浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「独り言」より。

2015-09-23 00:06:29 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

       恩師の御著書「真理を求める愚か者の独り言」より


         第二章 必要なのは正しい生命観の確立


         ◆棺桶を破って飛び出してきた遺体◆


人生でいちばん大切なことは何かと言いますと、どこから生まれてきて、
この世で何をして、死を迎えてどこへ行くかということを知ることです。
これを知らないと迷います。
まず、私たちは両親のご縁により肉体をいただいて、
素晴らしい光の世界からこの地上に魂の修行に来ています。
そして、その修業が終われば、またあの光輝く魂のふるさとに帰ります。
帰ることができないと、成仏できません。
この世を去る時にこの世に思いを残してはなりません。
すべてのものから心を離すことです。
自分の生まれる前に住んでいた魂のふるさとに帰らなくてはなりません。
死というものを越えて、光明燦然と輝くふるさとに帰り着くのです。

以前、こんな珍しい話を聞きました。
若い結婚前の男性が、明日結婚式という前日に交通事故で亡くなったのです。
即死でした。
即死の場合は、自分が死んだという自覚が持てないのです。
死を自覚できず結婚するという執念がどういう事態を引き起こしたかと言いますと、
すでに祭壇を組んで納棺をし、そこに安置してあるというのに、夜中になって、
バリバリバリという音とともに棺桶を破って遺体が飛び出してきました。
みんなが寄ってたかって取り押さえました。
それで、遺体を調べてみると、やはり息はしていません。
しかし、暴れ出したらかなわないので、ロープでグルグル巻きに縛って、
それから新しい棺桶を買いに行って、その中にまた遺体を入れました。
これは本当にあったことです。

死んだ者が動くということ自体、科学では考えられないことです。
そういうことは、身内としては人に知られたい話しではありません。
しかし、このような話はちょいちょいあるそうです。
私の知っている限りでも、五、六人の方からその類の話を聞きました。
人間の肉体は科学や医学では解明のできない神秘的な存在です。
現代医学の誤りは、身体がわるければ切ればよいとか、
薬を投薬すればよいと考えてきた点です。
肉体を物質と見なしてきたからです。
絶対に助からないとわかっている脳死の人を生命維持装置をつけて
何カ月も費用をかけて生かします。
実際には死んでいてもとにかく生きさせたらいいということです。
これは現代医学の大きな誤りです。


             ~ 感謝・合掌 ~




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