きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

安治川親方協会退職を撤回

2010-02-04 10:32:59 | Weblog
安治川親方協会退職を撤回       (010.02.04)

まだ、36歳の若さで、相撲協会から離れて、家族が暮らして行けるのかと心配していたが、周りの親方から、退職を思い止まるように言われ、退職を撤回したと言うことである。
しかし、其の裏側には、無記名投票と言う公平公正な投票方法を、協会が採用したのも、有権者の意思が最も尊重され、その意思によって、誰に投票しても良いと言う事なのである。従って、安治川親方も黙っていれば良かったのであるが、一門のなかで、「誰が造反したのか」と言う造反者探しをやったため、黙っていることも出来ずに名乗り出たのである。

この情報を知った監督官庁である、文部科学省は早速事実を確認する電話があったり、一般国民からも相撲協会へ、「なぜ安治川親方を解雇するのか」との抗議もあって、一門を代表する友綱親方から、退職を撤回する働きかけが本人にあった様である。

一応退職撤回と言うことになったが、この流れは、当然の事で、このまま安治川親方を退職させていれば一般の相撲ファンは相当な反発を強めることは明らかであります。

それぐらい、協会と一般ファンとの意識に違いがある事を、協会は認識しなければなりません。 朝青龍の問題も「示談書が出ているから何もなかったことにする」と言うことには出來ない筈だと思います。

造反者探しに対しても親方の中には、「理事選挙の反省で、反省することは良いことではないか」と言う人も居るという。
其の場合、「反省」とは何かと言うことが問題で、「誰が造反したのか」ではなく、「なぜ落選したのか」の反省でなくてはいけません。

自民党が先の選挙で大敗したのも、其の反省が、「なぜ多数の落選者が出たのかを」未だに、正確な反省が出来ていないから、何時まで経っても支持率が低迷しているのと全く同じである。

協会の未来や、国家前途のことを考えずに、自分たち一門や、自分たちの党利党略だけしか考えない所には有権者からの支持はありません。
(えびなたろう)