きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

日に日にエスカレートする日中関係

2010-09-22 10:26:14 | Weblog
日に日にエスカレートする日中関係       (010.09.22.)

中国漁船の船長逮捕から、中国国内の反日運動はエスカレートし、日中間で有効交流のイベントが次々と中止が報じられている。日本から見れば、中国の大国意識が力にまかせて横車を押している、と言う感覚で、石原東京都知事も「やくざの遣る事だ、あんな不愉快な国に、全く行きたいとは思わない、行きません」とまで言っている。

私も、温家宝首相に象徴される日中友好関係は、過去から、余り良くは無かったが、お互いが何時までも反発しあっても仕方がないと、「戦略的互恵関係」と言う考え方で、お互いに難しい、問題については、触れない様にし、「後日時間をかけて、話し合いましょう」と言う姿勢で、居たが、此処へ来て、猛烈な反日姿勢を示している事に理解できない疑問を感じていたのである。

しかし、本日中国外務省の副報道官の発表が「中国漁船が釣魚島付近で正常操業中、日本の巡視船多数に囲まれ、追跡され、妨害され、ぶつけられ、損害を受けた」と発表している。
この発表だけを聞くと、確かに、日本の巡視船が、問題のある釣魚島付近ではあるが、強行な行動で漁船にぶつかり、船長を逮捕したかに聞こえる。

中国が報道した内容は、多聞に、釈放した漁船員から聴取した一方的情報を基に発表していると思うが、日本では、明らかに漁船が巡視船側へ舵を切り急角度でぶつかっている状況がヴィデオで、流されている。其の状況は、巡視船からぶつかったものでは有りません。

今回の両国の見解は、ヴィデオで、現状を見たうえで、「戦略的互恵関係」の精神に立ち返り、話し合うことが必要ではないでしょうか。

両国は、元々良くない感情関係の中で、起こした事件で、現状認識が夫々、違った状況の中で、両方が反発しあっていては、ますますエスカレートするばかりです。

折角の、上海万博の最中に、両国、国民が楽しみにしていたイベントが次々中止されることは、全く無意味な「馬鹿げた事」と言わざるを得ません。

アメリカでの両国首脳が会談するチャンスを期待していたが、「会談はやらない」と言う話であると聞く。

両国の首脳が会って話をする様な大した問題ではないかも知れないが、事前に閣僚級でも、ヴィデオを見ながら、話し合っては如何なものでしょうか。

仙谷官房長官は、「捜査が決着していない時に証拠をオープンにすることは原則として有り得ない」と言っている。硬い事言わずに現状のヴィウデオを中国幹部あてに特別に送って、話し合いを申し入れる事が、必要である。
(えびなたろう)