・・とここで、張良のお墓と書かれた石、発見。

 

 

史記で有名な劉邦に仕えた張良の魂が眠る岩があるというのだけど。

 

 

 

 

・・・どれや?

 

 

張家界旅、続きはまたこんど。 


張家界の旅 気になったあれこれ

2017-09-26 21:37:14 | 中国国内旅行 2017.9 張家界

先週末、2泊3日で中国湖南省 張家界へ行ってきました。

 

中国の自然の美を満喫できた旅。

 

 

・・・ですが、それらの素晴らしい風景をご紹介する前に、今回は道中ちょっと気になったあれこれを。

 

まずは『張家界空港』。

昼前に到着したのですが。

 

 

 

 

・・・・・えらい閑散としてるな。

 

 

 

っていうか。

 

 

 

 

人、全然い~ひんやん。

 

 

 

 

私たちのフライトの乗客以外、ガラッガラ。

 

 

さらに、この空港のレストラン。

 

 

 

イタリアンレストランとあるのですが。

 

 

 

 

メニューは全部、中華やないかいっ!

おいこら、“イタリアン”の看板をはずさんかいっ!

 

 

 

そうそう。

この空港のすぐそばには、何やら巨大な体育館のようなものがありまして、聞くところによるとそれは。

 

 

 

 

世界最大のバーらしい。

(写真はネットからお借りしました)

 

 

大自然の美がありながら、なんでや、なんで、バー? 

よくわからない張家界。

 

 

さて。

美しい光景が広がる張家界エリアですが、観光にはとにかく体力が必要! 階段を上って降りて、ひたすら歩いて・・・。

 

 

そんなお疲れ観光客に配慮したのか。

 

 

 

 

マッサージ機をあちこちで見ました。

自然美にそぐわないぞ。

 

 

 

 

そんな自然美を前に、中国の人々はと言いますと、もちろん記念撮影!

 

 

 

 

ポーズもキレッキレ!

 

 

 

そして、なぜか。

 

 

 

 

地べたに座って写真を撮りたがる。

おいおい、後ろ詰まってるんや、のかんかい!・・・という他人の迷惑は考えないらしい。

 

 

さてさて。

たっぷり歩いた後はやっぱり。

 

 

 

ちべたいビールですよね!

冷えたビールはやっぱりグラスで飲みたいと思うのですが、こちらは湯飲み茶碗。

 

 

あるいは。

 

 

 

 

プラスチックのコップ。

 

 

あるお店では、あまりに薄っぺらいプラスチックだったので。

 

 

 

 

二重にして飲みました。 それでもベッコベコ。

 

 

 

張家界で気になったあれこれ。

最後はアニマル編。

 

 

 

 

いきなり現れた池の中には、石でできた亀。

よ~く見ると、その上には・・・。

 

 

 

 

子亀たちっ!  こちらは本物。生きてます。

 

 

 

ちなみに張家界で一番よく目にしたアニマルと言えば。

 

 

 

 

おさるさん。

後ろ足のモモのたくましさよ!!!

 

 

“猿に食べ物を与えないでください” と注意書きがあるのですが。

 

 

 

写真を撮るために敢えてお菓子を与える観光客。

 

 

食べ物をもらっていたのは猿だけでなく。

 

 

 

 

にゃんこも!

この可愛いにゃんこも。

 

 

 

 

 

こちらの茶トラさんも、食べ物を持っている人間にべったり。

何も持たない私がどんなに声をかけてもしらんぷり。

 

 

 

それでもしつこく声をかけ続けていたら・・・。

 

 

 

 

「やかましいんじゃ、われっ!!!」

 

 

 

・・・怒られた。

 

 

食べ物をもたない人間にはすこぶる冷たかった張家界のアニマルさんたちでした。