きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

領空侵犯する中国機 

2012-12-15 11:35:54 | Weblog
領空侵犯する中国機        (2012-12.15.)

日本政府が尖閣諸島を地主から買い取って以来、中國公船が周辺の領海を繰り返し入り、領有権を主張する行動を取っていたが、今回航空機による領空侵犯は初めてである。

海の警察である海上保安庁が警戒する此れまでとは異なり、空の場合は軍事組織である自衛隊が侵入を防ぐ任務があり、今回も自衛隊機が緊急発進した、しかし、自衛隊機が到着した時点では、中国機は既に立ち去った後であったため、不測の事態は起きなかったが、今まで以上の危険な状態をはらんでいる。

2001年には中国海南島付近の公海上空で米軍偵察機に中國軍機が異常接近して接触、中国機が墜落する事故が思い起こされる。

今回中国側は、「尖閣を中國固有の領土」と主張し「空と海からの普通のパトロールだ」と言っている。尖閣諸島は日本が長年実効支配してきた経緯があり、日本の主張に何の変わりは有りません、今回中国の行動は、日本の総選挙を3日前に控え、中国の領有権問題を明確にしたいと言う思惑が有っての行動ではないかと思われる。

今回、中国機は低空飛行で飛来したため、自衛隊のレーダーで捕捉出来なかった。日本政府はこの点を、重視し監視体制の強化を検討していると言うことです。
(えびなたろう)


緊急点検で不良個所突出

2012-12-14 10:12:23 | Weblog
緊急点検で不良個所突出       (2012-12.14.)

中央自動車道笹子トンネルの天井崩落事故で下り線でも吊り金具のアンカーボルトの脱落やゆるみなどの不具合調査を行った所、670か所の不具合が発見され、同省も「安全と断定出来ない」としている。

事故前の検査では、異常なしと言う事で遣っていたが、今回の事故に遭遇して、下り線を検査し、不具合が突出した事に、今迄の検査体制に不備があった事を改めて露呈した事に成る。

まるで今迄の検査が、全く意味を成さない事で、根本的な面から再検討を行い、対応を全面見直す必要があるのではないでしょうか。
今迄の目視や打音検査では、不十分である事が明確になった以上、事故の事前に危険性を認識出来る検査方法にしなければ、成りません。

いまは、取り敢えず天井板の撤去作業が進められている様であるが、天井板が要らぬのなら最初から、付けない方が、費用の面からも節減できる事で、その面からも国土交通省は、今の我が国の状況を見据えて、実のある公費の投入を考えるべきである。

今度の衆議院選挙で再び自民党が優勢と聞くが、安倍自民党総裁は、再び建設国債を発効してでも、公共投資を遣ろうとしている、今迄の借金を返すどころか、更に増やす方向へ誘導しようとしている。過去半世紀自民党が作って来た1000兆円以上の借金を更に増やそうとしている。
借金まみれの日本これ以上赤字大国にする事だけは辞めて欲しいと願って居るのだが。
(えびなたろう)

北朝鮮のミサイル発射

2012-12-13 12:49:15 | Weblog
北朝鮮のミサイル発射        (2012-12.13.)

北朝鮮が「ミサイルを発射する」と警告して、予測の様に行かず。打ち上げの警告は更に1週間延ばされた。前回の打ち上げ失敗で、今回は、相当慎重に構えているのも窺えるが、情報によると、ミサイルが降ろされ、解体されているとの情報もあり、年内発射は無理なのかと思いきや、昨日急遽発射された様である。

これには、韓国も、日本も、アメリカも驚いており、中国も知らなかった様子である。北朝鮮にしてみれば、みんなが、後ろ向いている間に発射して驚かし、「ざまーみろ」と言ったところかも知れない。

しかし、考えてみれば、周りの先進国は早くから、長距離ミサイルの発射実験は卒業しており、置いてきぼりにされた、北朝鮮はそれに追いつこうと、今ごろ試験を遣っている事で、周りが、「遣ってはいけない」とか「平和を損なう蛮行だ」と言っても、北朝鮮にしてみれば聞く耳を持たないのも当然の事ではないでしょうか。

