はんどろやノート

ラクガキでもしますか。

けんかして何がわるいのよ!

2007年06月03日 | ほん
けんかして何がわるいのよ!
 わたしは先生の話を聞いて(自分は、カッコつけているんだな)と思った。鎌田君のようにけんかをすればだれだって相手がやな気持ちになるようなもんくをいいたくなる。けんかをすればだれだって手足をだす。それを止められるとよけいはらが立ってしまう。わたしは思った。(けんかを止める人はみんなその人の気持ちなんかわからないで止めているんじゃないか)そんな気がする。わたしがゆきちゃんとけんかするときだって、ゆきちゃんにもんくっていうかなんかいわれる。それであとからもんくをいう。わたしは、そんな自分がにくい。ゆるせない。だってなんでその時もんくをいわないのか。そういつも思う。おねえちゃんとけんかする時だってそうだ。いつもパパやママはおばあちゃんにやめさせられる。それでやめるおねえちゃんがにくい。わたしがにくい! 朝もそう。そうじや雨戸をあけたりすることでいつもけんかをする。するとママがいう。
「やめなさい! あんたたちみたいに大声でけんかしている人なんかいないじゃないの。」
 わたしはそれを聞いてはらがたって、もんくをいう。
「けんかをしてなにがわるいのよ!」
「そんな大声出すと近所の人にめいわくするわよ。このことを父母会で話しちゃうから」
「それだけはやめて」
 あとで考えると、ほんとうに自分がにくくなる。(べつにそんなこといわれたっていいんだ)ってあとでこうかいする。そんな自分大っきらい、ゆるせない!!


 これは、鳥山敏子『からだが変わる授業が変わる』に載っていた子どもの作文。
 この、内省力はどうだ。 
 この子は、ひとにいわれてけんかをやめてしまう自分が「にくい」「ゆるせない」という。だれのせいでもなく、「自分」で自分の行動をひき受けている…。 けんかをすることも、やめることも。 たいしたやつだ。
 すごいね、子どもって。

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