NAO日和

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「のぼうの城」

2012年11月20日 | 邦画

~この男の奇策、とんでもないッ!~

2011年   日本映画    (2012.11.02公開)
配給:東宝/アスミック・エース   上映時間:145分
監督:犬童一心 樋口真嗣
脚本:和田竜 小学館「のぼうの城」
VFXプロデューサー:大屋哲男
VFXスーパーバイザー:佐藤敦紀、ツジノミナミ
音楽:上野耕路
主題歌:エレファントカシマシ「ズレてる方がいい」(ユニバーサル シグマ)
出演:野村萬斎/榮倉奈々/成宮寛貴/山口智充 /上地雄輔/山田孝之
    平 岳大/西村雅彦/平泉 成/夏八木勲/中原丈雄/鈴木保奈美
    前田 吟/中尾明慶/尾野真千子/芦田愛菜/市村正親/佐藤浩市

<見どころ>
戦国末期、豊臣秀吉、石田三成勢の2万人の大軍に屈せず、たった500名の兵で抗戦、
勝利した実在の武将・成田長親の姿を描く時代劇。
『ゼロの焦点』の犬童一心と『隠し砦の三悪人』の樋口真嗣が異色のダブル監督に挑み、
第29回城戸賞を受賞した和田竜のオリジナル脚本を映像化。“のぼう様”と呼ばれた
ヒロイックな主人公を野村萬斎が熱演するほか、佐藤浩市、山口智充、成宮寛貴らが
城を守る侍大将を演じる。底知れぬ人気で人心を掌握した主人公の魅力や、
豊臣・石田軍による水攻めシーンなど、見どころ満載の歴史大作だ。


<ストーリー>
天下統一を目指す豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じるも、その中には
最後まで落ちなかった武州・忍城と呼ばれる支城があった。その城には領民から
でくのぼうをやゆした“のぼう様”と呼ばれ、誰も及ばぬ人気で人心を掌握する
成田長親(野村萬斎)という城代がいた。秀吉は20,000の軍勢で攻撃を開始するが、
将に求められる智も仁も勇もない、文字通りのでくのぼうのような男の長親は、
その40分の1の軍勢で迎え討とうとする。

<感想>
本当は2011年に公開予定だった映画ですが東日本大震災により1年延期となった作品。
 
冒頭、歴史でも有名な備中高松城での水攻めシーンがありますが、これが津波を
思い起こさせるんですよね・・・・。 だいぶ編集されたと聞いていますが、
それでもやはりあの災害がフラッシュバックしてしまいます。

 
戦いのシーンは、かなり見応えありました。ただ映画のキャッチコピーでいう
「奇策」というほどでもなかったのでは??実際に、戦いの細かい策を練っていたのは
佐藤浩市さん演じた正木丹波守利英でしたからねぇ。
 
野村萬斎さんは、ハマってましたねぇ。ひょうひょうとした感じがなんとも言えません。
私、ちょっと野村さんは苦手なのですが、この役は合ってると思いました。
ファンの方にはたまらない作品だったのではないでしょうか?

 
でも、個人的には、若き日の石田三成を演じた上地雄輔くんに拍手送りたいですね。
過去の作品には出てこなかった、青臭い三成を頑張って演じてたと思います。
現代風の顔立ちですが、時代劇もイケるんじゃない?今後が楽しみです。

郷土史で三成を学習してた幼いころ、この戦いのことは少しだけ聞きましたが
こういう経緯だったのか~と改めて驚いた次第。
三成はこうしてみると行政能力は長けていたのだが、本当に武運のない武将でしたね。
親友である大谷吉継に「お主には人望がない」と言われた三成でしたが
この戦いを見ると、成田長親との戦いの勝敗を決めたのはその人望の差にあった
わけなんですねぇ~ふむふむ。
確かに人望薄い三成でしたが、領民には慕われていたんですよ。
そして親友・大谷吉継とは、らい病を患った大谷が皆から腫れものに触る扱いを
されても、変わらず接したことで友情が深まっていくんですよね。

 
キャスティングの上手さが光った作品。
感動はありませんが、なかなかのエンターテイメントに仕上がった時代劇だと思います。

水攻め場面は観てて辛いけど・・・・。

点数:7点 (10点満点)


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6 コメント

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私も (mayumi)
2012-11-21 00:28:26
備中高松城の水攻めもだし、メインの物語 忍城の水攻めもだからねぇ...
観てて 気持ちよくはないョね。
何も調べず行った私も いけないのかも知れないけど、水攻めの話って
知ってたら 行かなかったかも。

> 上地雄輔くんに拍手...
同感。
上地くんの芝居 結構いいんですョ。
品川ヒロシが監督した『漫才ギャング』も、これとは全く違う役だけど、
なかなか良かったの。

萬斎さんは、あのくらい出来ちゃうのは 普通なので、
あまり驚きはなかったって言うか、意外性がないので 田楽踊りの場面も
私は まぁまぁだったかなぁ... って感じ。
やっぱり「奇策」を期待しちゃうものね。
ちょっと、はぐらかされた感じは否めませんョね。
思いの外 評判が良かったりするので、ちょっと不思議なんだけど。
mayumiさんへ (NAO)
2012-11-21 20:59:13
水攻めのシーン、冒頭からドーンとくるとは思わなかったので
あれには参りましたーー;
上地君の演技、いいですね。
彼、俳優としても、生き残っていけるかも!と思いました♪
「漫才ギャング」も、予告編でおお!と思ったのに
結局見に行けなかったので、残念。レンタルで借りて今度観ようと思います。

>萬斎さんは、あのくらい出来ちゃうのは 普通なので

ですよねぇ~。
田楽踊りも、あれが本職だし^^;
Unknown (tsujimoto)
2012-11-21 22:10:28
またまた、見に行きたいけど行けない映画です。
残念・・・

>上地雄輔
彼はどうしても「おバカ」のキャラが先行していますが、中々の役者ですよ。
何よりも「何にでもなれる」役者としては大きな魅力がありますね。
これからいい役について欲しいものです。
tsujimotoさんへ (NAO)
2012-11-21 23:38:18
やはり行けそうにないですか~。
ほんと、お忙しい毎日ですものね。

上地さん、鬘がよくお似合いでした。
時代劇にも、これからバンバンでてきてほしいですね~よかったです、本当に。^^
逆に成宮くん、やっぱ鬘似合わない~。^^;
奇策 (ふじき78)
2012-12-02 10:17:56
♪喜作は樹を切る

ゴホンゴホン

しまった。ツカミをしくじった。さて、奇策というほどではなかったですね。船に乗ってからもう一手二手あるのかと思ってしまったからかな。奇策とかではなく、水攻めで城内にどうしてもあがれない農民に自分の足を汚して入れるようにする描写とかが良かったです。そりゃあ、躊躇するよなあ、というのが分かって。
ふじき78さんへ (NAO)
2012-12-03 11:29:55
コメントありがとうございます♪

確かに奇策というほどじゃあなかったですよね。

>農民に自分の足を汚して入れるようにする描写とかが良かったです

そうですね^^
成田長親の性格の良さを表したシーンで良かった~と私も感じました。

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