弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

「あなた、それでも裁判官?」と 妻に言われちゃ おしめえよ

2009年10月17日 00時03分39秒 | 裁判
ショッキングなタイトルの新刊が出た。
弁護士中村久瑠美著「あなた、それでも裁判官?」(暮しの手帖社)
本の帯には「裁判官の夫の暴力を乗り越え、離婚し、子育てをしながら弁護士となった-壮絶な自伝エッセイ」とある。
私にしては珍しく、一気に読み終えた。
問題の元夫の裁判官は仮名になっているが、出身大学と任官の年は明記され、初任地も容易に判明するように書かれている。
特定されてしまいそうだが、計算すると70歳に達するようだから、迷惑はかからないということかも知れない。
実は、中村先生とは弁護士時代に交渉の相手方となったことがある。
中村先生が法律に目覚めたのも、官舎で自由に好きな本を買わせてもらえず、夫の法律書を読みあさったことがきっかけだったという。
不思議な縁と運命を感じる。