北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

海棠の花咲く故宮へ

2022-04-16 09:04:09 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

北京の春は忙しい!

というのも、次々とあちこちで春の花が咲くから。

 

今は何といっても海棠の花。

というわけで。

 

 

故宮!

こんにちは~!!!

 

 

 

 

コロナが心配なご時世なので、北京に入ってくる観光客も少なく、故宮内もガラガラな印象。

漢服に着替えて写真撮影する人がいつも以上に目立つ感じ。

 

 

 

 

そんな故宮で今、人が集まる場所と言えばここ。

 

 

 

 

文華殿。

 

 

 

 

 

この周辺には海棠の花がぶわ~っと植えられていて。

 

 

 

 

 

今はまさにその見ごろ!

 

 

 

 

 

 

マスクを少しずらすと、ほのかな甘い香りが漂ってきます。

 

 

 

 

 

 

それにしても、なんと愛らしく可愛いんだ! 海棠! おまえってやつは!

 

 

 

 

 

シュエロンロンをそっと。

かわいいの渋滞。

 

 

 

 

 

海棠を愛でたあとは、故宮を参観しときましょー。

 

 

 

 

 

先週は空気が悪い日も続いていたけど、ここ数日は素晴らしい青空!

 

 

 

 

 

水族館にするつもりだったという延禧宮。

ライラックが咲く頃はもっと華やかになるはず。

 

 

 

 

ひとつひとつ姿が違う断虹橋の獅子たち。

その後ろには紫のライラック。

 

 

 

 

 

 

故宮のんびりさんぽ。

なんという、贅沢!

 

 

 

 

北京には他にも川沿いにずら~っと海棠!とか、公園内にぶわ~っと海棠!などあちこちで楽しめます。

 

 

 

 

 

今年も故宮の海棠を見ることができて良かった!

 

 


故宮に春の雪 シュエロンロンと・・・ビンドゥンドゥン!?

2022-03-20 19:01:05 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

先週木曜日と金曜日 北京は雪でした。

天気予報を見て、故宮のチケットを予約しておりましたので。

 

 

 

 

大雪の故宮!

 

 

 

 

 

お昼前に到着したときには全然降っていなかったので、「な~んや、せっかく雪を狙って来たけど天気予報ハズレか・・・」って思っていたのですが、降り始めたらすごいことすごいこと。

 

 

 

故宮を始め観光スポットでは、「漢服を着て素敵写真を撮ろう!」って人たちがとっても多いのですが。

 

 

 

 

 

 

雪の中、お衣装も濡れて大変。

 

 

 

 

 

 

スタッフもみんな大変。

 

 

 

そんな漢服の皆さんの中に、ひときわ目を引く男性が!

 

 

 

 

 

そっ、その手に抱えているのはもしや。

 

 

ビンドゥンドゥン~!!!!!

 

 

更にこの男性。

 

 

 

ミニドゥンドゥンもお持ちでしたか!

 

 

この男性とカメラマン。写真撮影用の小道具の一つとしてビンドゥンドゥンを持参されていたようですが、雨に濡れたドゥンドゥンをそっと布でくるんだり、とってもとっても大事にされている様子がなんとも嬉しく、ビンドゥンドゥンとシュエロンロンと手にするものは違っても、同じ志を持った方を見つけた気分だったのでした!

 

 

 

というわけで、私も撮影開始!

この日はロンロン大も持参。(リュックの半分を占める大きい頭・・・(笑))

 

 

 

ひっきりなしに雪が降っているので。

 

 

 

 

 

ロンロンの頭の雪模様の上に、本物の雪・・・。

 

 

 

 

 

さて、春の雪は水分が多く。

 

 

 

 

 

 

これだけ降っている中で数時間歩いていると、足元も全身も冷えてきます。

 

 

 

 

でもでも、次の冬必ずしも雪が降るかわからないし。

 

 

 

 

 

いつまたコロナとかそれ以外で故宮に来られなくなるかもわからないし。

 

 

 

 

 

雪の故宮を見られるのが最後かもしれない…という気持ちで、美しい光景を目に焼き付けました。

 

 

 

 

 

こちらは「麒麟」。

 

 

 

 

慈寧門の前でシュエロンロンと麒麟!

