笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
新アドレス→http://hana58.hatenablog.com/

5月3日の『ひろいきの』を見て

2014年07月16日 | テレビ
有吉弘行さんメインの『ひろいきの』を録画していたことに
最近、気がついて
見ていたら
何度か噂に聞いていた面白い回が再放送されており、
うわさ通り面白く
脳内が活性化したので(また?)書こうと思います。
音声配信にしようとも思ったけど
説明が多いから
わたしの能力では無理と判断いたしました。

噂の回
とは、
アンガールズの田中さんMCによる
「ひろいきのコント」講座です。
当時
キングオブコント2013で優勝したばかりの
かもめんたる
を別番組と称して呼び
有吉さん
トップリード
アルコ&ピースに
コントの先生として
作り方を指導する
というものでした。

かもめんたるは教えるつもりで来てないので
内容は主に
これまた別番組と称して聞き取りを行った
かもめんたるの過去のコメントを
アナウンサーが読み上げる
というものでした。

トップリードも
アルコ&ピースも
それなりの実力と結果を残したツワモノ(という認識よ、わたしは)で
ここで
かもめんたるにダメだしを食らうのは
なかなかのヒリヒリ感だな

微妙な空気が流れたりして
なんて予想しましたが
思った以上に三組が本音とも受け取れるキレ味の良い発言をしていて
とっても面白かったです。

アナウンサーが読み上げる、かもめんたるのコメントも
トップリードとアルコ&ピースが目の前にいるとは思わず発言したものだけど
そう考えなくても十分に正論だった。
委縮することを想定して事前に用意しておいたのだと思うけど
あれくらいの正論だったら
本人たちに言わせても良かった。

そんなわけで、
もうどこかで書き起こされているかもしれないけど
後から自分で読みたいので
リストアップ!

アルコ&ピースがなぜキングオブコントで敗退したか、その要因。

自己分析→ゴールデンタイムにあったネタを提供できなかった
      (精子と卵子のコントが下ネタとしてとらえられた)
トップリード→漫才をやった(コントじゃなかった)

これを受けて平子さん。
「(THE MANZAIとKOCの両方に決勝進出しているから審査員が)多少のやっかみもあったんじゃないかなって思ったよ」
すると有吉さんが
「平子はね、分かりにくい表現でこういうとき言いすぎ、だからバラエティでも…」
といえば、新妻さんが「コントにもそれが出ちゃってるんでしょ」と言い、
平子「それはガチでオレの課題だわ」。

かもめんたる→擬人化したネタは時代遅れ 
         1本目の精子と卵子のネタはクレイジーさはあるけど中身は普通以下
         2本目の携帯の機種変更は誰でもつくれる安易なコント ネタ的には限界
かなりの批判に
有吉さんが「すっきりした」と満面の笑み。
う大さん「アルコ&ピースは大好きだけど、擬人化コントは大っ嫌いなんだ」

トップリードがなぜキングオブコントで敗退したか、その要因。

自己分析→4分という制限時間を意識しすぎて 客・審査員に伝わらなかった

う大「ずいぶん熟した反省」「でもそこなんだと思う」
とのナイスコメント。

アルコ&ピース→ハシャげばいいと思っているふしがある
        女装で「きゃあ」とか言うのはライブでは女の子笑うのは分かる でもプロの前ではそうはいかない

これを受けて新妻さん
「女の子笑わせるために頑張ってきて、いきなりあんな大会できたんだもん」
という素敵なコメント。

かもめんたる→(褒めたうえで)ネタ選びの失敗 ネタがダイジェスト版のため巧く伝わらない
う大「女の子を笑わせることに関してはぼくら全然足元にも及ばない」

こんな
お笑い好きをワクワクさせてくれるような
コメントをたくさん言ってくれて
ありがたい気持ちでいっぱいでした。
このあと番組では
ネタをどのように作るのか
ショートコントの披露と続くんですけど
ここは、まあ面白いけど
芸人さん側の技術面の話であんまり語るところはないです。
かもめんたるの恥をさらす
ってのがそのコーナーの主旨の一部でもあったし。

上記の前半部分は
笑わせる側が
どのように笑う側を見ているかをうかがい知ることのできる
新妻さんの「女の子を笑わせるために頑張ってきた」というコメントが
わたしのなかでピークでした。
以前にも語ったことがあるんですが
目の前のお客さんが女のひとだったら
それに合わせたネタをやることは
サービス精神であり
笑いを取るための方法としてすごく理にかなっています。

そして
それを袖でみている芸人さんたちは
そのことを分かりすぎるくらい分かっている。
笑わす方法について
日夜
相手への批判も含めて考えているんだな
と裏側を覗けた気がしました。
それはKOCの審査も厳しくなるよ。
今年から一部トーナメント方式になるんですよね。
負けた芸人さんの傷口が深くならないかな
点数の開きで…と思いつつ
ああでもビリはなくなるね
8位後輩は現れなくなるのか。

こっちはそれを知ったところで
変わらないですけど。
ネタの作り方もどーでもいい。
精子と卵子のコント
超好きだし。
女の子に受けたい
とハッキリ言う(言った?)新妻さんは
素敵でした。
トップリードに関しては
女性が女装男子を好きなのは
それはそうかもしれないけど
「媚びてんな!」って感じないな。
たぶんネタが面白いからです。
面白さが媚びに勝つからだと思う。
逆に
男性向けのネタにしているコンビで
面白さよりも媚びが勝っているネタを見たことがあって
それは単純にドン引きです。
男性向けだからというのが理由ではなくて
つまらないことにプラスして興味のないテーマだったせいで
つまらなさに拍車がかかったことにあります。
一方で
たとえば
東京ダイナマイトのネタは男くさいですが
それでもめちゃくちゃ面白いから
大好きです。
それでスタイルそのものも好きになる。
ぜんぶ「面白い」から始まっている。

余談ですが
MCのアンガールズ田中さんは
頼もしくて格好いい芸人さんだと思いました。
司会としてではなくて
人間として
ひとをホッとさせるよね。
コメントすべてに安定感があって
それでいてほっこりする。
有吉さんと組んでつくったショートコントも全力だった。
有吉さんが途中で笑っちゃって
指摘されると
田中さんの「一ファンだからさあ」
と言っていたのも
とっても良かったです。

ではでは
金曜日は
たぶん音声配信。

最新の画像もっと見る