きまぐれ発言

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米トヨタ自動車の公聴会

2010-02-24 11:08:59 | Weblog
米トヨタ自動車の公聴会        (010.02.24)

トヨタ自動車のリコール問題で、アメリカ議会の公聴会が日本時間の今日午前にワシントンで行なわれる。

日本のトヨタと言えば国を代表する企業の一つで、其の品質や技術面からも世界的なレベルを誇っていたが、アクセルペタルが戻りにくい問題から、電子制御スロットルシステムに至る問題にまで、苦情が広がり、アメリカのマンハッタン連邦検察局からリコール関連書類を提出しろと言う召喚状を受けていて、そしてその公聴会が本日開かれる。

当初は、アメリカトヨタのレンツ社長が対応していたが、アメリカでの顧客から、対応の不十分と、トヨタ社自身の責任問題を含めて、本社の社長である豊田章男社長自身が出席することを要求される事になった。

アメリカを代表するGM始め大手自動車メーカーが軒並み縮小され、外国メーカーに押されている現状では、アメリカ国民としても面白くなく、多分に感情的な面も含めてトヨタが「槍玉に揚がったのではないか」と言う話もある。

しかし、現実にクレームの問題が事実起こっていると言うことに対しては、乗り物商売の自動車メーカーにとっては、安全第一を考える事は当然であるから、この対応には全社を挙げて取り組む姿勢を示すことは当然である。

アメリカの公聴会は、大変厳しいと言う下馬評である、と言うのも全米消費者の注目の中で行われるので、各議会議員にとっては、自分の活躍ぶりをアピールするチャンスと言うことで、何がどの様に飛び出すか分からないと言われている。

しかし、それに対応する世界のトヨタであるから、顧客に対して、先ずは安全第一の対策にトヨタ社の考え方(哲学)を明確にし、対応の不足や遅れに対しては明確に謝罪し、トヨタが顧客に対する誠意のある事を理解してもらうことが大切である。

国民感情的にも今は、マイナスのイメージを抱えながらの対応であるから、豊田社長も大変だと思うが、世界のトヨタには、この様な時期にも顧客に誠意を尽くした説明を行なえば、逆にトヨタ自動車と言う会社の良いアイデンティティーを植えつけるチャンスに成ると思うので、頑張って欲しいと思います。
(えびなたろう)