ぐらのにっき

主に趣味のことを好き勝手に書き綴っています。「指輪物語」とトールキンの著作に関してはネタバレの配慮を一切していません。

マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

2008年03月08日 | 映画
3/16公開映画第三弾で観てきました。
興行成績悪い順に行くとかいいながらこれが最後になったのは、地元のシネコンで吹き替えしかやってなかったからです・・・
最初にチラシで見た時から、「ナタリー・ポートマン出てるけどつまんなそうだな・・・」と思って、観に行くかどうか悩んだんですが、観に行ってみました。
観てみて、意外と大人向けに作ってあるかなーと思いました。子供には理解できないんじゃ・・・というところもありましたし。逆に、もっと単純で派手な展開を期待していた人には肩透かしだったかもしれませんね。
まあ、子供はあのおもちゃ屋の映像だけで楽しむのかもしれません。
主人公のモリー・マホーニーは、子供の頃は天才ピアニストと言われていたものの、今では演奏活動もせず、コンチェルトの作曲で活路を見いだそうとしながらも行き詰っている・・・という状態。
ナタリーは脚本を送られてすぐに出演を決めたそうですが、確かに彼女には共感しやすい設定かもしれませんね。って彼女が子役から抜け出すのに苦労したかどうか知りませんが・・・
モリーがなんであの店の支配人になったのかは描かれてませんでしたが、多分学生時代のアルバイトから支配人になったって感じでしょうか。
友達ができない不思議な少年エリックと、魔法を信じられないが故に不思議なできこどを全て見逃してしまう会計士ヘンリーとの交流など、ありがちで陳腐になりそうなところですが、意外と良かったです。
だいたいこの二人の設定自体ありがちなのですが、描き方がコミカルだったせいか、そんなに陳腐にならずに済んでいたと思います。
ただ、ラストがあっけなくてうーん、でした。結局「自分を信じればできる」という、本当に文字通りそのまんまだったのかい、というか・・・
マゴリアムさんがモリーにあげたキューブの役割もよくわかりませんでしたねえ。なんか唐突に動き出したという感じ・・・。強いて言えば、モリーやヘンリーが「信じる」手助けをしたということかもしれませんが、そうだとしたらあからさますぎかなという気もしたし・・・
まあ、最後があっけなかったので、登場人物たちの「結末」が描かれなかったのは良かったかな、とも思いましたが。エリックに友達ができるようになったりとか、ヘンリーとモリーがくっついちゃったりとか、そういうありきたりな結末になってなかったのは良かったかな、と思いました。
モリーがピアニストとしてその後どうなったのかも観客の想像にゆだねられていましたね。個人的には、あんな忙しそうな店やってたらピアニストとして活動なんて無理と思いますが・・・実際モリーも最初作曲に専念するために店やめようとしてたし(汗)
あ、おもちゃ屋の映像は見事でした。こういうの、さすがハリウッドだよなあ・・・邦画じゃ無理・・・
レゴの人形が自分たちで動いているところとか、セサミストリートの人形が自分で動いて店内で買い物してるところとか、なかなかかわいくて好きでした。
サントラは、感動的なシーンにさしかかると、「はいここから感動的ですよー」とばかりに音楽が盛り上がるので、なんか誘導されているような気分になるのが気になりました・・・(汗)

てなわけで、今年見た映画の順位。
1.エリザベス ゴールデン・エイジ / 2.スウィーニー・トッド / 3.転々 / 4.奈緒子 / 5.マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋
意外と悪くなかったものの、順当にこの順位で(汗)
コメント
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