はんどろやノート

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終盤探検隊 part190 ≪亜空間最終戦争一番勝負≫ 第89譜

2020年12月21日 | しょうぎ
≪最終一番勝負 第89譜 指始図≫ 5九香まで

指し手 △7四桂 ▲5三香成 △同馬 ▲7六金




   [目ざめて]

 ――そして、けっきょく、ほんものの子猫(こねこ)になっちゃったんだ。

  (『鏡の国のアリス』 ルイス・キャロル著 矢川澄子訳 新潮文庫 より)





<第89譜 決着は泥の中で(七)>


≪最終一番勝負 第89譜 指始図≫ 5九香まで

 先手は、▲5九香(図)と打った。

 この手は、攻めては5三香成と銀を取って後手陣を薄くできるし、5四歩と、後手の馬の利きを遮断する受けの用意もある。
 この香打ちは効果手な手には違いないが、しかし、△7四桂 と打つ手を許す。実際、後手の ≪ぬし≫ はそう指してきた。

 この△7四桂を打たせたくないのなら、▲5九香 に代えて、7五歩とすべきところだったかもしれない。
 それで「互角」だった。
 ▲5九香 は、実際どうなのだろう?



≪途中図1 7四桂まで≫

 △7四桂(図)に、先手(我々=終盤探検隊)は、▲5三香成 で “勝負” (次の図)



≪途中図2 5三香成まで≫

 △5三同馬、▲7六金 と進んだ(次の図)



≪最終一番勝負 第89譜 指了図≫ 7六金まで

 このあたり、勝負所なので、しっかり解説すべきところなのだが、最後にまとめて「何が勝負を分けたのか」をじっくり調べ考えたいと思うので、今はあえてさらっとながして手順を追っていくことにする。

 いま、「8六馬」の後手の狙い(以下8八玉、8七香、同銀、7七歩成で、先手玉詰み)を消して、▲7六金(図)としたところ。



第90譜につづく
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