ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

レ・ミゼラブル

2005年05月15日 | ミュージカル・演劇
久々に行って来ました。やっぱり山口バルジャンを1回は観たいなあというのと、シルビア・グラブのファンティーヌが観たい、ということで、ほぼ選択の余地がなく今日に。
日によってはハーフプライスも出ているようですが、今日は売り切れ御礼でした。やっぱり山口バルジャンは強いのでしょうか。おかげでA席しか取れなかったし・・・
バルジャンとファンティーヌしか選んでないのですが、小鈴さんがコンブフェールでラッキー♪(なんか今さらすっかり小鈴さんにハマっている私・・・小鈴アンジョもう一回見たかったなぁ)
私、山口祐一郎さんはそんなに好きじゃないんですが(汗)バルジャンは山口バルジャンが一番好きなんですよねえ。なんか、役の解釈が好きというか。
多分、山口バルジャンはすごく優しいんですよね。司教様に対する思いとか、ファンティーヌ、コゼット、マリウスに対する優しいまなざしが、オーソドックスな解釈でとても好きなんですよね。
独白は、途中叫び出したらちょっと笑ってしまったのですが(汗)それまでは結構うるうる来ましたよ。独白は山口バルジャンでしか泣けないなあ・・・
山口バルジャンはファンティーヌのことを女性として好きだったんだな、と思えることが多くて、それもまた結構好きなんです。今日はそんなに思えなかったんですけど・・・相手に拠るのか?(笑)
それでも、ファンティーヌを看取りながら、山口バルジャンは一度もジャベールを気にして振り返ったりしないんですよね。そういうのも好きなんですが。
ワン・デイ・モアで、コゼットが肩に手を乗せていながら、すっといなくなってしまったのに淋しそうにしている演技とか。あれはコゼットの心が自分から離れて行くことを感じているのかな、とか思いました。(って他のバルジャンの時にそこまであんまり見てないんですが・・・というか山口バルジャン以外ってあんまり見てないんですが・・・(汗))
それから、バリケードでマリウスへの優しいまなざしですね。暗くてよく見えないけど、グランテールや学生たちのことも見ているように思えるんですが・・・(他のバルジャンでは明らかにマリウスしか見てないな、と思う人が多いです)
そんな訳で、今日はかなり久々に「彼を帰して」で泣けました。あの曲は静かに歌って欲しい曲ですよね、感情を込めて感情的に歌うよりは・・・
そう言えば、バルジャンが死ぬ場面、ファンティーヌの「行きましょう自由なところへ」の前に既に死んじゃってるような感じでちょっとびっくりでした。ああいうの初めて観た・・・
思わずバルジャンの話を先にしてしまいましたが、もう一人のお目当て、シルビア・グラブさんは、やはり歌上手いなーと思いましたが、どうもファンティーヌに関してはハードルが高くて(汗)「まだまだだなー」と思ってしまいました(汗)短縮バージョンになっている分損もしてると思うのですが・・・ファンティーヌの場面は削るべきじゃなかったと思うなあ・・・
今回泣けたのは、バルジャンの独白の前半(笑)と、「彼を帰して」とラスト、そしてなぜかプリュメ街でした。プリュメ街はコゼットが良いといつも泣いてるんですが。河野由佳さんは相変わらず良かったです。
泉見洋平さんのマリウスも良かったし。
そうそう、歌はどうなんだろうとドキドキだった東山アンジョルラスですが、思ったよりもずっと良かったです、歌。演技的にはあんまりよくわからなかったけど・・・(汗)
しかし東山さんてカッコイイですねえ。顔小さいし。周りの学生たちの顔がメチャメチャでかく見えました(笑)
また立ち姿が素敵で。「彼を帰して」をバックに、バリケードの天辺に仁王立ちする立ち姿が非常に絵になりました。
いやーでも学生はコンブフェールでしょう(笑)小鈴さんのコンブフェールばっかり見てしまいました(笑)
なんだか、アンジョルラスの影で実はコンブフェールが仕切ってんじゃないの、という感じに見えました(笑)いやー、やっぱいいなあ小鈴さん。
あと、テナルディエの佐藤正宏さんは初めてみましたが、なかなか笑えました。歌もまあなんとか許せる範囲でしたし。
結婚式のメイクがかなりすごくて、「マリウスよくテナルディエってわかったなあ」という感じだったんですが(笑)
そして一番笑えたのはカーテンコールでしょうか。何回目かに、いきなり真っ先にテナルディエとガブローシュが手をつないで走り出て来て(カーテンコールのアンジョルラスとガブローシュのように(笑))舞台前で直立不動で他の人たちを待つ、という謎の行動が結構笑えました。
これを真ん中、上手、下手と3回くりかえして、次はどうするのかと思ったらいきなりスローモーションで走り出して(笑)後で詰まってる人あり、あきれてすたすた先に歩いて行く人あり、という感じでしたね(笑)

そんなこんなだったんですが、やっぱり昔ほど感動できないなあ・・・短縮のせいなのか、キャストのせいなのかわかりませんが。
2000回記念キャストでみたらどうでしょうかねえ。
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