今朝は朝9時出勤。
8時出勤の方を私は好んでいる。
まだ、渋滞前だから。
今朝は 父が休みだったので、車で送ってくれた。
余裕をもって、一時間前に家を出ると、意外と今朝は すいていて、わずか25分で到着。
ゆ~っくり着替え、社員用休憩室でお茶を飲んだ。
実は、この時間帯に 前回、父に車で送ってもらった時には遅刻した。
その前も、遅刻した。
いずれも、7分、と5分。わずか?ではあるが、遅刻はいけない。
私は、準備できているのに、父は ゆっくりパンを食べていて余裕をもって家をでられなかった。
その結果、ものすごい渋滞に巻き込まれたのだ!!!
かたつむり か かめ のような進み具合に 相当 焦った。
バックから店に着いて更衣室へ向かう階段は、なんと、透明な客用ドアの真横なのである!
店前には、早起き鳥の客を筆頭に、今か、今かと、開店時間が来るのを待ちかまえているのが目に入った。
ここを駆け抜けるというのは、客に遅刻をアピールするような ものである。
店長はマイクを持って、時計に視線を落としている。
その真横を私が通った。
「すみませ~ん!!!」
店長は マイクに向かって叫んだ。
「開店5分前。5分前!まもなく開店します」
急いで着替えて、売り場に着いたとき、時計を見ると、9時7分。
つまり、7分の遅刻である。
さて、帰り・・・。
私は店長の元へ いそいそと歩いて行った。
「今朝は、7分遅刻して、申し訳ありませんでした。ここは、30分単位ですよね・・・」
すると、店長は言った。
「7分遅刻したら、7分残業してください。」
「えっ そんなんで、いいんですか?」
勤務表には、当然、9時30分と記入(この店は自己申請)するのだと、思っていた。
寛大な お言葉に、思わず 友達言葉が出てしまった
「遅刻は、本当は、いけません。でも、これ出したら、帰っていいよ。ありがとう。」
(ありがとう・・・ですって。遅刻したのに。)
任された仕事は、7分ではなく、3分で終了した。
しばらく、店長の 「ありがとう」のセリフがエコーしていた
そして、二度目の遅刻も 同じ理由。 矢木さんは、
「ちゃんと、時間内に着いてたじゃない。えっ? 着替えたら5分遅れた? 売り場へくるのがってこと? そんな5分くらい、かわいいもんよ。」
と、笑っていた。
帰りに、店長に謝る。
「今朝は、かなり込んでましたね。俺も 遅れた・・・あっ、俺は、遅刻はしてないよ。でも、確かに渋滞してた。」
この日は、残業はなし。
あれ以来、公共の乗り物を利用していたが、今朝は、父に送ってもらったのだ。最初から、
「早く、早く!」 と、お頼み申した。
遅刻より、ずっといいわ。
早く着いて、お茶する方が。
寛大な上司に感謝しつつ、今日も、仕事、がんばろうっと。
売り場へ行くと、昨日、南副店長が熱中していた 北海道フェアの売り場が出来上がっていた。バッチリである
でも、本人に、そう伝えるのは忘れてしもた。
まあ、いいかあ。
鈴木鈴子