きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

ウクライナの政変

2014-03-04 12:37:17 | Weblog
ウクライナの政変     (2014-03.04.)

ウクライナの政変は、その原因が良く解らない、“ロシア系”と“EU系”が権力闘争をしている事は承知しているが、一般住民を巻き込んだ人権問題ではない様だ。それだけに解らないのかも知れない。

元々は、昔のロシア連邦だったウクライナが独立したのだ。人口4500万人で日本との関係では穀物の輸出国で、日本は其れを輸入し、日本からは自動車などを輸出していた、と言う関係である。

従って、最近はやりの、人権問題を起こしている、独裁国家での革命抗争とは異なり、両派系の権力闘争の様なものである。

この様な闘争には両者の利権が絡み一概のどちらかの見方には成りにくい部分がある。

今朝のマスコミ報道によれば、ロシアのプーチン大統領がウクライナのクリミヤ半島へ軍事介入をしたと報道し国家主権を侵害する武力行使は国際法違反である。と報道している。プーチン大統領にすれば、昔ロシアの勢力圏で、ロシア系住民も多いから、其れを保護すると言う名目で、介入したと言う。

6月には首脳会議(G8)サミットをロシア南部のソチで行われる予定だが関係各国がロシアの軍事介入を批判している。

日本とロシアの関係は、冬季五輪に参加し、また、北方領土問題で今年こそ和解しようと意気込んでいるだけに、プーチン大統領とは正面切って反発したくないのである。

しかし、G8サミットの一員として、日本も一言、言わなくてはならず「領土主権の帰属問題を武力で思い通りにしないと言う国際法の原則に立ち、軍事介入をやめるべきだ」とマスコミ報道は、その程度を表明すべきだと紹介している。
(えびなたろう)