金正恩は、親父の後を継がされ、独裁国家の後を継いだのであるから、国威発揚のためにも、他国と水を空けられる訳には行かないと思っているのであろう。

回りの先進国から見れば子供の火遊び程度の悪戯と見て良いのではないでしょうか。核や、ミサイルと言ったものは、危険な兵器に繋がるものではあるが、何れは、科学の発展と共にどこの国も持つことが出来る程度の発展は来す物で、其れよりも、国連安全保障会議の中で、お互いの安全を尊重し合う話し合いの中に同席させ、協調させることが必用では無いでしょうか。

北朝鮮にしてみれば、国威発揚のためにもミサイルの発射ぐらいは、国民の前で、いい恰好をしたいのです。だから、「チャンとしたルールの中で遣りなさい」と言う事を教えてやれば良いのではないでしょうか。

拉致問題に付いても、少しは北朝鮮と話し合いが出来る状態になって来たと思ったのだが、此処へ来てミサイルを挙げたからといって、突き放す事は、無いのではないでしょうか。

お互いに重要性の問題意識が違うので、一方的な解釈だけを、前面に打ち出せば、話し合えるものも、話し合えなくなり、両者が不幸を強いられることに成るのである。

日本の北方領土の問題も、ロシアとは、話し合う絶好のチャンスも、お互いの認識度が違う事だけで、両者とも一歩も進める事が出来ないで居る。真に不幸な事ではないでしょうか。
(えびなたろう)

吊るし物をアンカーボルトで支えるのは無理

2012-12-12 11:50:22 | Weblog
吊るし物をアンカーボルトで支えるのは無理      (2012-12.12.)

山梨県大月市の中央自動車道・笹子トンネル事故で、米国の高速道路で06年に極めて似たトンネル天井板崩落事故が起き、独立行政法人が08年に調査文書を作成し国や高速道路各社に伝えて居た事が分かった。此れに対し国や中日本高速道路も把握していたが、その対策を取らなかった事を、専門家は批判している。

この種の事故は、本州と九州を結ぶ関門国道トンネルで07年に起き、その経緯を論文で把握している事が判明しており、道路管理者としての責任は厳しく問われる事に成りそうだ。

米国での事故は06年7月マサチューセッツ州ボストンでの事故で、トンネル最上部の内壁から吊るした鋼材で支える天井板(一枚約2トン)10枚が落下したと言う事故である。
原因は、内壁に穴をあけ流し込んだ樹脂接着剤で止めたアンカーボルトが天井板の重みに耐られず、抜け落ちたという物である。

この様な事故は、アンカーボルトの緩みが“即”抜け落ちると言う事故に直結しているだけに、天井板(約2トン)の様な重量物を吊り下げる構造には向かない様に思います。

チェック機能を十分に行っても、緩んだ時が“即”落下事故に結び付いている事が、目視は無論、打音検査にしても、全く意味を成さないのではないでしょうか。

従って、吊るし物に対しての強度をアンカーボルトの差し込みだけで支える工法は、向かないのではないでしょうか。
今後の問題を考える上では天井板重量を支える枠組みを飽く迄、地球の重力に抗した土台の上で受け、其れから吊るす金具で支える構造にしなければいけないのではないでしょうか。
(えびなたろう)

新しい政治を模索する選挙

2012-12-11 09:40:40 | Weblog
新しい政治を模索する選挙        (2012-12.11.)

自民党から民主党へ「政権交代」行われ、今迄の「政・官・業の癒着」と後を絶たない談合事件、其れに予算の無駄使い等々、官僚主導の政治システムには国民から嫌われ、民主党の唱える政治主導の政治が、国民受けして半世紀以上も続いた、自民党政権は民主党に交代したのである。

しかし、期待した民主党には、国家戦略局構想もうまく機能せず、いきなり官僚機構に対抗したため、官僚側も、対抗手段を考え、「指示待ち症候群」とも言う指示が無ければ何もしないと言うサボタージュで対抗した。鳩山政権は「コンクリートから人へ」の号令をかけて、政治主導を行おうとしたが、思う様に動かなかった。