 

 

 

 

 

赤とグレーの境目が最近ちょっと人気らしい。

 

 

 

 

ロンロン大も旅した雪の故宮でした。

 

 

 


故宮のカフェでまったり雪容融シュエロンロン

2022-03-17 17:14:12 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

先日のおはなし。

 

赤い壁が美しいここは・・・。

 

 

 

 

 

故宮です。

 

この日は中央のライン、つまり中軸線に沿ってじっくり参観しようと決めていました。

普段は見ないようなところも、じっくり。

 

すると、色んな発見もありまして。

 

 

太和門の前の獅子・・・のしっぽの向きが!

 

 

 

 

 

左右対称!

 

 

 

とか。

 

 

 

故宮内の柵をよ~くみたら、一個一個に故宮デザインが施されている!

 

 

とか。

 

 

 

 

乾清宮の前のカメさんの下をよ~く見たら。

 

 

 

 

変なイキモノがいっぱい泳いでた!

 

 

などなど、何度訪れても新しい発見がある故宮です。

 

 

 

さてこの日は。

 

 

 

坤寧東院というカフェで、雪容融シュエロンロンとまったり。

 

 

 

 

 

奥に見えるのはバラの餡が入ったお菓子。

 

 

 

こちらは???

 

 

 

ヤマモモとライチのシロップ漬け。

ごろごろたっぷり入っていて大満足!

 

 

この日は気温も高く春のような一日だったので、屋外でのんびりいただきました。

(ちなみに今日はまさかの雪!)

 

 

 

 

 

 

 


大雪の故宮 今までで一番の美しさ!

2022-02-15 19:42:05 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

日曜日。

北京は大雪でした。

 

向かった先はもちろん。

 

 

 

故宮!

美しい~~~~~!

 

 

 

雪の予報を見て予約しておいた故宮チケット。

思いはみんな同じのようで、この日は完売!

 

 

 

 

入り口である午門もこの通り。

傘をさすほどの雪、北京では本当に珍しいです。

 

 

 

 

 

いよいよ雪の故宮へ!

 

 

 

 

 

何度も目にしている光景ですが、やはり雪に包まれた故宮は別格。

 

 

 

いそいそと取り出したのは。

 

 

 

雪容融!

旅する雪容融、故宮編。

 

 

 

故宮や博物館、観光スポットでは漢服という民族服を着て写真を撮る人をよく見かけるのですが、この日も当然あちこちで目撃。

 

 

 

 

 

赤いお衣装が雪に映えます。

 

 

 

 

 

大和門。

 

 

 

 

…の前で、雪容融。

 

 

 

今回持参したのはもう一つありまして。

 

 

 

 

 

水晶玉!

 

 

 

 

 

 

故宮で唯一の「半分の間」がある文淵閣。

(半分の間については → この日のブログを)

 

 

 

 

ちょうどこのエリアで特別展示が開催されていたので、雪の「半分の間」を見ることができました!

嬉しい! ラッキー!!!

 

 

 

 

 

大和殿の前でも。

 

 

あっという間に時間は過ぎて、気づいたらもうすぐクローズの16:30。

 

 

 

 

 

人もまばらになってきました。

 

こんなに大雪の故宮にいられるなんて、なんだか胸がいっぱいになりました。

今までで一番美しい故宮。

寒かったけど存分に堪能しました!

 

 

 

 


明けましておめでとうございます!

2022-01-01 20:30:00 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)
明けましておめでとうございます!

今年最初のお出かけはもちろん。



故宮!



午門の上で展覧会が開催中だったので。



午門の上からパシャリ。


展覧会は、2008北京オリンピックのマスコットをデザインした方の作品。





説明を読みつつ参観。



いつも思うけど、この素晴らしい故宮・午門の建物内での作品の展示が美しい!



午門から見た太和門。



広いなぁ。
その分、冬の風が直撃で寒い!



金水川も凍っている…かな?



1月1日だからか観光客は若干多め。
だけど、とにかく広いので混み合う感じなし。





ところで。


今日は故宮観光の後、その足で北京ダックのお店へ行きました。






お酒持ち込みokの店なのでダックと一緒にいただこうと家から安っすい紹興酒を持ち歩いていたのだけど、案の定故宮の安全検査に引っかかる私。


この後ご飯食べに行きますねん!
この紹興酒と一緒に食べようと思ってますねん!

