忘れていた訳ではありませんが、久々のブックカバーチャレンジです♪
中学入学後も、しばらくは赤い本のシリーズを読み続けていました。オルコット『若草物語』のような少女向きのシリーズの中で、一冊だけ異質なものがありあした。ヘルマン・ヘッセ:著『車輪の下』 初めて読んだ時は、小学校卒業直前で、「へぇ~ 主人公の男の子は親や周囲のプレッシャーに負けたんだ…」くらいに思った この本の内容は、中学3年生になった頃、ひしひしと感じることになるのですが…。
世界の名作と呼ばれる文学作品に どっぷり浸かっていた私でしたが、中学2年生になった頃、ちょっとした変化が起こります。
変化その① 10代で作家デビューする人がちらほらと出てきた!
自分と同世代です。(少し上ではありますが)実際に読みましたが、高校生が主人公の『アイコ16歳』というタイトルだったっけ? 当時、結構話題になったと記憶しています。そんな10代で作家デビューした一人、新井素子さん♪ 彼女がきっかけで、それまで無縁だったSF物に手を出しました。自分でも童話から小説へ…書くものが変化した時期でもあります。
代表作は、『通りすがりのレイディ』
レディではなくて、レイディ。なんだか洒落てるなぁと思ったものです。
変化その② 書評に目を通すようになった!
福武書店の進研ゼミ、チャレンジをやっていました。無理矢理、親から塾へ入れられた時期も数か月だけありましたが、即退塾! 「塾なんかに通わせるくらいなら、エレクトーンをやらせてくれ!」と、まだ言っていました。それは叶わず、「勉強なら自分でやりたい」「添削指導は自分に合っている」という希望は叶えられた訳です。チャレンジには、投稿欄があり、書評も掲載されていました。レコードの紹介もありましたね。そんな時、一冊の本の紹介に釘付けになりました。
チャレンジに紹介されていたのは、
氷室冴子 著 『シンデレラ迷宮』
主人公は夢か現実か分からない世界へ迷い込みます。そこで出会うのは、かつて本の中で慕っていた人達。例えばジェーン・エア。「もう、ここへ迷い込んではいけない。現実の世界で頑張って!」
まさか…
もう、すでに書かれている⁉
実際に書店で購入し、読んでみると、予感が的中☆彡
『車輪の下』ではないですが、思春期にありがちな心の葛藤や現実逃避。しかし、単なる現実逃避ではなく、少女時代に親しんだ文学作品の中の少女たちが、心の拠り所となり、精神的に救ってくれる、そんなファンタジー物を書いている最中でした。
「もうすでに、書かれていたんだ…」
「そりゃそうだよね。中学生が思いつくこと。大人のプロの作家がすでに書いていて当然かぁ…」
その小説ノート。今も手元にあります。それこそ35年ぶりに読み返し、素直に面白いと思いました。瑞々しいなぁ、とも。続きが知りたい、とも。何とも残念です。10代だから書けたこと。最後まで書いていれば良かったなぁ~と。
当時のクラスメイトも、氷室冴子さんファンで、彼女の本について、よく話をしました。彼女のお気に入りは、『クララ白書』など学園ものでしたが、『シンデレラ迷宮』と、その続編、『シンデレラ・ミステリー』だけは、
「全く思いつかないことが書かれてあるよね!」
Yes, ともNo,とも言わずに曖昧な返事をしました。だって、あれこそ当時の自分が直面していた世界観だったのですから!
とにかく氷室冴子さん作品ばかり読んでいましたが、
変化その③ お小遣いが増えたこと! これも大きい! 1か月500円から1500円に増額したことで、本が買えるようになったのでした。当時は文庫本、360円くらい。
シンデレラ以外にも、自分の教え子にも紹介した本、
『なぎさボーイ』(面白かった!という感想、頂きました。良かった!)
『多恵子ガール』
あの時、渚くんは、こう思った。多恵子は(同じ場面で)こんなこと考えていたんだ。対になっているから、男女の心理状態の違いも確認できちゃったりして。かなり昔の本ですが、アマゾンでは今も発売されているようです。作家の氷室冴子さんは、50代という若さで、この世を去りました。
そして~
上記の2冊に感化され、生まれた現代の作品があります!
先に登場した私の教え子も剣道をしていたので、
「こんな内容の面白い本があるよ~読んでみる?」
というと、
「その本のタイトル、何ですか?」
「武士道シックスティーン セブンティーン」
「もう読みました。図書館で」
すでに読んでいるんかい!と驚きましたが、流石、読書家‼
長文になりつつある為、本日はここまでに致します。📚
ちなみにめぞん一刻も有ります。
全部‼
流石ですっ!👍
「おしまいの日」を読んでから、その後、しばらくの間、彼女の小説から遠ざかってしまって…
数年前だったか、エッセイを読んで、再び新しい作品も図書館で借りて読むようになりました~
でも、やっぱり初期の頃の作品の方が好きです。
爆笑問題田中さんもそうですが、校風が「自由の○○(学校名)」と言われるくらいだったので、個性的な方が多かったですね~!
同世代に負けた気がして、当時は読まなかったという偏屈者です😅
私が持っている本にサインしてほしい~
羨ましい~~~~!
いいなぁ~
爆笑問題の田中さんも!?
スター揃いの学校ですねぇ。
流石、東京は違うなぁ~
田舎の高校だったので💦