~ 恩師の「心行の解説」下巻より ~
「しかるに諸々の衆生は己の肉体に意識・心が支配され」
先の続き・・・
このために、学者は性善説・性悪説という二つの両極端の
研究をなさっています。
人間は本来善か、本来悪か、また両方を唱える方もあります。
これは生まれてわずか十カ月の幼子が合掌しており写真ですが、
こんなに調和されたお顔とポーズをされています。
その性が悪であればこのような姿ができるはずがありません。
善悪の判断の基準も分からない幼子に光を入れさせておもらいますと、
このように自らの仏性・神性を現して合掌されます。
「人間は本来神の子なり」というのは間違いないと思います。
知らないから性は善か悪かといろいろ議論されるのですね。
私たちの魂の奥底に与えられているものは神の意識であり、
そして、善なる永遠不滅の生命が私たち一人一人の中に
与えられていることを知って下さい。
その時私たちは今まで知らなかった世界を知り、
人間として生まれ人間である
という想いから、本来人間は善です。
本来悪などということはありません。
しかし、神の意識の中は善悪を超えた愛によって満たされています。
このように幼子のお顔を見せていただいた時、
これは正に人は神の子であることの証ではないかと思います。