…やかましく主張する私に係員は苦笑い。 

氏名等個人情報を記載の上で「故宮の中では絶対飲まないこと!」との条件で持ち込みを許されました。
ほっ…。
(って、誰が故宮で飲むねん)


そんなわけで。
新年最初の晩御飯は紹興酒と。


北京ダック!



今年も元気に北京を楽しみたいと思います!





トランプと地図持参で故宮へ!?

2021-10-29 17:33:28 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

先日の故宮。

 

午門の向こうにお月さま。

 

 

 

 

 

東華門へ向かうおふたり。 ご出勤感ばりばり!

 

こんな風にお衣装を着て写真を撮ったり参観する人の多いこと!

(日本でいえば、京都でお着物を着て観光する感じかな?)

 

 

 

この日も午門の上に上がりました。

午門で開催中の敦煌展は11月半ばまでです。

 

 

 

 

北西の方向に北海公園の白塔も。

 

 

この敦煌展で見つけたのがこちら。

 

 

 

きっ、きせのんっ!!!!

稀勢の里関(荒磯親方)かと思った・・・。

 

 

 

 

 

さて。

今回ご一緒した友人が楽しい提案をしてくれました。

名付けて

「故宮でスタンプラリー(風)」。

 

 

 

 

用意しますは、地図と(友人がプレゼントしてくれた)トランプ。

 

 

 

このキンキラキン、ギットギトのトランプ。

 

 

 

 

 

 

一個一個、故宮のいろんなスポットの説明が書いてあるんです。

それを手に、いざ!

 

 

 

 

各スポットでトランプを手にパシャリ。

 

 

 

 

未開放あるいはコロナの影響で封鎖されている場所でも、その説明込みでパシャリ。

 

 

 

 

このように建築物そのものの説明が書かれたトランプもあれば。

 

 

 

 

中の様子の説明のものもあり。

 

 

 

トランプ全部コンプリートするには、あと2~3回は通わないとだめかな?

 

 

 

秋の美しい故宮観光がますます楽しくなりそう!

 

 


故宮 武英殿となりの丸い建物は?

2021-06-25 17:22:56 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

先日の故宮散策の続きです。

文華殿、文淵閣を後にして次に向かった先は。

 

 

武英殿。

 

 

 

先ほどの文華殿とは東と西で対象的。

“左文右武”という様式で配置されています。

 

 

 

その中で開催されていたのがこちらの陶磁器の展覧会。

時代やテーマに沿って並んでいるのですが、興味深いのはいかにも故宮の建物内での展示!といった見せ方。

 

 

 

 

「乾清宮」での宴席の様子を再現。

 

 

 

 

位によって使われる器の色が決められていて、例えば外も中も黄色の器を使用できるのは、皇帝、皇太后、皇后のみと定められていたとか。

 

 

 

 

こちらは、一見同じように見える陶器ですがそれぞれ作られた時代(どの皇帝の時代か)が異なります。

 

 

 

 

この真っ赤っ赤のおめでたさ満開! おわかりですね!

婚礼時の様子です。

 

 

 

 

 

さて。

またしてもここに来た目的がもう一つありまして。

 

 

 

 

浴徳堂。

 

 

その建物の奥に・・・。

 

 

 

 

 

なんか、丸っこいものがある~!!!

 

 

 

 

 

上にはなんか可愛いガラスのものまでついてるし。

 

 

 

一体ここは、何をする場所なんでしょう?

 

 

 

浴徳堂には、あの丸っこい建物の内側の写真が展示されていました。

 

 

 

 

なんと、内側はレンガづくり。

 

 

 

 

この建物については諸説ありまして。

 

 

 

 

一説には皇帝の「斎戒」、つまり祭祀の前に心身を清める場だったという説。

 

他にも、元代の浴室がそのまま残されていたのではないか、とか。

 

あるいは、この武英殿が書物の編纂場所として使われるようになった時に書籍の紙を蒸したりいぶしたりする場所として使われたのではないか、などなど・・・。

 

 

いずれにしても、故宮の他のエリアにはないこの建物。

この距離からしか見られませんが、故宮参観の際に立ち寄ってみては?

 

 

 


故宮の建物の“半分の間”とは!?