菅内閣以降は、政策審査会が復活し、官僚頼みになり、政治主導は何時の間にか忘れられ、大型公共工事も次々復活した。

野田内閣に成ったころは、最早完全に官僚主導の元にもどり、今回のマニフェストでは「政と官が協働」した「新しい政治主導」と明確に書き込んでいる。

民主党が掲げている、政治主導は決して間違っているとは思わないが、最初から官僚を「排除」する遣り方では、官僚からの反発を買う事で、これが失敗の根本になって居る。従って、再び元の自民党政権に戻すのではなく、官僚と協調して遣る事を考える政治でなければ前へ進まないのではないかと思われる。

安倍内閣は、民主党を攻撃材料に今迄の失政を挙げているが、自民党に政権が戻っても昔の官僚主導ではなく国民本位の政治主導でなければなりません。其のためには政・官・業の癒着構造から、脱却し、談合事件や予算の無駄使いを、許す政治ではいけません。

その点が、国民の最も心配する所ではないかと思います。私は、石原氏が推進する、複式簿記制度を是非行って貰って、予算がどの様に使われているかを明確にし、国民にも分かる予算の有効利用をやることが必用であると思います。それと、中央主権を地方分権に移管する政治を遣ってもらいたいと、思います。
(えびなたろう)


笹子トンネルより深刻な老朽インフラ

2012-12-09 10:21:50 | Weblog
笹子トンネルより深刻な老朽インフラ        (2012-12.09.)

中央高速道路の上り線で、天井が崩落した事は、天井からの釣り金具が、わずか16ミリのアンカーボルトを埋め込み、それで保持していた事は、工事完成直後の強度では、十分であっても、地下水による膨張・凍結、更に腐食や振動等で経年劣化し、何れは抜け落ちる事故に遭遇する事は非常に高い可能性を持っている。地球の重力に抗して、重さ2.5トンの天井板を吊り支えて居る事は、当然の事故として厳重なチェックが必要である。

そのチェックが、目視だけに頼って、35年間、その間に「打温」チェックもやったと言うが、叩いて音質が変わる様では、既に緩んでいる事を示す物で、吊り金具としては既に用をなさない事であります。アンカーボルトと言う物は、其の上に積み重ねる構造物には、緩みを発見しても、直ちに締め直せば、其れで事故は防げるが、釣り金具としては、それで十分な予防処置では有りません。

しかも、その後の調査によると、同じような設計で、全国の高速道路で40本、国道で9本もあるとの事で、一斉点検は容易な事ではありません。

更に、総務省によると、耐用年数(50年)を越えた橋は、現在全国で8%で、20年後には
53%に成ると言われている。同じくトンネルは18%から46%になると言われている。
従って、これら老朽化による社会資本の維持・更新は必要な資金は今後急カーブで上昇して行くと予想される。

国土交通省では、「長寿命化修繕計画策定事業」を策定し、自治体による橋梁の点検・修繕作業を後押ししている。工事・修繕は、事故が起きてからするのではなく。事前に行うチェックが適正かどうかを検証し、先端技術を活用して、事故の起きる前に対処できる研究と対策を強く求めたいと思います。
(えびなたろう)

政治に金が掛かる理由は

2012-12-08 11:10:57 | Weblog
政治に金が掛かる理由は        (2012-12.08.)

「政治と金」の関係は、汚い関係として、受け取られて居るのも、「政冶=法律・ルールー」の関係を金の力で、解決しようとするものであるから、道理が通らず、人間の欲望(お金の力)で曲げられるからである。

政治にお金が掛かると言うのも、多分にその影響が有る事を物語っていると思う。
「政治家の仕事とはなんぞや」と問えば、「国家や社会の運営がスムースに行くためのルールを作る事である」と言う人と、「人間社会の、揉め事に関わり解決する事」と言う人もあり、大なり、小なり、示談屋的な仕事を指している。

それは、其れで良いのであるが、中には正常なルールを曲げて、ある特殊な団体や個人の利益だけに繋がる事を遣ってのける政治家もある。その様な政治家は、当然その団体や、個人から、何らかのお金や物を謝礼として貰う事に繋がっている。
その様な事から、「政治が金の力で」「金が政治のルールを曲げる」世の中を作るのである。

