時々子供が毎週見ているドラマ、「受験の神様」を私も一緒に見ているのですが
先日、ドラマのワンシーンで、私立中学受ける子供たちの会話がありました。
主人公の広が、国語の読解力がてんでだめで悩んでいると
「広は本を読まないからな」
「君たち、どんな本を読んでるの?」というやりとりで、けっこういろんな本があり
その中に重松清さんの作品がいくつか紹介されてました。
重松さんは、現代における家族の有様をとてもうまく表現される作家です。
「流星ワゴン」とか有名ですよね。
「くちぶえ番長」は、雑誌「小学四年生」に連載されたものに、書下ろしを加えた
文庫オリジナル作品。7月に発売された新刊。

子供向けに書かれてるので、とても読みやすく、大人にとっては懐かしい
子供時代が瞬時に思い起こされ、ほろ苦くせつな~く感じます。

転校生のマコトが実にかっこいい!

これはいじめっ子に読んでほしいです。いかにいじめるのはかっこ悪く
みっともないってことがね・・・。
そして、泣けます。

後半、もぅ目頭熱くなりっぱなしで、最後は大泣きでした。

いや~、重松さんにやられたって感じ。
登場人物それぞれに共感でき、本の世界にひき込まれていきました。
大人にも子供にもオススメの一冊です。

読む時は、ハンカチをお忘れなく!!

<追記>
本の内容一部、こちらで立ち読みできますよ。
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