2021-06-23 21:00:41 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

 

お久しぶりの故宮です。

 

 

 

 

 

この日はメインの観光スポットである中軸線の建築はさくっとスルーして、向かうは。

 

 

 

 

こちら。

故宮の東側にある・・・。

 

 

 

文華殿。

この中で、故宮博物院に保管されている人物画展が開催されているんです。

 

 

 

 

 

中はこんな感じ。

フラッシュを使わなければ写真OKです。

 

 

 

 

 

 

昔のお話のワンシーンを描いたもの。

 

 

 

 

当時の様子が垣間見られるもの。

 

 

 

 

人物画も。

 

 

 

・・・と、もちろん展覧会そのものも素晴らしかったのですが、私の真の目的はこの建物の隣りにありました。

 

 

 

 

文淵閣。

 

 

 

実はここ、まだ未公開エリア。

なので。

 

 

 

 

 

こんな感じで遠くから眺めるしかありません。

 

とは言え先ほどの文華殿もコロナ期間からずっと閉鎖されていたので、ようやくここまで近づけた!って感じなのです。

 

 

ところでこの建築物。

故宮の他の建築と異なるのですが、おわかりでしょうか?

 

 

 

 

故宮内の建物の間口はこんな風に奇数となっています。(この場合は1階が11個の間口)

 

 

ところが。

 

 

 

文淵閣は、間口が6個。 つまり偶数なんです。

 

 

ここからは少し話が長くなります。

 

「故宮には9999個の“半分の間”がある」
そんな言い伝えをもとに2012年、5ヶ月の時間をかけて故宮すべての建築を調べ尽くした結果、ここ文淵閣のみ半分の間が存在することがわかりました。


そもそもなぜ“半分の間”が存在するのか?

故宮内の建築は全て、間口が奇数。なのにここは6間。つまり偶数というところがポイント。



この建物はかつて乾隆帝が

「江南地方の“天一閣”と全く同じ建築を造るように」

と言ったのが始まりだとか。

ところが天一閣の間口は6個。偶数の間口は故宮の建築のしきたりに合わない。








 

 

困った建築士たちの苦肉の策として、西側に広さ半分のいわゆる“半分の間”を作ることで完全な偶数ではない・・・ということにして、乾隆帝の希望に添いかつ故宮の建築様式にも合う(辻褄合わせ?)建物となったのです。

 

 

 

 

文淵閣には他にも興味深い点がありまして。

 

文淵閣は四庫全書を保管するための建物。

重要な書物を保管する建物の最大の敵はなんと言っても「火」、なので建築そのものも他とは異なります。

 

 

 

 

 

それは、瓦の色。黒色です。

故宮の大半は瓦が黄色なのになぜか?

 

 

それは、風水では黒は水を司るからなのです。

水を以て火をおさめる、そんな意味合いがあるんですね。

 

 

 

また、建物に描かれたものはほとんどが水に関わる植物だったとか。

今はかなり腐食が進んではっきり見えませんでしたが。

 

 

 

文淵閣は今も参観不可です。

ただ、隣接する文華殿で6月末まで展覧会が行われているのなら、もしかしたら覗き込むぐらいはできるかも⁉︎と足を運んでみたところ、立入禁止だったけど外から眺める事はできました!

めちゃくちゃ嬉しかった~~~!!!

 



瓦の上の神獣が欠けてたり、建築装飾がはげていたり。

 

 

 

これから時間をかけて修復していくんやろうなぁ。

 

 

 

 

注:展示会の期間は6月末までですが、故宮は6/26~7/1まで閉館なのでご注意を。

 

 


故宮の海棠はまた格別!

2021-04-11 19:21:40 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

川沿いの海棠が見頃なら、きっと故宮も・・・。

と、出かけたのが木曜日。

 

 

満開でした!

 

 

 

 

 

ここは、文華門。

ここ一帯が海棠の林のようになっています。

 

 

 

 

どこの海棠も美しいけど、故宮は格別です!

 

 

 

 

 

朝一番で出かけたので、光を浴びた海棠の美しいこと!

 

 

お天気にも恵まれたので・・・。

 

 

 

 

コスプレ写真のみなさんがあちこちで熱心に撮影中。

 

 

 

 

 

故宮の海棠はこれまで写真では見たことあったけど、実際に目にしたのは初めて。

 

 

 

ここ以外にも。

 

 

 

 

 

永寿宮の海棠も見ごろでした。

 

 

 

 

 

赤い壁を背景に、故宮の海棠の美しいこと!

