きまぐれ発言

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第71代の“横綱”誕生

2014-03-27 11:28:00 | Weblog
第71代の“横綱”誕生      (2014-03.27.)

大相撲春場所で初優勝した大関・鶴竜(28)=モンゴル出身井筒部屋=が26日、第71代横綱に昇進した。日本相撲協会が大阪市内で理事会と大相撲夏場所(5月11日初日、東京両国国技館)の番組編成会議を開き、満場一致で昇進を決定した。

鶴竜は26日午前9時20分過ぎ大阪天王寺の「法岩寺」で協会から派遣される八角理事と湊審判委員を伝達式に迎え、正式に横綱昇進を伝えられると鶴竜は「横綱の名を汚さぬよう一生懸命に努力します」と堂々とした口ぶりで口上を述べた。

入門以来12年間指導して来た井筒親方は「稽古はウソをつかない」としみじみ振り返りながら、新横綱を褒め讃えた。

鶴竜の横綱昇進を審議した横審の会議はわずか11分で終わり、品格、力量共に問題なしと即断したからだ。横審の内規では、「大関で、2場所連続優勝か、此れに準ずる成績」と言う事で、“稀勢の里”は2度も綱取りに挑んだが、ここ一番と言うところで、勝を逃している。鶴竜が同じ大関から一歩先に踏み出した事は、モンゴル出身力士の意気込みを最も良く表して居る。

春場所で新入幕ながら勝ち越した“照ノ富士”(22歳)、それに所要2場所で新十両に昇進した“逸ノ城”などもモンゴル勢で、将来の期待が掛けられている。

鶴竜は此の所、体重が増え、それが立ち合い時に、相手への圧力が増している。そして相手のバランスを崩す「いなし」のタイミングが良く、彼の得意技だ。今後も更に何処まで勝を伸ばすか、期待する所である。
(えびなたろう)