きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

新しい政治を模索する選挙

2012-12-11 09:40:40 | Weblog
新しい政治を模索する選挙        (2012-12.11.)

自民党から民主党へ「政権交代」行われ、今迄の「政・官・業の癒着」と後を絶たない談合事件、其れに予算の無駄使い等々、官僚主導の政治システムには国民から嫌われ、民主党の唱える政治主導の政治が、国民受けして半世紀以上も続いた、自民党政権は民主党に交代したのである。

しかし、期待した民主党には、国家戦略局構想もうまく機能せず、いきなり官僚機構に対抗したため、官僚側も、対抗手段を考え、「指示待ち症候群」とも言う指示が無ければ何もしないと言うサボタージュで対抗した。鳩山政権は「コンクリートから人へ」の号令をかけて、政治主導を行おうとしたが、思う様に動かなかった。

菅内閣以降は、政策審査会が復活し、官僚頼みになり、政治主導は何時の間にか忘れられ、大型公共工事も次々復活した。

野田内閣に成ったころは、最早完全に官僚主導の元にもどり、今回のマニフェストでは「政と官が協働」した「新しい政治主導」と明確に書き込んでいる。

民主党が掲げている、政治主導は決して間違っているとは思わないが、最初から官僚を「排除」する遣り方では、官僚からの反発を買う事で、これが失敗の根本になって居る。従って、再び元の自民党政権に戻すのではなく、官僚と協調して遣る事を考える政治でなければ前へ進まないのではないかと思われる。

安倍内閣は、民主党を攻撃材料に今迄の失政を挙げているが、自民党に政権が戻っても昔の官僚主導ではなく国民本位の政治主導でなければなりません。其のためには政・官・業の癒着構造から、脱却し、談合事件や予算の無駄使いを、許す政治ではいけません。

その点が、国民の最も心配する所ではないかと思います。私は、石原氏が推進する、複式簿記制度を是非行って貰って、予算がどの様に使われているかを明確にし、国民にも分かる予算の有効利用をやることが必用であると思います。それと、中央主権を地方分権に移管する政治を遣ってもらいたいと、思います。
(えびなたろう)