 

 

 

朝晩の気温差がある北京ですが、日中は20度くらいの日が続きます。

なので。

 

 

 

 

牡丹もそろそろ見頃です。

楽しみだなぁ。

 

 

 

~おまけ~

 

 

 

かわいいが~こちゃんリュックの彼女に目が釘付け。

 

 

 

神武門を出て左手にあるSHOPでは。

 

 

 

 

にゃんこがお昼寝中。

 

 

 

 

眠ってるから撫でないでねと書いてあったので、そ~っと写真を撮らせてもらいました。

 

 

 


春の故宮でお花を愛でる!

2021-03-31 20:14:51 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

大好きな故宮。

実は故宮のチケットはシーズンごとに異なり、4/1~10/31はオンシーズンで60元、11/1~3/31はオフシーズンで40元。

今日は値上がり前の最後の日ということで、行ってきました。

 

 

春の故宮です!

 

 

 

 

すでに観光客でいっぱいの故宮なので、メインのルートは避けて、今回は西側をまっすぐ進みます。

 

 

 

 

今日のルートはこんな感じ。

5時間かけてじっくり参観。

 

 

 

 

梨の花@寿康宮

 

 

 

 

ライラック@慈寧花園

 

 

 

 

 

楡葉梅@御花園

 

 

 

 

 

モクレン@御花園

 

 

 

 

 

モクレン@御花園

 

 

 

 

 

 

梨の花@承乾宮

 

 

続いて訪れたのは、以前も参観したこちら。

 

 

 

 

延禧宮。

 

 

 

ところが。

 

 

 

 

あらま。 修繕中。

左右にはライラックの木。

 

 

 

 

修繕してなかったら、西洋風の建築をバックにとっても美しい光景だっただろうなぁ。

 

 

 

 

 

ここはしょっちゅう修繕しているので、仕方ないですね。

 

 

 

 

 

さてさて、こちらは慈寧花園のカイドウ。

 

 

 

カイドウの花は見ごろまであと少し!という感じでした。

 

 

 

 

永寿宮は、お庭全体に大きなカイドウの木があるので、満開になったらどれほど美しいことか・・・。

 

 

 

 

 

 

今回も神武門に登って(要予約)、上から撮ったカイドウ。

 

 

う~ん。

見ごろを迎えるカイドウの花のために来週もう一回参観するか迷うところです。

 


観光客が一気に戻ってきた! 故宮観光

2021-03-25 17:08:17 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

故宮博物館のチケットは、オフシーズンは40元(約650円)、オンシーズンは60元(約1000円)となります。

4月からはオンシーズン価格になるので、今のうちに…と出かけたところ。

 

 

うわっ!!!

一気に人が増えてる!!!!!

 

 

 

 

なんか素敵な装束の人もいるっ!!!

 

貸衣装で観光するのがちょっとした流行なんかな?

 

 

ここではまず健康アプリで問題ないことを示すのだけど、きちんと並べとスピーカーでガンガン案内があるのに聞いちゃいねえ人たちがいっぱい。

スタッフがついに・・・。

 

 

 

「そこっ! 何やっとんじゃ!!! ちゃんと並ばへんのやったら、最後尾からもっかい並ばせるぞ~!!!!!」

 

 

スタッフ 激オコ。

 

 

 

 

コロナも落ち着いているので国内移動も可能となり、地方からの団体観光客が一気に増えた故宮。

 

 

 

 

 

こんな感じ。

 

 

 

 

 

今年1月のこのガラッガラな故宮にはもうお目にかかれないな。

 

 

 

 

メインの中軸線は皆が観光する場所なので。

 

 

 

 

それを避けてこの日は東側へ。

 

 

 

 

 

鐘表館。

 

 

 

 

 

イギリス、フランスなど海外の時計、そして中国広州を中心とした国内の時計が並びます。

 

 

 

 

凝りに凝った時計がずらり。

 

 

 

 

海外からのものは、こってりこてこて。

 

 

 

 

ヤギの毛並みがすごい。

 

 

 

 

 

 

この日チェックしたかった時計はこちら。

 

 

 

 

 

文字を書く人・・・が一段目に位置している時計。

注目すべきは一番上。

 

 

 

 

 

小さい人形が定期的に時を告げると同時に背中合わせに離れていくのだけど、離れていくのに合わせて二人の間に横断幕がびろ~んと広がっていくらしい。

 

 

この仕組みは今も動くことは動くようですが、保存のために実際に目にすることは無理。

見てみたいなぁ。

 

 

 

 

 

こちらは九龍壁。

この中に一か所だけ他と違う部分があるのですが、どこでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

こちら。

下の方、よ~く見ると色が少し違います。

実はここだけ木製なんです。

 

 

職人がうっかり瑠璃板を壊してしまったけれど、新たに作り直すには時間がない!

