~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「しかるに諸々の衆生は己の肉体に意識・心が支配され」
これほど完璧に守護・指導霊から愛をもって守られておりますのに、
己の肉体に意識・心が支配されています。
見えない世界では神の意識をそのまま頂いているのに、
肉体というものに自分の意識・心が完全に支配されて、
肉体の持っている意識、つまり五官から受ける感じが私たちの内に
坐す神なる意識を遮ってしまうのです。
神様が自分を表現するために人間の肉体をお造りになり、
しかも神ご自身が一人一人の中に坐しましながら、
肉体の五官という悪魔の化粧をなさっているのです。
五官とは悪魔の化粧であり装いであって、五官に振り回されますと、
必ずサタンの餌食になっていきます。
五官に捉われるとなぜ悪魔の餌食になるかというと、
五官には自己保存と自我我欲というものが与えられているからです。
この自己保存と自我我欲こそ、
キリスト教でいうところの「原罪」であり、
人間が生まれつきに持っているエゴです。