安来の道の駅「あらえっさ」で売ってた
安来は「どじょうすくい」、即ち安来節が超有名ですが、「いちご」も特産品として有名なのだ。
苺は小さくて可愛い、というイメージがある。
毎年苺のシーズンになると、店頭に苺が並ぶわけだが、何となく見ていると「年々、苺がでかくなっている」と思う。
親戚の子供は見るたびに大きくなったなと思うが、苺も会うたびに大きくなっている。
年々巨大化しつつある苺は、形も大きく変化している。
ブサイクになった。
いびつになった。
歪んでねじれて凸凹になった。
腰まわりが崩れてきた。
体重も増えた。
なりふりかまわなくなってきた。
例えは悪くて申し訳ないが「女を捨てたおばさん」という一群の人たちがいるが、「苺を捨てた苺たち」という印象をまぬがれない。
かつてあんなに可憐で清楚でいたいけなかった少女が、なぜこうも逞しくて頑丈そうなおばさんになってしまったのか。
可憐と清楚から、頑丈とふてぶてしさに至る際に何があったのか。
多分いろいろなことがあったのであろう。
いったん「苺を捨てた」苺がこれから先、生きていくのはかなり難しいと思う。
トマトに習ってプチトマトのように、プチ苺となって生き残る手段もあるはずだ。
可憐で清楚な苺よ、再び…