弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

不起訴審査の 十一面の 仏の顔も 三度ダメ

2008年03月16日 19時26分54秒 | 未分類
今日の東京新聞(中日新聞)サンデー版のテーマは「十一面観音像」。
「そのほんの一面を紹介します」とのことだが、なかなか勉強になった。
・頭に11面の例と、頭に10面+本面=11面とする例がある。
・11面は全部同じ相ではなく、それぞれ意味がある。
・都道府県分布では、滋賀が奈良に肩を並べるほど多い。等々。
この仏像は、検察審査会の委員が11人であることから、よくポスターに使われる。
間もなく施行される法改正で、検察官の不起訴処分に対し、起訴相当決議が2回繰り返されると、3回目の不起訴は許されず起訴が強制され、指定された弁護士が検察官役を担当することになった。
もう「仏の顔も3度まで」とはいかなくなる。