そこで木をはめこんでごまかしたところ、幸いにも皇帝に気づかれずに済んだ・・・という話。

 

 

ですが、作り話だという説もあるみたいです。

 

 

 

 

それではここから、珍宝館へ。

 

 

ここでもチェックしたいお宝がありました。

こちら!

 

 

 

 

玉で作ったものですが、右側には少女が彫刻されています。

そして、中央の扉。

すこ~し隙間があるのがわかりますか?

 

 

 

 

実はこの反対側にもう一人少女の彫刻があるんだそうです。

扉の隙間から二人がお互いをのぞいている・・・という構図だとか。

 

ガラスにはりついてじっくり見てみましたが、残念ながら反対側の少女の姿は見えず。

う~ん、ここは是非うしろに鏡を置くとかしてその構図の妙を見せてほしいなぁ。

 

 

 

 

 

というわけで、メインを外した故宮観光はほぼ終了。

 

 

 

 

最後に神武門のイベントを再度チェック。

・・・というより、門に登りたかったのでした。

 

 

 

参観後は、故宮の門を出てすぐの「角楼カフェ」へ。

大きいサイズを注文すると好きなデザインのカップを選べるのですが。

 

 

 

 

イラストが春バージョンになってた!!!

季節ごとに変わるのかな? 

 

 

 

 

 


故宮の「寿康宮」 乾隆帝のお母さんLOVE!があふれてる!

2021-03-05 18:26:17 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

故宮は一つ一つ見ていくときりがないくらい、ネタにあふれた面白い場所です。

今回ご紹介するのはこちら。

 

 

寿康宮

 

乾隆帝の母親、崇慶太后のおすまい。

 

 

乾隆帝はそれはそれは母親大好き!な皇帝だったらしく、お母さんについて詠んだ歌はなんと800首以上!

 

 

 

 

寿康宮の入り口にはこのような案内が。

左は崇慶太后80歳を祝う様子を描いた画。

右は寿康宮后殿、つまり居住空間です。

 

 

 

それでは早速、寿康宮に入ってみましょう。

 

 

 

 

おぉ~!

以前は未公開だったこの部屋が見られるのは嬉しい!

 

新年を迎えるとき、崇慶太后はここに座り、皇帝を始め多くのあいさつを受けたのだそうです。

挨拶をすべく並ぶ列は延々と午門あたりまで続いていたとか。

 

 

 

 

 

 

天井の藻井(天井装飾)も素晴らしい!

 

そもそも藻井は「水をもって火をおさめる」意味合いを持つのですが、部屋にこれがあるということは地位が高い証拠。

中でも寿康宮は最高レベルだそうです。

 

 

 

 

装飾品も美しい。

 

 

 

 

寿康宮の東西にはそれぞれお部屋があるのですが、そこに何が入っていたかといいますと・・・。

 

 

 

金髪塔!

 

 

 

・・・ってなんや?

 

 

 

文字通り、崇慶太后の髪の毛を入れて保管していたんです!!!

 

崇慶太后の髪の毛を梳かした時、当然ぱらぱらと数本床に落ちますよね。

それすら有難くて捨てるわけにはいかない!ということで、拾ってちゃ~んと保管していたのだとか。

ちなみに今それは博物館(どこの博物館か忘れました)にあるそうです。

 

 

 

続いて、寿康宮から一旦外に出て、同じ敷地内 北側に位置する「寿康宮后殿」に行きましょう。

 

 

 

 

ここは崇慶太后が暮らすスペース。

東に位置するこちらは、お客様を迎えるところ。

 

 

 

 

 

さきほど門のところで紹介されていた画がかざられています。

 

 

 

 

 

こちらは西側。

右に見えるのは大きなタンスですが。

 

 

 

本体はもちろん、その中には100以上ものお宝が保管されていたのだとか。

 

 

 

 

