~ 恩師の御講演「ブッダのことば」より ~
第三 大なる章
六、サビヤ
521、全世界のうちで内面的に外面的にも一切の罪悪を洗い落とし、
時間に支配される神々と人間とのうちにありながら妄想分別におもむかない人、
―――かれを〈沐浴をすませた人〉と呼ぶ。
522、世間のうちにあっていかなる罪悪をもつくらず、
一切の結び目・束縛を捨て去り、
いかなることにもとらわれることなく解脱している人、
―――このような人はまさにその故に〈竜〉と呼ばれる。」
そこで、遍歴の行者サビヤは師の所説をよろこび隋喜し、
こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、
さらに師に質問した。
523、サビヤがいった、
「諸々の目覚めた人(ブッダ)は誰を(田の勝者)と呼ぶのですか?
何によって巧みなのですか?
どうして〈賢者〉なのですか?
どうして〈賢者〉と呼ばれるのですか?
先生!おたずねしますが、
わたくしに説明してください。」
~ 感謝・合掌 ~