開店前の一時間は、豆腐や納豆、うどんの品出しでバタバタ。
9時のオープンと同時に、今度は息付く間もなく、プラットホームには、定番商品の山、山、山。
これでもか、という程 トラックで商品が入荷されるさまに、最初は、ただ 圧倒されるばかりだった。これら商品を台車に積みかえ、売り場へ運ぶ。
今日は調味、乾物などが入荷。
曜日によって違うらしい。
何せ、何処に何が置いてあるのやら、商品を見ても、陳列棚が分からない。
探し出すだけでも一苦労。
その結果、あっち ウロウロ。こっち ウロウロ。
でも、スタッフは親切に、教えてくれる
「僕もよく、分からないけど・・・。」
と、言いながらも一緒に探してくれるのだ。
「助かります。ありがとうございます。」
お礼を言うと、にこにこして、すれ違うたびに
「何か、分からない物ある?」
と、逆に聞いてくれるのだ。
彼の名は高田さんという。中年。自称30代。
まあ、そういう事にしておこう。
お客さんも
「忙しいのに すまんなあ」
と言ったり、売り場案内をすると、何度も
「ありがとう」
と、頭を下げられたり。優しい人達ばかりで、幸せかも
まだ、売り場も把握できていないし、お客さんと一緒になって商品が何処にあるか探してる状態。
仕事に慣れるまでは、まだまだ緊張の連続だろうけど、明日も