ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ムーミン展

2009年05月02日 | 雑記
大丸ミュージアム・東京でやってるムーミン展に行ってきました。
密かにムーミン好きなんですよね。ただし、トーベ・ヤンソンの原作の絵だけ好き、しかもコミック版にもあまり興味がなく、あくまでもトーベ・ヤンソンの童話のムーミンが好き、というちょっと限定ファン?なんですが。
トーベ・ヤンソンのムーミン童話やコミックの挿絵の原画が展示されていて、なかなか興味深かったです。童話の挿絵は全シーン分あったのでは。
しかも、実際に掲載されたものだけでなく、そこに至るまでの習作も併せて展示されていて、シンプルな絵柄ながら色々と考えて描いてたんだな・・・ととても興味深かったです。
トーベ・ヤンソンは、画家がそもそも本業だったというのもあって、物語を作る時に絵のイメージも同時に浮かんでいたんですね。
そのイメージを、いかに読者の想像力を刺激する形にするか、というのを模索していた様子がとても面白かったです。
物語と同時に絵のイメージもあった、というと、トールキンやミヒャエル・エンデが思い浮かぶのですが、ファンタジーの世界を書く作家には視覚イメージは重要なんだなあと思ったりしました。
地図を自ら描いたりするところもトールキンと似てるし。
トーベ・ヤンソンはイラストをデザイン風にしたりとか、トールキンの絵の趣味と似た部分もあって、近いものがあるような気がするのですが、トールキンはトーベ・ヤンソンが描いた「ホビット」の挿絵は気に入らなかったそうで。
トーベ・ヤンソンもトールキンと同じように「絵は読者の想像力をかきたてるためのものでなければならない」と言っているのになあ・・・とちょっと不思議です。まあ確かに、トーベ・ヤンソンの描くホビットの登場人物たち、かなり独特のイメージですが・・・漫画っぽいのが気に入らなかったのかなあ。
そうそう、トーベ・ヤンソンが描いた「不思議の国のアリス」のイラストも展示されてました。「ホビット」のイラストの原画もちょっと観たかったなあ。
面白かったのが、まだムーミンの物語を描く前に、雑誌のイラストや風刺画の片隅に描いていたムーミンのイラストの展示でした。片隅にちょこっと小さなムーミン(最初はスノークと言っていたそうです)が描かれていてかわいい! ハンドバックに入ってるのが多かったですね、なぜか。
処女作の「小さなトロールと大きな洪水」でもムーミンたちがとても小さいことが描かれてますが、ムーミントロールが、そもそもは人間に見えない小さないたずらな妖精、という存在のイメージだったんだなあというのがわかって面白かったです。
この他、タンペレのムーミン谷博物館からの人形展示などもありました。そういやタンペレではちょうど5/1,2にLotRシンフォニーやってるんでしたが、それ観にタンペレに行ってもちょうど日本に展示物かなり来ちゃってたんだなあ。ま、行く予定なかったですけど・・・
そうそう、谷口千枝さんという方が、ムーミンの挿絵を粘土で半立体化したものを作り、トーベ・ヤンソンに送ったところ喜ばれて、その後ムーミン谷博物館に寄贈された、というものも展示されてました。
海の中の場面など、海草に本物の小さな貝が貼り付けてあったりして感動しました。
この谷口千枝さんの人形?を喜んだトーベ・ヤンソンが谷口さんに送った手紙に、とってもかわいいムーミンのキャラクターたちをあしらったリースが描かれていたそうで、その手紙も展示されていました! このイラストにはちょっと感動。
トーベ・ヤンソンはリースを描くのが好きだったそうで、こういうデザインのセンスにはやっぱりプロの画家だな、と思います。

で、ミュージアムショップにはグッズ満載(笑)少ししか買わなかったつもりが結構な散財に・・・
一番気に入ったのは、先に書いた谷口千枝さんへの手紙に描かれていたリースのイラストが入ったタイルでしたね。
いや、ポストカードとか、せめてパッチワーク用の布地とかだったら良かったんですが、なぜかタイルしかなかったので・・・(汗)
手芸用のテープの柄とかすごくかわいかったのですが、何も作る予定ないだろ・・・と思いとどまったりとか、色々と心惹かれるグッズがありましたね~
そうそう、ムーミン童話、普通の講談社文庫でも出ていることを知ってちょっとショック・・・全部青い鳥文庫で揃えちゃったよ・・・
てなわけで、色々と面白い展覧会でした。
コメント (2)
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URUGOME@目黒ブルースアレイ 09.4.27

2009年05月02日 | 音楽(主に日本のHR?)
3ヶ月ぶりのうるゴメに行ってきました。
バンドのテーマカクテルは「春ゴメ」ということで、桜リキュールの入った春らしいカクテルでした。
うるスポでは「春の思い出」ということでメンバーそれぞれの春の思い出を書いてました。
曲の方はいきなりSETSUNA、2曲目がVAMPIRE BLUEという異色の曲順でしたが、今回は他にもHeaven and HellとかSilhouetteとか、私が好きな曲が多かったので嬉しかったなー。
連休のはざまだったからか、客の入りは今ひとつで、MCなんかでも客席の反応が大人しいとか言われてましたが、ナルチョさんのMCはなんだか変なテンションで、私はツボに入ってしまって涙出るくらい笑いましたよ、なんか(笑)
MCじゃないんだけど、信夫さんが「脱げ~」とか言われて上に着てたシャツをカッコよく脱ぎ捨てた・・・はずが、袖が細くて、手袋とか腕に色々つけてたものがひっかかっちゃって袖が抜けなくて、上手く上着脱げない子供状態になってたのが一番笑いましたね~(笑)
で、MISUMIさんに手伝ってもらいつつようやく脱いだけど、「やっぱり寒い」とか言ってまた着ていたという・・・(笑)
杉原さんは相変わらずマイク置いてあるのに喋りも歌いもしないし・・・(笑)
信夫さんは久々に声の調子がちょっと悪かったのか、高音部が苦しそうでしたが、ハスキーな声がかえってセクシーでいい感じでした。軽々と声が出る時よりもちょっと調子悪い時の方が歌に気持ちが入ってて良かったりしますが、久々にそういうの聴いたなー。
今回はナルチョさんの客席乱入もありましたが、なんと椅子を下駄状態で引きずりながら歩くという新しい技が登場(笑)
そんなこんなで楽しいライヴでしたよ。
次回は5月24日ですが、その後の予定としては、11月の親分還暦記念で毎週ブルースアレイでやるライヴの第一弾がURUGOMEなのだとか。
そして、その前にも1回やるようなこと言ってました。いつかな~。
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