2009年日本の政界に「政権交代」が起こり、「クリーンな政治を」と「民主党政権」に変わった。その理由は、公共工事を利用した、「談合受注問題」「業者との贈収賄事件の問題」果ては、「政官業の癒着問題」が、その裏側に多くの「特殊法人」を作り「天下り」や「渡り」の問題等々が、白日の下に晒され、国民の怒りが遂に、政権交代を投票行動によって、意思表示したのである。

しかし、政権を委託された、民主党は、国民が思って居るほど、「クリーン」では無く、また政権を執ったのも初めての事で失政も重なって、党内は分裂し、今回改めて、衆議院の解散総選挙が行われる事になったのである。

その様な経過の中での今回選挙は、「俺が! 俺が!」の群雄割拠の中の選挙で、大小12の政党が乱立し大混戦の選挙である。

ゲバ評に寄れば、国民は迷って居る様だが、結局は、自民党が優勢だと言う事の様である。
私は、此れでは、今迄、政治改革を求めて、3年間無駄に時間を過ごしただけで、又もとの政官業の癒着政治に戻る事になり、「ガッカリ!」と言う感じを隠しきれない。

安倍総裁は、日銀に命じて建設国債を発効させ、財政赤字を増やし、公共工事を拡大する事を公約している。将に「先祖返り」を約束しているのである。
(えびなたろう)

自民党が優勢との情報

2012-12-07 07:08:40 | Weblog
自民党が優勢との情報        (2012-12.06.)

戦後60年に渡る政権維持の実績は、自民党にしか経験が有りませんが。だからと言って今回の選挙で、簡単に自民党を勝たせることは出来ない話です。

その理由は、09年に「政権交代」が民意に寄って、民主党に移った時の事を思い出して下さい。「何故、自民党から民主党に移ったのか」と言う原因を良く反省する事が必要で有ります。

当時自民党は、国民の老後の為の年金を、官僚に運用させ、増やせるのであれば良いが、無駄使いをする事に、歯止めが掛からない、杜撰な管理を許し、厚生年金制度の破たんに結びつくような事を、遣ったり、官僚OBの「天下り」や「渡り」等々遣りたい放題を許し、国民の未来への生活に不安を与えていたのである。

今でも忘れない、5000万件の年金受給の不明事件は、その後を受け継いだ民主党に尻拭いさせ、完全な結末を見たのかが明確になって居ないままだ。

国の財政赤字も、世界一で累積国債発行高は1000兆円を超えて居る。何とか財政立て直しをと、民主党の野田政権は、消費税増税を政治生命を賭けて、何とか勝ち得た所である。

今回自民党が勝利を得ても、この様な経過の反省の上に立って、官僚支配の政治から脱却する事を約束して貰わなければ、野田総理の言う通り、単なる「先祖がえり」と言う事に成る。

総裁に帰り咲いた、安倍総裁も、其の事を強く反省する事を、期待して私も、わざわざ、総理を経験した安倍さんを再度支援したのである。

しかし、総裁に成るや、「デフレ対策」と称して、「建設国債を日銀に買わせる」とか、公共工事を大量に行うとか、更なる国債の大量発行に繋がる事を述べている。私の思惑と大きく違うので、「安倍さん大丈夫か??」の疑いが口を突いて出てくる。

もし、自民が勝利して、安倍さんが総理に成ったら、その点を昔の自民党と違うところを明確にして貰わないと、改革どころか改悪になってしまうと思います。
(えびなたろう)

先ずは不平等の改革から。

2012-12-05 07:22:52 | Weblog
先ずは不平等の改革から。           (2012-12.05.)

衆議院選挙の公示が始まった。今回は12の政党が入り乱れての戦いだ。出来もしない事を書きならべて、有権者の気を誘う候補者の手段は、無責任で、なにはともあれ、当選すれば、4年間の、生活には困らない、と思っている候補者で、は無いでしょうか。

この様な候補は最初から、選ばない事です。其のためには其の候補者の、あらゆる、情報を収集する事が必要です。候補者の側から、情報を出さない人もいますが、それは情報を知られては困る候補者で、その様な人も、選ばない事です。