この画は乾隆帝がお母さんである崇慶太后にプレゼントしたもの。

 

お母さんに何をプレゼントしよう・・・と考えたけど、いい案が浮かばない。

お金っちゅ~のもなぁ・・・。どうしよう・・・。

 

と、そんなとき江南地方に行った乾隆帝が目にしたのが、この画に描かれている木。

なんかいい感じの木やん?(といったかわからないけど)、ならばこの木を画にしよう!と自ら描いてプレゼントし、崇慶太后はそれはそれは喜んだとのこと。(そりゃそうやろ)

 

 

 

他にも、本来なら宮殿のお手洗いは壁の外にあったのに、

「お母さんが寒い日風の日雨の日に、わざわざ外に出てトイレに行くのはかわいそうや!!!」

と乾隆帝が言ったかどうかは不明だけど、寝室から直接お手洗いまで行けるよう室内に通路を作ったそうです。

 

もちろんそんなお手洗いがあるのはここだけ。

 

 

 

親孝行な息子に恵まれ、86歳まで長生きした崇慶太后なのでした。

(壁のデザインがかわいい~)

 

 


故宮の三大”おもしろ石”を探してみよう!

2021-03-03 18:09:34 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

先日の故宮参観。

お目当ての一つは、こちら。

 

 

一番北に位置する「御花園」。

 

ここには、三大おもしろ石があると聞きやってきました。

 

 

 

 

御花園は皇帝による秀女選びも行われた場所。

 

 

 

 

美しい花や木々に加え、各地の珍しい石が配置されています。

 

 

その中でも特におもしろい石が3つ。

ひとつめは。

 

 

 

 

その名も「海参石(ナマコ石)」

 

名前の通り、表面の質感までナマコそのもの!

 

 

 

二つ目はこちら。

 

 

 

「木化石」

 

パッと見、木にしか見えませんが、石だそうです。

そしてよ~くよ~く見ると木の上に・・・。

 

 

 

 

 

文字が彫ってある!

(右下の方です)

 

 

黒竜江の将軍が乾隆帝に送った石。

故宮には他にもこのような木化石があるのですが乾隆帝はとりわけこの石を気に入り、この木を主題とした詩を作ってそれを刻ませたのだとか。

 

 

でも、その詩の内容は・・・

 

もともと木やったのに石と化してしまったね。

どれほどの長い時間でこのように変わってしまったのか、今では叩くと金のような音がして、もうすっかり石だよね。

でもでも表面には木の模様が見て取れて、やっぱり木なんだよね。

 

 

 

・・・どないやねん。

詩だからいいんだけど、めっちゃ“ぽえむ”やな。

 

 

 

 

さて!

三つ目のおもしろ石は、こちら!

 

 

 

 

「諸葛亮拝七星」

 

 

左の色の濃い部分、なんとなく昔の衣装をまとった人が手を高く掲げて拝んでいるように見えます。

右側にはいくつか点々が見えるのですが、なんとこの形が北斗七星のように並んでいます。

 

 

かの有名な《三国演義》の中に、諸葛亮が北斗星に延命祈願をするというシーンがあるそうで、そこからこの石が「諸葛亮拝七星」とか「諸葛亮拝北斗」と呼ばれるようになりました。

 

 

 

これら全ての石が自然にできたものというから面白いですね~。

 

 


故宮のレアなエリアと《吉祥如意》展  (追記あり)

2021-03-01 19:36:20 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

今回の故宮参観。

 

 

こんなルートにしてみました。

メインの中軸線は通らず、午門からすぐに東へ。

 

 

 

 

故宮の中にもカーブミラー!

 

 

 

 

人が少ない!

 

 

 

 

「五牛図」という絵をモチーフにした五頭の牛。

真ん中の牛だけ正面を向いているのがポイントだとか。

 

 

 

 

 

ず~っと長い赤い壁。

ほんまに広い故宮・・・。

 

 

 

 

故宮内にはいくつか売店とかカフェがあり、ここで購入したのは。

 

 

 

 

 

神獣のアイス!

五種類の味があるそうだけど、この日はチョコしかなかった。

 

 

寒い中、私たちがアイスを食べているすぐそばでは。

 

 

 

 

湯気出てるやん!!!

