きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

政治に金が掛かる理由は

2012-12-08 11:10:57 | Weblog
政治に金が掛かる理由は        (2012-12.08.)

「政治と金」の関係は、汚い関係として、受け取られて居るのも、「政冶=法律・ルールー」の関係を金の力で、解決しようとするものであるから、道理が通らず、人間の欲望(お金の力)で曲げられるからである。

政治にお金が掛かると言うのも、多分にその影響が有る事を物語っていると思う。
「政治家の仕事とはなんぞや」と問えば、「国家や社会の運営がスムースに行くためのルールを作る事である」と言う人と、「人間社会の、揉め事に関わり解決する事」と言う人もあり、大なり、小なり、示談屋的な仕事を指している。

それは、其れで良いのであるが、中には正常なルールを曲げて、ある特殊な団体や個人の利益だけに繋がる事を遣ってのける政治家もある。その様な政治家は、当然その団体や、個人から、何らかのお金や物を謝礼として貰う事に繋がっている。
その様な事から、「政治が金の力で」「金が政治のルールを曲げる」世の中を作るのである。

2009年日本の政界に「政権交代」が起こり、「クリーンな政治を」と「民主党政権」に変わった。その理由は、公共工事を利用した、「談合受注問題」「業者との贈収賄事件の問題」果ては、「政官業の癒着問題」が、その裏側に多くの「特殊法人」を作り「天下り」や「渡り」の問題等々が、白日の下に晒され、国民の怒りが遂に、政権交代を投票行動によって、意思表示したのである。

しかし、政権を委託された、民主党は、国民が思って居るほど、「クリーン」では無く、また政権を執ったのも初めての事で失政も重なって、党内は分裂し、今回改めて、衆議院の解散総選挙が行われる事になったのである。

その様な経過の中での今回選挙は、「俺が! 俺が!」の群雄割拠の中の選挙で、大小12の政党が乱立し大混戦の選挙である。

ゲバ評に寄れば、国民は迷って居る様だが、結局は、自民党が優勢だと言う事の様である。
私は、此れでは、今迄、政治改革を求めて、3年間無駄に時間を過ごしただけで、又もとの政官業の癒着政治に戻る事になり、「ガッカリ!」と言う感じを隠しきれない。

安倍総裁は、日銀に命じて建設国債を発効させ、財政赤字を増やし、公共工事を拡大する事を公約している。将に「先祖返り」を約束しているのである。
(えびなたろう)