やはり、何と言っても、今迄の実績がその候補者の信頼を証明する事に成るでしょう。色んな政党が有りますが、どの政党も候補者を集め、マニフェスト(政治公約)も市民受けする事だけを考えて吹聴する候補者は落ち着かない行動を視ればわかります。

私の、最も嫌う候補者は、考えている事に一貫性が無い事です。それは自分に一貫した考えが無いからで、今回その様な人は、自分が属してる政党では当選しない事を恐れて、当選しそうな政党へ移籍をする人です。今回も民主党を見限って離党する人が多く見られます。しかも、政策が全く反対側の政党に鞍替えする人は、一貫した信念が無い証拠です。

この様な人に絶対に投票すべきではないでしょう。政治は、人気の投票では有りません、国会議員であるから、国の政治を、どの方向に持ってゆくかの選挙ですから、その点を良く考えて投票しましょう。

そう言う私も迷っていますが、先ずは、この国に不平等を許す制度がある限り、絶対に改革する必要があります。その不平等を許している制度は税金に対してです。

「とー・ごー・さん・ぴん」=「10・5・3・1」という言葉をしりませんか。これは税金の「捕捉率」です、本来ならば全国民が100%の税金を納めるのが当たり前ですが、100%の納税は「サラリマン」だけで、あとは(50%・30%・10%)(ごー・さん・ぴん)と脱税しているのです。

これを防ぐためには、「マイ・ナンバー」制度が必要で、この制度が無い国は日本だけです。各政党とも、「やろう」とは言って居ますが、遣る気が有りません。其れと国の会計制度です。複式簿記を実施する政党に投票をおすすめします。それは、税金を公平に集め、効率よく使うためです。
(えびなたろう)

トンネルの天井は落ちるべくして落ちる構造だ

2012-12-03 11:01:50 | Weblog
トンネルの天井は落ちるべくして落ちる構造だ       (2012-12.03.)

2日午前8時ごろ、山梨県大月市笹子町の中央自動車道・笹子トンネル(約4,7キロ)のコンクリート製の天井板が約110メートルにわたり崩落した。

この事故で、通過中の車3台(乗用車・トラック・ワゴン車)が天井板の下敷きになり一時火災の発生もあって、6人程度が下敷きになって居ると言う事である。

事故の起きたのは、笹子トンネル、大月側から1.7キロの地点で、天井板は幅5メートル奥行1.2メートル厚さ8~9センチ重さ1.2~1.4トンで上部の空間は喚起のためのダクトになって居て、左右の仕切りの壁板とも約270枚が崩落したと言う事である。

天井の構造はトンネル中央部の最上部から延びる釣り金具(長さ5.3メートル)で1.2メートル間隔で固定されており、これにより天井板が保持される様になって居る。
問題点は、この釣り金具であるが、トンネル最上部に穴をあけアンカーボルトで、固定して吊っている。当然吊る為の保持力は、天井板の重さを考えて、安全性は十分取っていると思われるが、経過年数が、35年間と聞く、その間一度も取り替えて居ないと言うから、相当な経年劣化が有るものと思われるのは当然である。

中日本高速道路会社の説明では、点検は年1回の定期点検と5~10年ごとの詳細点検を実施しており、最近では9月に詳細点検をし「異常なし」だったと言う。

詳細点検とはどの様な事をするのか、天井のダクト内に入って点検するのかと思いきや、双眼鏡によを目視検査だと言う。これでは全く分からないのは、当然で、35年も経てばアンガーボルトは緩み、金具は錆びる事も考えられる、特にその釣り金具に全ての重力が掛かる構造では、経年劣化来れば崩落するのは当たり前の事である。国土交通省にも相当な技官が居そうなものだが、この様な構造を許していた事にも大きな責任があると思います。

トンネル天井の釣り金具は、アンカーボルトで留めるのではなく、トンネルの左右の点と最上部の点を結んだ、三角形の枠を作りその枠を1.2メートル間隔に取り付け、それで天井板を保持する構造にしなければ、とても危なくてその下は通れません。

日本の高速道路のトンネルは同じ構造になって居るものが他にも沢山あると言われている。早急に手直しする事が必要で、明日にも何処かの天井が落ちるかもしれない事を思えば何を置いても急いで遣って欲しいと思います。
(えびなたろう)