きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「挙党一致」の意味をまちがえているのでは

2010-09-16 07:48:07 | Weblog
「挙党一致」の意味をまちがえているのでは     (010.09.16.)

民主主義の基本は、公正な選挙で得た結果を尊重して、決まったことに、全員が協力・協調する事が「挙党一致」と言われることなのである。

民主党代表選挙は、「小沢氏」対「菅氏」の政治姿勢が真っ向から違い、どちらにするのかが争われる二者択一の選挙であった。

その結果、「菅氏」の圧倒的勝利になったからには、「菅氏」の姿勢に全員が協力・協調する事が「挙党一致」の考え方である。

「足して2で割る」事が挙党一致の考え方ではありません。一つの意見に纏め、纏めた意見に全員が一致協力する事が、「挙党一致」の考え方で、纏める方法が選挙で決める事なので、民主主義の基本的考え方である。

この考え方を履き違えて、菅内閣の重要人事に、両者のバランスを考えた人事が行なわれ様としている。「何の為に選挙を遣ったのか、」と言わざるを得ない。

鳩山元総理が仲介に入って調停をしたが、話し合いが付かなかったのは、何が原因であったのか。其の原因は「小沢さんの主張が『官房長官と幹事長の人事を変えろ』と言っている」と言う事で、それを菅氏が拒否したから話し合いが付かず選挙になったのである。

今になって、幹事長を小沢派の筆頭である輿石氏にするということは、何の為の選挙であったのか、その様な妥協が出来るのなら、なぜ最初に話し合いが付かなかったのかが問われる。

国民の世論は、菅氏の「脱小沢」を貫いた考えに賛同し、そのために勝利を納めた代表選挙であったので、此れでは何のために選挙をしたのか、国民からは相当な反発があるのではないでしょうか。

小沢氏は、選挙に、政治生命と一命をかけると言っていた、負けた現在は全く「死に体」でなければならない、それが又、「一兵卒として働きたい」と言っている。何と言う国民を馬鹿にした物言いであろうか、呆れるばかりである。

鳩山・小沢の両人は少なくとも5年間ぐらい政界から離れている方が国のために成ると思います。
(えびなたろう)