不満だらけの雇用問題

今年も残すところあと３日だが、これを書かなければ気が済まない。
クリスマスどころではない、という失業者のニュースには、心が痛む。
寒空の中で越年する・・・雇用危機の中で、年が暮れようとしている。

半導体業界もミゾユウ？の大不況に陥っている・・・。
そして来年３月までに失職する非正規労働者が、全国で８５，０００人に上る見通しとか。
大量解雇に踏み切った企業へのシッペ返しは、どんな形で吹き出るのだろうか。

いずれにしても心当たりの企業は、シッペ返しが必ずある、と覚悟しておいた方がいい・・・。
日本の大企業も、偉そうに経営哲学を謳っているが・・・。
いざとなれば、意外と肝っ玉が小さく・・・労働者あっての企業ということも忘れている。

そしてまた、雇用規制緩和を断行した指揮官の責任は大きい。
労働者派遣法を改正し、雇用主責任を曖昧にした。
派遣の雇用主は派遣元で、派遣先には原則として雇用責任がない。

契約解除だけで派遣切りができ、いつまでも雇用は不安定。
政治の世界に、どれだけ政治献金をしたのだろうか。
人生いろいろ、雇用もいろいろ、そんな淡い語り口に踊らされて・・・。

いまや労働者の３人に１人は非正規。
余剰になれば、雇用を打ち切るという１００円ライター並みの処遇。
社会保険もないまま路頭に迷わすが、徴税だけは抜け目ない。

ところで、米国のオバマ次期政権は、３００万人の雇用創出という目標を打ち出したらしい。
向こうは、大統領就任前から頑張りを見せる！
一方、日本の指揮官と言えば、東京の私邸で静養とか・・・。
２７日から年末年始のお休みに入りマスた・・・良いね～。

「自宅でゆっくり考える時間と、本を読む時間を得たい」・・・だって。
なるほど、読めない漢字のお勉強か、はたまたマンガ文化に浸るということか。
百年に１度の危機と言った割には、百年に１度の仕事をしてくれなかった・・・。
渋谷のハローワークを訪問したらしいが、こんなのは雇用対策とは言わない。

ホテルのバーで悪酔いし過ぎたため、労働者を守る妙案は浮かばなかったということ？・・・。
こうして平成２０年は、静かに幕を閉じて・・・丑年の１月５日の国会では・・・。
「モ～ウ、チェンジ・チェンジ」でうるさくなりそう・・・。

皆さん、良いお年をお迎え下さい・・・。
私は、酔いお年にします・・・。