ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

ヨーヨー・マ&シルクロードアンサンブル

2008年04月23日 | 音楽(クラシックとか)
数年前好きになってから、コンサートやらないのかな・・・と思っていたのですが、ついに聴く機会を得ました!
ヨーヨー・マが特にすごく好きというのでもなく、「シルクロード紀行」も見ていなかったのですが、たまたま深夜NHK教育テレビでやっていたETV特集でやっていたドキュメンタリーがとても面白かったので・・・というのか好きになったきっかけでした。
ETV特集なかなか地味に名作が多いですよね。たっぷり時間をとって取材したものを結構長い時間やってくれるのがいいんですよね。宮本亜門氏の「太平洋序曲」ブロードウェー版のドキュメンタリーなんかもやってくれて、あれも良かったんですよね。(マイケル・リーはあんまり映ってなかったけど・・・)
普通のコンサートの他、「アクメット王子の冒険」という古いドイツアニメの音楽を生演奏する、というコンサートもあったのですが、普通のコンサートにしてみました。
席はC席にしたら、ステージ上手ななめ後ろのRA席になりました。斜め後ろからになるし、ステージの端は見切れてしまうのですが、結構ステージを近く見られて面白かったです。特に珍しい楽器が多いですから、演奏する様子が近くで見られるのは良かったです。金額にしては美味しい席だったかも。
そこそこ入ってましたが、ちらほら空席もありましたね。
実はCDが行方不明になってしまい(汗)全く予習というか復習しないで臨んだのですが、CDに入ってる曲はあまりやらなかったような・・・いや忘れてるだけかもしれないけど(汗)
「シルクロード紀行」のテーマ曲とかキャッチーな曲?はやらず、現代音楽っぽい(?)曲が主体でしたね。
最後の方は舞曲風で盛り上がってましたけど。
最初、ステージ中央の指揮台の上に絨毯が敷いてあって、あの上に座って演奏するのかなとは思ったんですが、実際ウードケマンチェをじゅうたんの上に座って床(この場合指揮台ですが)に置いて弾いていたので、ああやって弾く楽器なんだなあ・・・と面白かったです。
衣装はスーツの人からチャイナ服っぽい人、色物のシャツの人、ベストの人・・・と結構バラバラで面白かったです。各自好きなの着てるんでしょうかね。(その割にはチャイナ服の人多かったけど)
様々な音量の楽器のアンサンブルだからでしょうが、マイクとスピーカーを使っての演奏でしたね。まあ多分、ソロの時などの音量を調節していた程度だと思いますが・・・私の席はスピーカーが向いてなかった性もあってか、特に音に違和感はありませんでした。(たいして耳よくないからかも(汗))
しかし、スピーカーが向いてないせいで、セッティング換えの最中の解説があんまりよく聞こえなかったですが・・・
尺八担当の日本人の人が解説をしてました。遠目から観た感じ100%日本人ではなさそうな顔立ちでしたが・・・
ウードケマンチェや中国琵琶、中国笙など珍しい楽器の演奏を生で観られたのがやっぱり面白かったですね。中国笙は日本のものよりかなり大きいですよね? そして白地に金塗りなんて派手な色だったのがびっくりでした。
パーカッションも、チベットゴング(多分)とか出てきて面白かったです。弓で弾いてたりして、ああLotRシンフォニーでもやってたなあとか思ったりして。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの西洋の弦楽器も、いろんな弾き方ができるんだなあと感心してしまいました。ほとんどピチカートのみの曲もあったし。
でも逆に、民族楽器だとそんなに幅広い演奏法はできない部分もあると思うので、やはりこれらの弦楽器は完成度が高いんだなあと思ったりもしました。
コントラバスが琵琶のごとく弾いていたのがカッコ良かったですね。ジャズの演奏法にも通じるものがあるのかもしれませんが、なんかとっても東洋的に感じました。
逆に、ルーマニアの人が作ったちょっとチャールダーシュ風の舞曲を、琵琶がチャールダーシュ風に弾いてたりするのもカッコ良かったです。やっぱりクロスオーバーは楽しいです。
あ、笙の笛担当の人が確かロックシンガーでもあるとかで、CDの写真ではロン毛だったのに、すっかり髪も短くなってキャラが変わっていたのに時の流れを感じてしまいました(笑)最後には歌も披露してくれて嬉しかったなー。
5曲目の、ウードケマンチェの人が戦火で廃墟になってしまった故郷の町を思って作った曲は、悲しみと鬼気迫る感じの素晴らしい曲・・・だったのですが、途中意識を失ってしまいました(汗)モカドリンク飲んでたのに・・・
しかし、この曲の時は周囲でも舟漕いでる人続出でした・・・(汗)やはり平日夜のクラシック?は厳しいものが・・・
でも、念願?のシルクロードアンサンブルを生で聴けて嬉しかったです。
コメント
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