きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

悪い事をすれば罰は当たりまえ

2010-09-09 10:28:42 | Weblog
悪い事をすれば罰は当たりまえ       (010.09.09.)

鈴木宗男議員が受託収賄罪で懲役2年追徴金1100万円の判決に1審2審とも上告していたが最高裁で、上告棄却の決定により判決通り刑が確定した。

鈴木氏は、1)北海道・沖縄開発庁長官だった当時、「島田建設」から開発局発注工事に絡む依頼を受けて600万円を受領(受託収賄)、2)違法伐採で林野庁から処分を受けていた「やまりん社」に随意契約で受注出来るよう働きかけ500万円を受領(あっせん収賄)、3)資金管理団体「21世紀政策研究会」の政治資金報告書に自宅購入の支出を記入せず(政治資金規正法違反)4)衆議院予算委員会での承認喚問で虚偽証言を行なった(議員証言法違反)の四つの罪に問われている。

鈴木氏は、職務権限を利用して、職員に対する指導の名目で、契約相手の業者を事実上決定するよう働きかけたり、わいろの受領を否定したりして、全面無罪を主張していたが、最高裁の小法廷では5人の裁判官の全員一致の意見で「上告理由に当たらない」という事で棄却されたのである。

鈴木氏はそれでも「“わいろ”を頂いた事実はございません」と言い続け検察を「国策捜査だ」と批判し、」「真実を死ぬまで発信」と主張し続けている。

彼の主張する「わいろ」とは何を意味するのだろうか、単なる口利きに対する「謝礼」とか「車代」とかと解釈し、法律で言う「わいろ」ではないとでも主張しようとしているのではないだろうか。

「政治と金」の疑惑は、政治と言う権力に、少しでも影響する事によって受領するカネは「わいろ」と解釈されるもので、「献金」「謝礼」「車代」「わいろ」等々はみんな、紙一重の様なもので、政治家のお金に対する感覚を問われる大きな原因になっているところだ。

小沢前幹事長も鈴木氏とは話が合い、小沢派の重要な一員で、小沢氏が選挙で代表になれば、重要なポストが、鈴木氏に与えられると言う話もあるぐらいである。
どう見ても、「クリーン」なイメージのある政治家ではありません。

「悪い事をすれば罰は当たりまえ」で、「悪い事をしても政治力で(職務権限で)逃れる」事の出来る社会は絶対に許してはいけません。
(えびなたろう)