 

蒸気で温める仕組みのやつですね。

お弁当のレベルを超えてるわ。

 

 

 

こちらは、保和殿の北側。

故宮で一番大きい石彫。

 

 

この石は北京の房山というところから運んだそうだけど、こんな重いものをどうやって運んだかといいますと・・・。

 

冬。

房山から故宮までの道に等間隔に井戸を掘り、そこからの水を道に撒いては道を凍らせて、その上に石を滑らせて運んだのだとか。

 

 

 

 

 

大変やな・・・。

 

 

 

 

さて、ここからはこの日の参観最後のエリア。

 

 

 

 

神武門です。

 

上に登ると。

 

 

 

 

 

景山公園が目の前に。

 

 

 

この神武門の上では。

 

 

 

 

《吉祥如意》展が開催中です。

 

如意とはなんぞや???

 

 

 

 

もともとは、孫の手のようなもの。 

つまり痒い背中を掻くための道具だったのですが、そのうち実用的な意味よりは縁起物という扱いになり、更には部屋の装飾品、芸術品にまで昇華したとのこと。

 

その材料も多岐にわたっておりまして。

 

 

 

 

 

左上から、翡翠、白の玉(ぎょく)、青の玉(ぎょく)、メノウ。

 

 

 

 

 

左上から孔雀石、水晶、緑色の墨玉石、金属。

 

 

 

 

 

左上から琺瑯、金、珊瑚、沈香。

 

 

 

 

当時の画に描かれたものも。

 

 

 

 

いい感じに手に取ってポーズとってらっしゃる。

 

 

 

 

確かに、もはや“孫の手”ではなく、装飾品、芸術品ですね。

 

 

この展覧は5月9日まで開催中。

故宮の門票を予約したうえで別途予約が必要です。

 

 

3/4追記

3/4以降、メンテナンスのため展覧中止になったようです。

いつ再開するのか等、詳細は不明です。

参観される際は故宮のホームページ(→ コチラ)で最新情報をチェックされることをお勧めします。

 

(実は、また見に行こうと予約を入れていたのですが、中止になった旨ショートメッセージで連絡がきて、更に電話で「不便かけてごめんね」との連絡がありました。 丁寧な対応にびっくり!)

 

 


故宮の午門に登った! 「蔡國強」展覧会

2021-02-28 14:26:34 | 北京暮らし おでかけ編(故宮)

朝。 8:30。

 

 

8:30 入場開始直前の故宮です。

 

 

この写真の正面に見えているのが「午門」。

この日は午門に登って、そこで開催中の展覧会を見に行きます!

(この展覧会は要予約、2/28で終了)

 

 

 

 

 

いざ、午門の上へ!

私たちが一番乗り。

 

 

 

 

午門正面から南方向を見下ろす風景。

 

 

 

 

空気がイマイチなのが残念ですが、朝日を浴びる故宮のなんと美しいこと。

 

 

 

 

 

午門の上。

ここをまっすぐ進むと・・・。

 

 

 

 

目の前には城壁がず~っと続いています。

今はコロナの影響で城壁エリア観光は中止ですが、早く再開してほしいなぁ。

 

 

 

 

 

さて、午門の中はこんな鮮やか。

 

ここで開催されていたのが、こちら。

 

 

 

 

蔡國強の展覧会。

 

 

 

 

私も全然詳しくないのですが、この方の作品。

なんと。

 

 

 

 

 

火薬を使って制作されているのです!

 

 

 

 

 

こちらは2008年北京オリンピック開会式の映像の一部。

この花火パフォーマンスにも関わっておられたとか。

 

 

現在はニューヨーク在住ですが以前は日本に在住されていたこともあり、京都市の平安遷都千二百年事業にも関わっておられたそうです。

 

 

 

 

 

今回の作品。

こんな風にシルクの生地の上に火薬をセットして制作。

 

 

 

 

数々の作品の中でも一番印象的だったのがこちら。

 

 

 

 

《銀河嬉氷》

 

 

2022北京冬季オリンピックをテーマに制作された作品ですが、これを作るにあたってインスピレーションを受けたのがこちら。

 

 

 

 

 

《氷嬉図》

故宮内でのスケートのような遊戯の様子。

冬至以降、皇帝や皇后の前で色々なパフォーマンスを披露したのだとか。

 

 

 

 

展覧を見終わったので、午門から出てそろそろ観光を始めましょう。

 

 

 

 

 

こうして見ると、やっぱり故宮は広いなぁ。