きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

11政党の党首討論

2012-12-01 12:26:31 | Weblog
11政党の党首討論          (2012-12.01.)

今回の衆議院選挙は、民主党の 任期満了の選挙では無い。自民党の60年にも及ぶ政権のマンネリ化にあき疲れ、2009年に国民が政権交代の意思を明確にした投票行動によって、民主党に政権交代したのである。

しかし、民主党は初めての政権であり、また、出来もしない背伸びした「マニフェスト」をかかげて居たので財源不足が、たたって、途中で、公約を変更しなくては、ならなくなり、其のために、野に下った自民党は、公約違反を追及し、政権奪還を目指して、あらゆる批判を浴びせかけ、来年度予算に絶対必要な赤字国債発行の公債法の審議を拒否し、其れと引き換えに「衆議院の解散」を要求したのである。

困り果てた野田政権は、政治の停滞を恐れて、取り敢えず必要な政策だけの“法案通過”を取引の条件にして解散を承諾したのである。

暮れに押し詰まっての解散に、各政党は無論、国民も「一体この国の政治は如何なっているのか」戸惑う結果に成った。与党民主党内では、此のままで選挙を遣る事は当選出来ないと見た党員たちは、離党するものも多く、また、新党を結成するものも居て、今回の選挙は、今までにない混戦模様の選挙に成り、何を持って選ぶ選挙か戸惑っているのが実態だ。

昨日11政党の党首が討論会を行い夫々に国民受けする項目を並べて訴えを続けた。解散にまで、追い込んだ自民党は安倍総裁に変わり、解散を勝ち得ただけに何を政策に掲げるのかが、国民の注目する所であるが、安倍氏の遣ることは、当面のデフレ対策として、建設国債の100%を日銀に買わせ、巨額の公共投資を遣る事をかかげている。

此れには、民主党の野田総理は、自民党の「先祖返り」と痛烈な批判を浴びせ、単なる資金のばら撒きで、更に財政悪化に拍車を掛ける事に成ると言われている。エネルギー戦略に付いても「10年以内に電源構成のベストミックスを確立」と言い、原発の稼働に付いては、軽々には言わないと明確にはしていない。

「日本維新の会」の石原慎太郎代表も原発に付いては「30年までにフェードアウトする」と言い方を変えた表現になって居る、此れも橋下氏との連携話で表現が変わったものと思う。
「日本未来の党」の嘉田由紀子知事は、小沢一郎氏の率いた「国民の生活が第一」と合流する事に成り、小沢氏の力を使う事を述べている。
各政党党首は、夫々に自分なりの政策を述べているが、果たして有権者の考えがそれにマッチするか如何かは投票結果を視なければ解らない、投票後の方が動きはもっと活発にのるのっではないかと思う。
(えびなたろう)